ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

心配することが多すぎる

県立中央病院駐車場
屋上

いつも障害者のスペースに停める。
健康そうな、こんな大男が障害者のスペースに止めるのは、
心苦しいのだが…
なんと言っても長い距離を歩けない。
階段の段差が、足が上がらない。
仕方がないので、エレベーターの近く、
そして外来病棟から近いところへ車を停める。
そして、いそいそと、障害者駐車票を掲げる。

ところが今日は、満車である。どんどん空きスペースを探していたら屋上に来た
初めてである。それも三階屋上のもう一段上の三階半だ?
なにか、おかしいことが有る日なのだろうか…
ちょっとした変化で、不安と期待が交雑する小心者だ。

いつものことながら、新しいシステムになれるのは時間がかかる。
歳のせいか…
今までは診察カードの番号で呼ばれていたが…
今度は毎回番号が違う。なぜ、こんなシステムにしたのだ。
今までは「903番さ〜ん」と呼ばれれば本を読んでいてもすぐわかったが…
今度は、毎回呼ばれる番号が違う。
「今日は1953番だ。」「昨日は2865番だ」
毎回番号を覚えていないといけない。覚えるために本などよんでいられない。
よその人の番号まで気にしないといけない。
何回も番号で呼ばれて、そのうちに
「お名前でお呼びしまぁ〜す。桜リカちゃぁ〜ん」
なんて呼ばれた人が、腰の曲がったおばぁちゃんでは…
番号は、ちゃんと覚えておけよ!と言いたい。

以前、不法建築か何かでテレビで騒がれた同姓同名の容疑者名で呼ばれた、
待合室から一斉に白い目を浴び
どんな男が出てくるのかと皆に興味津々で見つめられた
”最初から、もっと大きな声で番号を呼べよ”
と寝ぼけまなこで、思ったものだ。
だから待合室でも気が抜けない。
おちおちと寝ていられない。これでは、どこで寝るのだ。
病院の待合室は、読書と睡眠補充の時間なのに…

そういえば以前「なぜ番号で呼ぶんだ!」とクレームを付けて新聞沙汰になり
自殺した県会議員がいた。
今回、県会議員に当選した友人がいる。
やつは番号を呼ばれても、周りの人のことお考えるタイプだから心配だ。
周りの人のことばかり考えて、自分のことは後回し、政治家のタイプではない。
大丈夫か?
心配することが多すぎる(泣)

しゃらくせー

中の橋のシンボル
発酵研究会

開店準備の次の展開が見えてきそうだが…
なかなかスムーズに行かない。
そんなときに気分転換でもないが、真面目な研究会に出てみる。
赤レンガ館のそばである。
暇だから早めに行ったが、一番最初だった。

発酵研究会の会長は、鷲の尾の若社長である。
「客が少ないので中央付近に…」と言う
なるほど、いっぱいになったら300は入るところに、20人だと言う
人集めは、いつも大変である。
有名人を呼ぶとか、ビジネスにすぐ役立つというなら、人も集まるだろうが…

今日のテーマは「ナトカリ食品」である。
発酵研究会でナトカリ食品?
要するに保存や漬物の発酵食品に塩で保存するのを
”減ナトリウム・増カリウムの塩”を利用しようと言う運動の団体の発表である。
ナトリウム摂取をへらすと血圧が下がり
カリウムの摂取を増やすと血圧が上がりにくくなる
だから結論として
塩分を1日10グラム以下にして(減ナトリウム)
野菜を300グラム以上食べることにしよう(増カリウム)
というのが今の状況にある
こんなのは絵に描いた餅だ!と言う主張である(すばらしい
塩を減らすと美味しくなくなる
野菜や果物を毎日300g以上などというのは(兎になれということか?)
豚にみたいに太った奴ばかりで、兎のようなすばしっこい奴は見当たらない

つまり塩味を残してナトリウムを減らし、
カリウムを増やす調味料(ヘルシオライト(塩)を使おうと言うことらしい




これは良いかもしれない。味にこだわっている。
減塩とはいえ、塩味が無い食品なんか食べられたものではない。
塩味を残しながら、カリウムのエグい味を出しゃばらないようにする。

塩というのは重要である。塩味のしない料理など、
菅義偉のいない安倍内閣のようなものである(?)

そんな話を聞いて第二部は、
岩手大学生が日本酒を作るというサークルの発表会である。
こちらのほうが興味があったが、「岩手大学」と言う酒を売っていた。と言う
その在庫が無くなりかけているので、作ろうという話らしい
若い人たちの日本酒離れは、顕著らしい
その原因を、はっきり掴んでいないという
自分たちのことだから、そのへんをきちんと把握して取り組まないと…
と思うのだが…
 小生が学生時代のころは、二級酒しかなかった。
九州の奴は焼酎を呑んでいたが、焼酎は労働者が呑むものだ。と言って嫌った。
そうなのだ!学生には日本酒、それも二級酒しかなかったが、
コンパで、バーテンのアルバイトをしていたおかげで、洋酒はたらふく呑んだ。
と言っても、トリスやハイニッカ、サントリーレッドなど安物ばかりだったが。
当時は、みな貧乏だった。
バイト代が入ったときだけ、行きつけのスナックで、
ハンバーグにオールドの水割りを呑んだのが至福の夜だった。
今の学生は、ワインやカクテルだという。
しゃらくせー!
と言えるのも年寄りのなせる技だろうか…

蕎麦刈り

魔子様の天ざる
入道のすじこそば

久しぶりの外食である。
食道癌で食道を切除、その縫い合わせた所が狭まり、胃に落ちていかない。
つまり食道に、ちいさな関所ができたようなものだ。
その関所に食べ物が滞留し喉まで詰まって、食べられないという状況に陥る。
それだけならいいが、食い意地が汚いから、目だけは食べたい。
つい一口、二口と食べ物をつまみ、押し込んでしまう。それが悲劇。
落ちていかないだけなら良いが、戻ってくる。
七転八倒しながらもどす、という羽目になる。
だから、ほとんど外食しない。宴会も不参加。それでえ〜んかい?(ダジャレ)
昔は、付き合いだけは、いい男だったが、今は付き合いも悪い男だ。
そのほかに、悪いところは根性や。顔。スタイルと、多々ある、(泣)

母の見舞いという名の散歩に行って、顔を見てくる
特養ホームのユニットと呼ばれる食堂でみんなでテレビを見ている母は
小生に面と向かって言う
「息子が見えない。どこへ行ったのかね」
以前は「息子だよ!」とか
「ここにいるよ!」とか言っていたが、最近は諦めた
「どこかに、出かけているんだよ。仕事で忙しいから…」といなす。
昔の話でもすれば良いのだが、それも、ほとんど覚えていない。
仕方がないので、要件だけ済ませて帰る
今回は、ご飯茶碗が欠けたという。

「どこかで昼食を…」と魔子様に言うと
「蕎麦」と、いつも言う
蕎麦しか知らないのか?
そして挙句の果てに「天ぷらそば」を注文する
暑ければ「天ざる」を…
冒険はしない。一途といえば、かっこいいが、それしか知らない。
こちとらは、蕎麦屋に入ったらモッキリを頼みたい
そしてアテは…と一生懸命に考える
魔子様は「蕎麦屋のメニューを眺めながら…
「はなまきって何?」「おかめは?」
「ちいさいころは、たぬき蕎麦しか食べたことがない」と言う
小生だって一緒だ。
近くの八百屋みたいな、なんでも屋で「玉うどん」を湯がき、自家製の汁だった
湯がいた蕎麦もあったが、好きではないから、ウドンだった。
そういえば中華そばも、始めた食べたのは中学生の頃だった。
近くにホルモン屋ができ、家族で初めて行って食べたのが中華そばだった。

久しぶりの蕎麦屋に魔子様はいつもの
「天ざる!」といい
小生は、探しに探して、今まで注文してない「「すじこ蕎麦!もっきり!」
着物姿の女給は「もっきりって?蕎麦前ですか?常温で…」と言った。

閉めたちいさな野菜畑では、手打ちそばをメニューにしていた。
そば粉は、山間部の蕎麦が香りが良いと言う
平場の蕎麦は、山間部の蕎麦にはかなわないと…
それが選べるのが岩手の蕎麦の良いところだったが…

そろそろ蕎麦刈の時期だ。香りのいい新蕎麦は、いつ頃になるのか…


オール電化の豊かな暮らし

5年前だろうか…
ある大手新聞の地域版のコラムを担当していたことが有る。
今頃だろうか…トランス故障で店が停電になったことが有る
そのときに書いた「コラム」が”没”になった。
多分、大手広告スポンサーである電力会社への忖度であろう。
下記は、そのときの原稿である。
関東でも、まだ自然が残っている千葉の房総
被災した施設の担当者や、若い人たちが「オール電化でどうしようもない」
と言っているのを聞いて思い出した。
自然は、想定外である。想定外にどう立ち向かうか?
エネルギーの多様性しかないと思うのだが、
原発再稼働が取り沙汰されるのでは…

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東日本大震災のときも大活躍した薪ストーブ。薪は間伐材である。

以下原稿〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

店が停電になった。
「トランスの故障で交換が必要」と言うことで、回復まで夕暮れ時の4時間、電気が通じない状況が続いた。冷蔵庫・冷凍庫はもちろん、照明もつかない。
唯一暖房だけは、薪ストーブによってようやく暖を取ることが出来た。
数日前にも近所で停電になった。
その家では、暖房も全て止まり、「寒くて困った。」と嘆いていた。
電力会社の対応も拙い点があったが、
修理に来た車には「HOT&GOODオール電化で豊かな暮らし」と書いてあった。
電気が止まるとほとんど生活が出来ない暮らしは、本当に豊かなのだろうか。
やはり生活防衛としてエネルギー源は、多様な方が良いようだ。

農家を回っていると納屋には大きな冷凍庫が大体おいてある。
ある農家の嫁は
「冷凍庫が二台もあり、祖母たちが何年前のイカも保存しているが、
 食べられる代物か?電気代がいくらかかるか…」
別の農家は
「孫が遊んで電源を落として、冷凍庫のものがすべてだめになってしまった」
という
冷凍保存が、万能のように思っているが、
タンパク質はマイナス70℃以下でないと変成してしまうと言う。
岩手は、厳しい寒さの冬が長い。
電気が無い時代は、多様な保存法があった。
塩蔵・乾燥・発酵・むろ等々、そして、その一つ一つに塩加減や、乾燥度合い、発酵菌の種類など、様々な智慧が活かされていた。
先人の技を見直し、化石燃料に頼らない、
地域資源のエネルギーによる暮らしが、いざというとき一番強いように思う。

枝豆味噌?

ある産直へ行った。産直と言って良いのか…
小生がやり始めてから
産直というジャンルが、ごちゃごちゃになった
なぜなら、田舎の郊外の産直なら
「なにか良いのあるかな?」「面白いものが…」
「安いものがあれば…」という期待で入るから、何でも良いのであるが…
街なかにある、ちいさな野菜畑の場合
町中の人が日常の生活の中でメニューを特定して求めてくるのである
昔なら、八百屋は旬のものしか売っていなかったが、今は何でも揃っている
冬でも、きゅうりトマトは、あたりまえに売っている
そんな中で働くのに忙しい主婦は、メニューを決めて買いに来る
もっとも旬の料理を作るという程、レパートリーは多く無いだろう(失礼)
だから、品揃えをキチンとしてないといけない。
つまり街なかの産直は、
八百屋の品揃えと、スーパーの安さと、デパートの品質を求められるのである。
(もっともこんな分類も、ごちゃごちゃになってしまったが…)

だから店としてオリジナリティを出したいと思うと、勢い農産加工品になる
賞味期限が長いから、売り場を埋めるのには丁度いい。
そうすると簡単には塩漬けの漬物であり、それから発酵食品になる
発酵食品は納豆や醤油だが、やはり昔から作っていた自家製の味噌が断然多い。
その味噌が出回っているが、当店の味噌は秘伝豆のオリジナル豆味噌である。
豆味噌は日本では愛知県岡崎の八丁味噌が有名で、他にはあまりない。
米の取れない岩手県北部は、豆味噌を作っていた。
要するに豆を煮てつぶし味噌玉にして、天井の梁にぶら下げて置いた
その味噌玉に家付き麹菌がつき、梁からおろして塩と一緒に漬け込んだ。
つまり大豆と家付き麹と塩しか入っていないのである。
ところが衛生上そんな製法は認められないのである。
だから豆味噌を作るメーカーはほとんど無くなって
軽米町の大黒味噌醤油だけになった。

ところが味噌を製品として購入するようになって、
米みそが美味しくて売れると評判で、メーカーが作るのは米みそ一色になった。
(味噌には三種類あり

乾燥大豆に米に麹をふりかけて発酵させ塩を加えた米味噌
乾燥大豆に麦に麹をふりかけて発酵させ塩を加えた麦味噌があり、
乾燥大豆に直接麹をふりかけたので大豆・麹・塩の表示になる豆味噌がある)

だから当店は豆味噌にこだわった。
乾燥させた秘伝豆でつくった豆味噌「豆蔵」である。

ところが、とある産直では売っていたのは

枝豆味噌?
白味噌?

白味噌の枝豆味噌である。これはどういう味噌なのだ?
秘伝豆は別称「日本一の香り枝豆」というが、それに由来しているのか…
麹を増やすために米・麦・豆が三種類ある。
熟成期間の長さで赤味噌(長期熟成)白味噌(短期熟成)と二種類ある。
まして枝豆というのは大豆の若いもの(未熟大豆)で味噌には普通使用しない。

枝豆で味噌はできるのだろうか…
乾燥大豆を煮る(蒸す)という作業は殺菌の意味もあると思うのだが…
水分が多い枝豆だと過剰な水分で発酵ではなく腐敗するのでは…
それ以前に麹が活動できるのか…
なぜ白味噌なのだ。赤味噌の文化圏なのに…
やはり長期熟成させると腐るのか…

そんな疑問を持って購入をしてみた。
なめた
普通の味噌だ。
煮出した
普通の味噌だ。
昔の豆味噌の香りも味もしない
どういう意味があるのだ

秘伝がブームになっているから秘伝味噌と名付けたのだ
しかし、秘伝の枝豆はこれから9月中旬以降にでてくるのだが…

売れればいいと何でも名前がついてくる。

岩手は広い

「トンネルと2つ抜けて左へ曲がると、もうそこが家だから…」
と、大ちゃんが言う。
”そうかぁ〜、そうだった。トンネルをくぐって、右へ登ってそれから山道だ…”
久しぶりに、いや10年ぶりだろうか…
田野畑の生産者の家を訪ねた。
来るつもりはなかったのだが、急に近くだったのを思い出した。
ちょっと寄って、顔を出さないと…
10年前は、トンネルを抜け、右折し尾根を超えて確か降りたところだった。
走り出して、後悔をした。
いつもは十分に地図を眺めて来るのだが…
10年前に来た感覚が、頭を支配していた

最初の間違いは、トンネルを抜けて右へ行ったのに
その前に右へ行く立派な道ができていたのである。
「あれ?この道か?」
トンネルを抜けない前に、曲がってしまった。
それからが、混乱の始まりだった。
いや!この道か?
左か?右か?
どっちに向かって、走っているのか?
途中、産直で道を聞いた
店員は「グリーンロード知ってますか?」
「そんなの知らない。いいよ、もうナビのまま行くから…」
しかし、ナビは役に立たない。
ナビは、地図の道なき道を車が走っているのである。
そして、ようやく10年前にきた記憶の中の看板が見えてきた。

たっぷりと、ご無沙汰の2時間を過ごし
帰り道、そういえば思い出した。
癌で無くなった主人は、工事中の道路を見ながら
「この道ができれば、一本道で岩泉へ行けるのだが…」
そうなのである。
その一本道を中心にして、
ジグザグに山道を上り下りしながらたどり着いたのである。
大ちゃん!
「トンネル2つ抜けて左」という道案内は正しいが、わかりにくい!

と思いながら、小生も
「店の前を、まっすぐ行って3つ目の信号を左に曲がると葛巻」
という案内をしていた。
2つ目の信号まで5分、3つ目まで1時間、それから葛巻の町中まで1時間

岩手は広いのである。

たぴおか

ひさしぶりに街に出た。
というか、ナナック亡き後の寂れた町を見に行こう…
なにか感じるものが…と思って肴町のアーケード街に行った
人の流れは通常に普通であった。
しかし、それは幻想だった。奥へいけばいくほど
人通りは少なくなり、店も閉めている店が
ポツンポツンが、そのうちにどんどん列をなして…
大通りはまだ夜があるが…肴町は回復するのに時間がかかるのか
知っている露天に店を出している産直に
「どう人出は…」と問うと
「ナナックが無くなっても、あそこは人が集う場所で買い物ではないから…」
「ただ宝くじ売り場が無くなったとたん客は減った」と言う

とりあえず奥までいくと、100円ショップに押されてここまで流れてきたのか大きな文房具店が寂しく開いていた。
その向かいには、昔からホームセンターが…
どちらも家庭では必需品だが、需要が…
100均とネット販売で時代の流れとはいえ
昔は何が有るか楽しみだったのに…

奥まったところになにを売っているのか?スタンドバーみたいな…

タピオカと書いてある。
これかぁ〜今のはやりは…
ふと買い求めてみた。
ご機嫌が悪くならないように魔子様と二人分だ。
驚いた。一個600円と650円だ。
店員は、何回も、いろいろなものをかけまわし、最後に
「食べるときに、かき回してなるべく早く食べてください」
と言って手渡された。
しかし、自宅に持って帰るのだ。
自宅に着く前に、あちこちと寄らないと…
魔子様は「美味しいね」と言って食べた

ちょっと食べると、もう入っていかない小生は冷蔵庫に入れ
翌朝「なんだミルクに蒟蒻玉が入っているのだ」
「こんなのが美味しいのかい?」

大より小…?

有る研究会に参加してきた。
自家焙煎の中国茶や、海辺のちいさなハーブ畑で作っているハーブ茶
そして地域活性化という名目だろうか
巨大なホップ畑で、まるごとホップからビールまで販売しようとする
ガリバー型企業の戦略の宣伝(?)である。
しかし、この話を鵜呑みにして聞いていたら
すごい企業が進出してきたと思うだろうな…
これでこの巨大企業は民話の里、遠野を飲み込んでしまうのではないか?
と思うような戦略だった。
某自動車メーカーや、某電子機器部品メーカーのように…

ビールは、一般的には麦芽とホップと水で作られる。
そのホップは東北地方が国内産の96%だという
そして遠野は日本一の栽培面積だという。
岩手県はなんと行ってもダントツの一位なのである。
 豆腐の消費量や靴屋の数が日本一と並ぶのである(?)
ところが高齢化の後継者不足で、
人も面積も生産量も、最盛期の1/5になったという
なるほどそうだろう!と普通は思う。
しかし、ホップなどという商品は一企業(ビール企業)の原材料であるから
企業の売上の生産管理からすれば十分にわかっていたことである。
たぶん思うに、ほったらかして海外に求めていったのだろうと思ったら
やはりホップの自給率は10%だという
資本主義の拡大経済で、缶ビールの売上をどんどん伸ばし、
原材料も海外へ求め、ふと気がついたら国産ホップが無くなりかけ、
地方には雨後の筍のようにクラフトビールが次から次へと現れ、
目先は良いが…先行きは…
慌てて産地をおだて上げ人を投入し、地域活性化のもとに補助金を利用する
典型的な大企業のやりかたであると想像する。
あくまでも想像である。
それをパクリとくわえる地方自治体。
後は利用され捨てられる運命だ!(可愛そうな恋に溺れた女性だ)

そんなことはないな?と思いながら
ちいさな北限の茶を栽培したり
海風のミネラルたっぷりのハーブを栽培したりして
そに人を思いながら愛する地域の人が助け合う形で利用する、
そんなものが生き残れるのではないかと思う今日このごろ

価値観

多くの争いごとは価値観の違いだ

以前、被告になったことが有る。
たわいもない事だが、
「契約した検査書を渡さなかったので、損害を受けた。」ということだ。
原告は、産直に出す”タラの芽”の放射能検査のデーターを産直から求められ
比較検討の結果、一番安かったからと当店に依頼した。
なんせ一律1000円(会員なら500円)という格安でやっていたのだ。
渡すときに「農家が産直へ提出する商業用検査書だ」と気が付き、
商業用ならば、通常の料金8000円を請求した。
なぜなら当店の1000円という検査料金は、食べ物を売るところの社会的責任で市民に安心と安全を果たすという意味があった。
ところがその農家は「社会的責任」という意味がわからない。
最初の調停でも、次の簡易裁判所でも、上告した地方裁判所でも
彼の主張は、一貫して
「1000円で請け負ったのにデーターを渡さない!契約違反だ。」
次々と替わる裁判官も、ついでに出てくる参与員にしても時間のロスである・
裁判官もほとほと呆れ果て、こちらに泣きついてきた。
「なんとか三分の一でも払ってくれないか?」
そうなのである
「請求金額が33000円」なのである。
「当店に不備があるとすれば検査依頼書を受取ってしまった」ということでる。
「仕方ないですね10000円払います」と言って決着した。
相手も不満、こちらも時間と金の損で裁判所も仕事とはいえ無駄な仕事だ。
三方一両損である。

そしてまた同じことが起きそうだ。
11月末から閉めている三ツ割の店である。
再開に向けて地主との交渉を続けているが、なかなか進まない。
そしていよいよ先方は「出るところに出ようか?」という話になっている。
簡単に言えば
「地代を上げろ。上げないなら建物を壊し更地にして返せ」という地主と
「地代はそのまま、更地にする費用捻出のため期限を区切り書面で契約したい」というこちらの主張である。
主張の違いの細かいことはあるが、ようは建物用途の社会的価値の違いである。
地主にすれば、自分の土地に建てた厄介な建物であり、相応の地代を払え
こちらにすれば地方の時代を切り開く、思いの溜まった築20年の大型木造建物である
なんとか生かして多くの人が使える有効な建物として利用したいと考えている。
まして地方都市の中小が小売業は縮小廃業していくなかで、
建物を利用して物販を目指す企業の存続は並大抵のことではできない。
できるだけ地代は低く抑えたほうが良いが…
最初から高すぎた。路面店ではあるが地目は雑種地である。
当時の産直として利用するときは良かったが、
人口減少の地方都市で中小企業の小売業の立地条件としては良くはない。
こんな土地でも社会的に価値の有る場所として考えたいが…

どちらのことも最近(近代?)の出来事である。
タラの芽という今まで食べられないものが貨幣に替わる。
今まで手間のかかる余計な土地が空間利用で交換価値が高まり、貨幣になる。
今まで自然という周りに何となくあるものが、資本主義の貨幣に替わると
その、価値は変質しないで蓄積できる。そこから貨幣愛が生まれ、争いになる。
それまでは食べ切れないタラの芽を取ろうという発想はない
何も生み出さない雑種地は管理する手間暇がかかるだけで厄介者だ。
それが自然を経済というもので図る手法がさまざまな弊害を起こす



魔子様好み

以前から店に通う通勤道に雑貨屋のような店舗あとのような店があった。
いつの間にか取り壊されて、小綺麗なレンガの建物がたった。
そして、その家の前には高級外車が…
「どんな人だろうね。あんな車を持っているなんてお金持ちだね」
というような話を家族でしていた。

あるときに町内会の人から噂が聞こえてきた。
「なんでも東京から移ってきた人で珈琲の焙煎をしているようだ」
そして「ネットで販売している」という。そんな話だったが、
”どうせ特選の豆で熟練の技で、という触れ込みで、
         高価格でを売っているのだろう。”
と思って、毎日前を通っていた。

三ツ割の店を閉めたあとも、サンビルの店では、
サンビル社長の友人で、仙台の焚火珈琲を扱っていたので別に気にしなかった。
サンビルの店を閉めて、買い置いた珈琲の粉が無くなり、さてどうするか?
魔子様は、気を利かせてCOOPという安物のスーパーで珈琲の粉を買ってきた。
「安い」というのが魔子様の基準である。
珈琲ぐらい「美味しいの」を飲めよ!と思うのが入道の基準である。
これは一緒に暮らしていても、なかなか相容れないものがある。
油断すると、すぐ殴る蹴るの争いに発展してしまう。(被害者は入道である)

ふと思い出した。近くで焙煎していることを…
ネットで調べてみた。
町名と「焙煎」で検索すると、一軒でてきた。というか一軒しかない。
早速、注文した。
「焙煎ができたら、近所ですから引き取りに伺います」
とメッセージをつけて…

「夕方引き取りにきてください」というメッセージが入っていた。
床屋に行くついでにと、歩いていった。
40前後だろうか、男が焙煎をしていた。
そして注文の品を渡し
「珈琲を飲みますか?無料ですが…」という
”無料なら…”と、ただほど高いものはないと思いながら、
「お願いします」と媚びる入道であった。

出てきたのはオールブラックスだった。
いや模様が…シダの葉

驚いた。本格的なエスプレットマシンの珈琲にミルクで目の前で模様を書いた。
カフェラテというらしい。たぶん多くの人は知らないだろうから教えるが…
テラテラ光っているコーヒーなのである。
(だからカフェラテというらしい=想像)
なんでも、その筋の大会で全国で2番になったという。
これが濃くて美味しいのである。
”タダならポットに入れて、持って帰りたい。”
と思うのだが、気が弱い入道は言い出せない。

そして彼はいう
「代官山で店を出していたが、高い地代で客に高い珈琲を飲ませてしまった」
「これからは、日本一安い焙煎豆を目指して頑張りたい」と…
魔子様ごのみだ!