ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

拉致

某M日新聞の取材が入った。

魔子様の財布から金を抜き取った疑いか?
素顔で歩いている、わいせつ物陳列罪か?
10円玉を拾って、届けなかった猫ばばぁ〜の疑いか?
と、様々な悪行の数々が走馬燈のように浮かんだ。

そんなことを考えていたら、イチローのように無精ひげを生やした若い子が来た。
「岩手は初任地で、美味しい食の情報提供の記事だ」という
一挙に気が抜け、腰が抜けた。

前は、若い女性記者で入ったばかりと言う「”お陀仏”みたいな名前の記者がいたが…」
と訪ねたら
「彼女と入れ替わりで、今は、本社の政治部で小沢番です。」という
「初任地が岩手で、小沢番だったら、記者仲間では幅がきくだろうね〜」
そんな雑談をしながら、取材を小一時間ほど…

彼は、カウンターから”かき揚げ定食”を出す。小生の写真を撮っていった。


小生がカウンターから料理を出すということは無いが…。やらせだ!
まぁマスコミのほとんどは、やらせだから、仕方がないが…
しかし、小生の写真など撮って、客が怖がって来なかったら心配だ。
誰が責任を取ってくれるのだろうか?

帰り際に「今度、妻を連れてきます」と言って帰ったが
前任の”お陀仏”みたいな名前の記者も、初任地で新婚だった。
 

まぁ遠距離恋愛は、続かないからなぁ〜
僻地のような岩手に赴任するには、早めに手込めにして連れてくるのだろうか?
そういえば岩手にも拉致して連れてこられた,日本人妻.日本人夫が多い(?)

う〜ん 接点がない

三組の客が、かち合った。
学校の2人と、お寺の2人と、寿司屋の2人である。

客がかち合うと、いつもどこか接点がないか考える。
その接点を紹介して引き合わせるのだが…

今回は、別々の三組で、接点が見あたらない
一生懸命コーヒーを淹れながら、か細い糸をたぐるように考えたが…

出身は、愛知と長崎と、宮城と盛岡と、千葉と譜代とすべて違う
共通の知人は…

学校の若いのは、そういえばY准教授の学生だった。
Y准教授は、お寺にしょっちゅう行っている。
これか?しかし、線が弱い。

趣味は、映画が共通しているが…
片方はドキュメンタリーで、片方はドラマだ。

おまけに仏教と神道である。

山に住んでいるのと、海のものを扱う商売

子供相手の仕事と、末期高齢者の仕事と…

営利の仕事と…非営利の仕事…

金儲けに苦しんでいるのと、金に不自由していないのと、これから金儲けをしよというのと…

新婚と旧婚と…年齢差も30歳もある

美人の奥さんをもらったのと…美男のだんなと…そうでないのと…

足が短いのと…、足が長いのと…

太っているのと…痩せているのと…

背の高いのと…背の低いのと…

躰が頑丈なのと…がたがあちこちに来ているのと…

 

う〜ん、接点がない

 

 

モナコはどこ?

もートンファミリーの穴田工場長が、納品にきた。
いつも、ついでに納品に来るのだが…
「ちょっと出張で…」「ちょっと集会がありまして…」「ちょっと荷物を引き取りに来て…」
「ワシの処は、いつもついでか?」と皮肉るのだが、彼は動じない。

「今日は、真面目に納品に来ました」と堂々と胸を張ってやってきた。
もートンファミリーは、岩泉のふるさと体験工房の中にある。

http://www.protoscience.co.jp/iwashin/mooton/

何の因果か、岩泉の片田舎有芸に大学卒業した2人が移り住みハムやをやり始めた。
当初は、旦那は花の栽培をやっていたそうだが、大雪でハウスをつぶされ
奥さんのハム工場に吸収され、工場長をやっている。
かわいいい奥さんが社長である。

奥さんは、10数年前に子宮癌に冒され、奇跡の復活を遂げた
彼女の話は、涙なしには、語れない。
その奥さんが、今東京で、後遺症のリンパ浮腫に悩む人のためのマッサージを勉強するために修行にでている
ときどき、あちこちで講演をしているようである。

そのブログが公開されている
http://blog.livedoor.jp/mooton55/

旦那が言う「家内の奴、学会の招待でモナコに行ってきたらしい」と言い
「あたしはね、マカオの付近かと思ったらヨーロッパなんですよ」と続けた。

「えっ仙台じゃないの?”モナカ”」と茶化したら
「ヨーロッパの中心ですよ」と真顔で答える
「北アフリカの地中海沿いに…」「それはモロッコ!」
「このまえ相撲取りが帰ったのは…」「それはモンゴル」
「ヨーロッパの中心と言っても、おまえは左系だから東欧が中心じゃないの?」
{いやその、ちいさな国が集まっているところで…」
「そういえば、グレース王妃が有名だな…」
「それは、私らの世代から10歳以上も上の人たちで…」
「じゃぁ〜おまえ、小柳ルミ子や南沙織。天知真理を知ってるか?」

「……」

他愛のない2人の会話がいろり端で続いた

[お〜い佐和子!はやく岩手に戻ってこい。また一杯やろうぜ!」

ひと味、足りない

 

青龍麺が好調である。出だしが良い。
まぁ〜それでも、一日5食ぐらいであるが…

昨日、北風土のババチンがきた。
「青龍麺を食べに…」と言いながら”青龍麺と蕎麦”を注文した。

「この麺は、絶品ですね〜。ただ湯切りが足りない」といい
「このズープは良いのだが…ひと味足りない。なんだろう?」
と言いながら、スプーンにすくい、醤油を垂らして呑んだ
「醤油でもない。塩だろうか?砂糖だろうか?」

たまたま通りかかった、うちの魔子様に
「おい、ババチンが”ひと味足りない”って言ってるよ」と声を掛けると

「あっ!スープを入れ忘れた!」そんな訳はない
 

ババチンは「スープを煮るときに鴨のガラを砕いて、煮た方が…煮立てないで…」とアドバイスくれた
ババチンの下は、確かである。(下ではない、舌です。なんで下に変換ささるのだろう)
   名前を言うのははばかるが、どこかの畜産加工業者が醤油を入れ忘れた芋の子汁を
  「美味しい美味しい」と言って二杯もお代わりしたのとは、
   雲泥の差、月とすっぽん、下駄とらっきょ(?)である
最後に「この鳴門は、うまい」丸三かまぼこの手づくりの鳴門巻の厚切りを、薄く切った奴を褒め称えた。

そして、つぎに”ざる”を食べながら
「何でこんなに蕎麦がうまいのだろうか?タレが絶品ですね」
「私は蕎麦っ喰いだから…。大きな声で言えないけど○○の蕎麦より美味しい」と店中に響き渡る声で叫んだ

「当たり前だ。金に糸目をつけないで作っているのだから…」
蕎麦タレは、宗田鰹・さば節。昆布。椎茸でじっくり出汁を取り、一番出汁しか使わず、
それに元タレは、当店オリジナルの”秘伝豆”で作った丸大豆醤油「醤次郎」を使っているのだ

以前、昔は若かった人が来て「美味しい」と言い…
「昔はなぁ〜。蕎麦屋の前をとおると、ぷーんと出汁の臭いがしたものだったが…。今は、そんな処はない」
と淋しげに、つぶやいた

パソコンが消えた日

先日、パソコンを店に忘れた。ばたばたしていて慌てて鞄を持ったのだが…

家に着くと、鞄の中にパソコンは入っていなかった。
うちの魔子様が「店に戻る?」と玄関先で言ったが…
”まぁ〜パソコンのない夜が、一晩ぐら有っても…”と思って大酒を呑んだ。
パソコンを開けないとなると、気が楽である。ほっとする。
そういう訳で、いつもの湯豆腐セットで3本もお酒を飲んでしまったのである。
この
陶製のおかん器は、優れものである。きちんと1合入る。
その辺の飲み屋の6勺や7勺ぐらいしか入らない1合とは違う。
そして熱湯をたっぷり入れると熱燗に…。熱湯を少なめに入れると、ぬる燗になる。
氷水を入れると”冷や”になる。(そんなことはしない)
酒はもちろん陸羽132合である。宮沢賢治が132合(13升2合)呑んだわけではない。
宮沢賢治が栽培指導をした「陸羽132号」である。
澄んだ辛口の、五臓六腑にしみわたる”わしの尾酒造”の酒である。

そして冬の定番、湯豆腐である。
下に昆布を敷き、醤油に葱をちらし、水から煮立てて火を止め、豆腐を入れて5分。きちんと計る。
ためしてガッテンの技である。(NHKは偉い。これと”鶴瓶の家族に乾杯”だけである)
よく料理の本に、ゆらゆらと豆腐が浮き上がってきたら…と書いてあるが、それまで見ていないといけない
この方式だと、見ないで良い。
そして絶品の湯豆腐が、できあがる。
豆腐は、もちろん田楽茶屋のタマかあさんの手づくりの木綿豆腐である。
手づくりであるから、出来、不出来がある。
ときどき柔らかすぎたり、固すぎたり…
だいたいにして、いつも同じ豆腐を食べようというのが間違っているのである
豆の品種、豆を作った土地や、乾燥度合い、作った日の気温と水温の差、にがりを打つタイミング、当日の夫婦関係の気分(?)等々
様々な条件が違うのであるから、出来不出来があるのは仕方がない。
それらをすべて受け入れて、食べて命をつなぐと言うことなのだ。(大げさな…)

これが冬の唯一の楽しみである。もうそろそろ、このセットも終わりだ(泣く)
どこかの坊主のように映画を見たり、どこかの肉屋のように釣りに行ったり、どこかのハム屋のように全国をデモで飛び回ったり
そんな楽しみより健全だ(?)

しかし、これで3本もやると泥酔する。食卓で寝る。部屋にいって椅子でも寝る。
魔子様に言われて、ようやくベッドに入る。
翌日は、頭が重くて早く目が覚める。本を読む気力もない。新聞も、まだ来ていない。
仕方なく、机の上を片付ける。

           あっという間に片付く     

 

「縦のものを、横にもしない」と、奥様から、いつも叱られている男性諸君。見習いたまえ

結局、活字を読むこともなく、「横のものを縦にした」パソコンのない一日だった。

小松菜の苗?

ハウスの中は、もう春である。

                                                 

ハウス入り口のガラスに

「3月15日(日)開店」と書いてあった
通りかかった、親父さんに「月曜日じゃないの?」と言ったら
しばらく頭の中で勘定して「あ〜おかしいね」と理平君の親父は言った。

サン農園の若社長理平君は、忙しそうに培養土をフォークリフトで運んでいた
「いつでも出荷できます。FAXを流してくれれば、お袋に採らせますから…」

その後、お袋から電話がかかってきた
「小松菜が、大量にあるのだけど…」
うちの魔子様は、「食べる奴?植える奴?」と聞き返した

あとから1人で笑っていた。
「小松菜の苗なんか出てこないわよね〜」

今日は、サン農園のパンジー・ビオラと小松菜である

土手にも

昨日は風が強かった
店の土手には、松の枝が散乱していた

先日の湿った大雪で樹が根元から折れたが、強風でも細かい枝が折れる
松園という地名から、松を植えたのかと思ったら、松は”みしょう”だという。
”みしょう”とは「実生」と書く。つまり”松の実が、松ぼっくりから落ちて飛んで生まれた”と言うことだ。
最近、知った。

ある人に「実生だから根が浅い」と教えられた。
”なるほど”深く植えるのではなく、表面に落ちた種だから根が浅いのだろう。だから倒れるのか?”
と思ったら、植木屋さんが
「実生だから根が深い。植林だと苗木の直下根を切って植えるから、根は横に広がり、浅くなる」
一体全体、どちらが正しいのだ。
何でも素直に信じる性格を直さなければ…

土手の枝を拾いながら「福寿草がそろそろだ」と思っていたが、見つからない
替わりに水仙が…

                  

「おうおう賢いね、おまえら…」と褒め称えてあげると、その横には

                                                                           

スノードロップが…

”こんなの植えたっけ?”

たしか去年の秋に、いろいろな球根を植えたような気がする。
ようやく土手にも、春が来た。

明日も焼酎のお湯割り

弁当の注文を受けた日に、「会議が終わったら懇親会用の仕出しを…」

受けるのは簡単です。 二つ返事で受けて…

あとはいつもの丸投げ。”ゆうせい”よりは飛ばないが、とりあえず丸投げ

弁当と同じものを入れるわけにはいかない、と言っても食材が少ない
一体どうしたらいいのだ!と小生は、泣くだけ
それにもかかわらず、うちの魔子様の手は動く
だいたい考えるより先に、手が動くのである。
小生は考えるより先に、手が出るのだが…

あっという間にできあがる

                  

すごい、これは表彰ものである

あとは小生の言い訳と漬け物をつけて…

     

これで採算は合うのだろうか?

魔子様の時給を200円にすれば…

明日も焼酎のお湯割りで、ごきげんを取ろう

わしは、バーボンソーダで…

今晩は焼酎のお湯割り

またまた弁当を頼まれた。
難しい弁当である。

「岩手の食材をつかえ」
「こちらから提供するもので、作ってくれ」
「あっさり系のメニューで…」

こういう難しい注文は、うちの魔子様に丸投げである。
いや易しい注文でも、丸投げであるが…
なんとかという財団法人と一緒である。


しかし、岩手の食材と言っても…
今は無い。
保存したものは、そろそろお終い
畑は、まだ雪に覆われ、山菜もまだ芽を吹かない

しかし、不可能を可能にするのがうちの魔子様である

前日から、北風土から教えてもらった短角のアスパラ巻を用意
                                                  

当日は早朝から、萌えみのりと紫こぼしのご飯を羽釜炊き

                                   

指定された国産の菜種油を使い

                

あっさり系の揚げ物を揚げ(?)

                                 

いろいろと…つくり並べて

              

モールドの弁当箱に詰めて

                                                           

具だくさんの豆蔵の味噌汁を付けて…

やっと出来たが、指定時間にちょっと遅れた。

一体これは、採算に合っているのだろか?

うちの魔子様の時間給を300円にすれば、なんとか会うのだが…
今晩は機嫌を取って、焼酎のお湯割りを鱈腹のませてやろう
                                                                                                         

春が来た

外は大雪。しかし、春の雪は、すぐ溶ける。
小生の三日坊主と一緒。三日も持たない。

工藤昇のハウスでは、発芽した花や野菜が、少しづつ並べ始めている。

                            

                                       

温度と水さえあれば、しっかりと芽を吹き出す

しかし、ついでに雑草まで芽が吹き出す。
農家は育苗用の土を自分で作る。だからどうしても雑草の種まで入ってしまうのである。
腰の曲がったお母さんは、一つ一つ丁寧に草を抜く

                                          

 

植物は偉い。
人間界は、なかなか目が出ない人が多いのに…

隣の熊さんは「目が出てますよ、おいらは…」と言うが、それはバセドー氏病だ!
ワシは目が出ないけど、腹がでている(しゅん…)

ハウスの中は、もう春が来た