ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

せいじ4

”せいじ”は「たまご定食」から「牛丼」に変わった。

短角牛丼である。600円で短角の赤身肉を食べられる牛丼である。
いや赤身肉も、申し訳程度についているモツの牛丼である。
これがサーロインの牛丼なら、1000円は下るまい。
(サーロインを牛丼にするという試みは、もったいなくて思いつかないのだが…
金額も試算であるから適当だ!)
そのモツのフィレ(?)を圧力釜でやわらかくして、煮込むと絶品の牛丼が出来上がる。
それを一人前づつ小分けして冷凍すると、これまた熟成して○○家よりも旨い。

それを”せいじ”は、初めて注文した。
”おい!おい!定食みたいに牛丼は、お替わりできないぜ…”と思ったが、
もう大飯を食らうのを止めたのか…
今日も食べ終わったら、テラスでタバコを吸っている

しかし、お盆だ。
帰省客が、ひっきりなしに店内に入ってくる。
食堂は、すぐ満杯になった。
せいじが独りでテラスのテーブルを占領しているのか?と覗いたら
食堂や厨房から、見えない死角の大テーブルに座っていた。
まぁ、そこなら良いか…

 

いい場所を見つけたのか、翌日も、そこへ陣取った。
客からは見えない、厨房からも見えにくい。
食堂で「たまご定食」を食べ、その指定の影の席に移動する
これは長期体制になってきた。と思ったら

配達から返ってくると、せいじが店を出ていったという
まだ昼には程遠い10時過ぎだ…

何があったのだろう?自宅とは、逆の方だ。

そして座っていたその席のそばには、嘔吐したものが有ったという。
「食べ過ぎだ」と片付けをさせられた魔子様は怒って言う

 

”病気だ!”と思ったが…
高齢者・無年金・病気・単身世帯・定年
だれにも待ち構えている問題である。

ふと、今の”せいじ”の結果が、”せいじ”に現れているような出来事である。

翌日も、
その翌日も、”せいじ”は店に現れない。

入った?いつ入るの?

とうもろこしが、手に入らない。

「とうもろこしは、朝採りでないと…」といって求める人が多かった
そして「朝採りは農家直送でないと…」という売り方をしていた
20年前は産直の代表野菜である。

当時農家は、朝3時や4時ころからトラクターの灯りをつけ朝もやの中収穫していた。
朝食代わりに収穫作業をしながら、もぎ取ったとうもろこしを口にした。
収穫したては、ことのほか甘かった。
「とうもろこしは6時間で糖度が半減しますよ」と言って売った。
トラックで何時間もかけて運ぶ都会で売っているものや、
農協の倉庫や市場に積んで、仲卸から八百屋経由で売っているものは「粕」です、とも言った。

とうもろこしの時期は、みな産直に買いに来た。
それが「わかっている人だ!」と言う、とうもろこし好きの矜持だった。
それが手に入らない。

 

トウモロコシは世界三大穀物の一つである。
米、小麦、とうもろこしである。

いや間違えた。
生産量の順番は、「とうもろこし」「米」「小麦」の順番で、とうもろこしが頭一つ抜けている。
とうもろこしは、何と言っても「飼料」「搾油」「食糧」と用途が広い。
しかし、その殆どが飼料用である。
食糧と呼ばれるもの、はほんの数%しか無い。
これは南米とかが主食として食べているだけで、他では「動物の餌」である。
日本でも、スィートコーンと呼ばれている”人が食べる”ものは、ある。
量的には、僅かである。
田舎道を走っていると、背の高いとうもろこし畑が延々と続く風景がみられる。
殆どが、デントコーンと呼ばれる飼料用作物である。

むかし、農家が東京見物に行った。
お祭りの夜店で、焼きとうもろこしを買って食べたら、デントコーンだった。という笑い話が有る。
デントコーンは、とうもろこしの種別で「馬歯種」と言い、固くて人間の食用には適さない、馬の歯でしか噛み切れない(?)というもろこしである。
それを茹でてやわらくし、醤油を塗りたくって香ばしい匂いをつけ、都会の夜店では売っているのである。
ちなみに原価は、ほとんどゼロにちかい。農家が取り切れない、捨てるものを持ってくるのだから。

食用のスィートコーンは、収穫を逃すとすぐ固くなる。
糖度、つまり糖分を生育のエネルギーに替えてしまうのである。
だから収穫時期を逃すと、スイートコーンでも糖度もなく、固くて美味しくないものに変化する。
そして安い。他の作物とくらべても一反歩(10a)で5〜6万の収入である。(他の高額野菜の10分の一)
だから別名「はたけふさぎ」と呼ばれる。
つまり、余ったら何も植えていない雑草だらけの畑を見せたくないので「植えておけ」という程度の作物なのである。
すぐ”おがる(成長する)”ので、日光が地面に当たらない。雑草が生えない。(雑草が見えにくい)のである。

だから農業県岩手でも、とうもろこし畑をみたらほとんどがデントコーン畑であり、
スィートコーンを作付けしているところは少ない。

岩手県内で、スィートコーンの産地と言うと岩手町だけだった。
産直で「売れる」という評判が経つと増えてきた。
と言ってもたかが知れている。単価が安いからである。
人間は確実に安くても売れるという商品と。ひょとして10倍の値段で売れるかも…
と言うとどちらを作るだろか…
まして重労働であり、収穫の時期は、お盆と重なる。
お盆は、農家はほとんど本家であるから、各地に散った弟や妹が帰ってくる。
本家としての支度もある。
おまけに夏の収穫と秋の種まきが重なる。農家にとって一番忙しい時期である。
孫の手も借りたい。孫がいなかったら猫でも…猫がいなかったら、ヒアリでも…
そんなときに安い作物で忙しくしている場合か…
そして今、品種改良がどんどん進んでいる。
スィートコーンでも糖度が落ちない品種が出回っている。
無理して朝採りや、人手をかけなくても、機械で一斉収穫して量販店向けに売るという大量生産の手法が出てきてる。

人手をかけて収穫しても割に合わない作物を、手間がかかる産直向けに出す農家は多くはない。
そして昔からの人たちは高齢化している。
そしておまけに鳥獣害の被害である。
山にはエサがない。里に降りてきた熊・たぬきなどが、「ちょいかじり」をする。
「ちょいかじり」は、商品にならない。
丹精を込めて明日収穫しようという前の晩に一斉にやられた日には、トヨタの秘書を殴っても納まらない。
できたら”殴りつけたい”と広島二番煎じの棒読みのシンゾーを狙う長崎の人たちのようだ。
まして温暖化や集中豪雨で、何が起きてもおかしくない。

やはり、こういう作物は、「安いけど作って!お金出すから」と補助金を付けて作っていただく農林省があたっているのだろうか…
ヘイゾーの市場原理にまかせておくと、どんどん高額商品ばかりになって、エンゲル係数の大きな体しか生き残れない。

多様な作物が、多様な身体を作り、多様な社会づくりを、という入道の思惑とはちがう社会ができつつ有る。
毎日毎日飛び込んでくる客の声が。脳裏にこだまする

「とうもろこし入った?」「いつ入るの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ゆくすえ

孫との会話

「いいか、おじいちゃんとビールを一緒に呑もうな?」
「そうだ、小学生になったら、一緒にビールを呑もう。
中学生になったら酒だな!冷酒だ!
高校生になったらウイスキーだ。
ボウモアと言う旨いスコッチが有るのだ。
それをすこっちだけ!なんて…おじいちゃんギャグだ…」
「おじいちゃんは、中学生の頃、日本酒を飲んだのだから…」

寺の孫との会話

「いいか、入道が亡くなったら、一生懸命お経を上げるのだ。」
「お前のお父さんやお爺ちゃんは、タバコばっかり吸って上の空でお経を上げるから…」
「そうだ、般若心経も唱えておけ、いつ宗派が変わるかかも知れない。
賛美歌も唄えるようになったほうが…
いつ宗旨が変わるかもしれないかれ…」
「なんでも垣根を取り払ったほうが、身のためだ…」

 

他の孫との会話

「いいか、お父さんとお母さんに精一杯甘えておけ」
「なんせお前が結婚したら。
多分…自分の両親と、相手の両親と…、4人の面倒を見て、
老人ホームは満杯で、家で4人を見るような生活になるだろうから
今のうちに、元を取っておけ」

 

 

せいじ3

もうそろそろ現れて一週間は経つ。
定休日も来る。
雨が降った日も来る。
いつの間にか帽子と傘を持っている。

あいかわらず「たまご定食」と言って、朝早く食堂に座り
ゆっくりと30分以上かけて三杯たいらげ、納豆を追加発注して、途中で漬物を何回もお替わりして、お茶を飲み、トイレに行き、小一時間かけて食事を済ます。
その後は朝定食についているコーヒーを、テラスでゆっくりと飲み干して、じっとしている。

魔子様に「大盛りの丼でなく、普通の茶碗で出すように…」と指示をした。
魔子様は言う「あんた嫌いなんでしょう」

好きなわけはない。
「金をはらって貰えば、全て客か?」と思う

魔子様は、均一である。
誰にも優しい。誰にも同じ態度で接する。
(ただし小生以外だが…小生には、ことのほか厳しい(泣)
パチンコ狂いの白髪の老婆が、バス待ちに利用しても、お茶を勧め。話をする。
”バスに乗り遅れた”と言われて、タクシー代を貸す。
”なかなか返してくれない”と、泣きつくが…

”せいじ”の大盛り丼も「何回もお替わりするので、手間がかかるから…」と言う
「他の客の手前、特別扱いをする必要はない」と言って普通の茶碗に替えさせた。
それで三杯食べた。
ようするに、小さくても、大きくても三杯と。決めているようだ。

しかし、一日店にまとわりつく。
店内にいないときは、玄関脇のベンチで発泡スチロールを枕に寝ているか…
上の道路に上がる階段の途中に座り込んでいるか…
コンビニにビールを買いに行っているか…
そして、3時過ぎには消える

「悪女の深情け」という言葉があるが…
好意を持って店を利用してくれるのは、有りがたいが…
店の趣旨や、雰囲気にちがう形で利用されるのは、むず痒い。

 

昔、銀座で働いていたことが有る。
昭和通りに面した銀座8丁目のビルである。
真ん前に銀座第一ホテルが見えた。シティホテルだろうか…
高級ビジネスホテルという格付けだろうか…
よく出かけた。
時折、安酒屋で呑み疲れた翌日の午後、ホテルのロビーで昼寝をしようとした
当然、背広を着ていた。書類を開き、ビジネスマンが会議の前の下調べ風に装った。
すぐ眠気が襲ってきて、カクリとクビが落ちた。
途端に後ろから肩を叩かれて目が覚めた。
ふと見ると、誰もいない。
おかしい、何か通りすがりの人のものがあたったのだろうか…
また眠気が襲ってきて、カクリとクビが落ちた。
途端に後ろから肩を叩かれて目が覚めた。
ふと見ると、誰もいない。
おかしい、何か通りすがりの人のものがあたったのだろうか…

それが三回続いた。
これは、ホテルマンに監視されている。
たぶんホテルマンは、ホテルの雰囲気にちがう感じを持ったのだろう。

 

べつに客に危害を加えるわけではない
金は、きちんと払う。
着ているものは、いつも同じだ。
ただ一日、じっと店内をみて、じっとしている。
うつろな目でときおりテラスでタバコを吸っている。
じっと次の食事時間を待っている。

 

せいじ2

火曜日は、定休日である。
すこし暑かった。
早く店の仕事を片付けて、ビールを呑みながら自宅で書類の作成を…
と厨房の段取りをして…
ひょっとしたら”せいじ”が来ているか?
と思って、北側の玄関を覗いた。
玄関のガラスには「定休日」と、ご丁寧に二枚も貼ってある。
”せいじ“は、やはり玄関わきのベンチに腰掛けていた。
近所の人が
「夜中も街中を歩き回っている」と言う

昨日のご飯の食べ方といい、その後の店のうろつき方といい
食堂で飯が食え、店の中は日陰で休めて、お茶はある、トイレはある、時間をつぶすには、当店はもってこいである。

お金は…
レジで財布を開いたときに「万札」がちらっと見えたと麻子様は言う
当座の金は、有るのだろう

しかし、この暑さは…台風が接近しているという…
家はたしか…玉山と、言っていたような…
玉山の家は、どうなってしまったのだろう

玉山へ帰るのに…
以前は車で来ていたが…車はどうなってしまったのだろう

他人事ながら心配である
と言って店を開けて食事をさせるほどの時間的・金銭的・心理的余裕が無い
”せいじ”は、店の外のベンチと松園に続く階段とを行ったり来たりしながら
一日中 日陰を探し、座って汗をふいていた。

そのうちに見えなくなった。
定休日は、台風の雨が降る前の蒸し暑さを残して過ぎていった。

翌日魔子様に
「ひょとして朝早く、”せいじ”が食事に来るかも…」と噂をした
8時前には来なかった。
前に「朝食は8時からだ」と言ってあるからだろうか…
やはり、やってきたのは8時半ごろだった。
「たまご定食」と言う
もくもくと大盛り二杯を、たいらげて、
「納豆を…」と100円を出し単品でとり、最後の一杯を仕上げた。
朝定食のコーヒーをゆっくりと飲み、テラスでタバコを吸った。
それから前回と一緒だが、ちがうのは客が多かったので自分の落ち着いて座る場所がなかった。
店内をウロウロして、隅に隅にと席を求め、ついには店の外に出ていった。
しかし、それもすぐ戻ってきた。ランチタイムである。
注文したのは「中華ざる」だという
えっ!それで持つのか?

「中華ざる」というメニューは、盛岡独自のメニューである。
ようするに中華麺を湯がいて、ざるそばのざるに盛り、ざるそば用のタレで食べるのである。
盛岡の人は、他所にないメニューだと知らない。
盛岡以外の人は、「つけめん!のようなものだ」と勘違いする。
盛岡冷麺や、じゃじゃ麺、寄せ豆腐といい盛岡の食文化は奥が深いのである。

 

中華ざるを食べ終わったせいじは、また隅っこに座ったままじっと座っている
立ち上がって、入江くんの玄米せんべいを買い、お茶をすすってボリボリ食べていた
その後、店を出ていった。
3時食堂閉店を知っているのだろうか…

別に悪さをするわけではない
金は払う。
ただ、いつも一緒のみなりで…
それに、風呂も入っていないのか…
言葉は、もつもつと聞こえないように話し
店内をウロウロして商品を手に取り、自分が飲み食いする商品は買う。
営業を妨害するわけではない

ひょっとしてこんな人が都会のデパートには溢れているのでは…
定年になり、どこにも行先のない…家に一人でいても…
”せいじ”にとって野菜畑は…
田舎のデパートなのだろうか…

団塊の世代の定年後のすがたを、想像する

翻訳希望

学生時代の就活で、商社に決まった時、慌て英字新聞を取り始めた。
英語は、中学一年から習っている。
読むのは、得意である。
しかし、書いてある文章の意味は不明である。

要するに英単語は、想像しながら発音できるが、意味は辞書を引かないとわからない。
恥ずかしながら、中学・高校・大学と10年間勉強して、その程度なのである。
だから就職が決まってから、23歳で中学生用の英字新聞から初めたのである
たしか…毎日ウィークリーだったような気がする。
それでも、なんとかなった。
就職した商社は、繊維専門商社だった。と言っても半分は非繊維部門があった。
英語ができるやつは、繊維貿易や鉄鋼や食品、化成品などの非繊維部門へ。
英語は喋れないが、関西弁がペラペラの口だけ達者なやつは、繊維部門と言う配属だった。(だろう?)
なんと言ったて関西弁は、繊維業界の公用語なのである。

東北弁と関西弁と標準語と、三つの言語を自由自在にあやつり、
ときおり片言の英単語と、飲み屋で使う中国語を駆使するバイリンガルの小生は、
英語を使用しない繊維部門へ配属された。

何度も英会話に挑戦したが。一度アメリカに行ったときに
ホテルのフロントで、レンタカーを借りた。
レンタカーを置いてある場所を尋ねると
そのフロントのホテルマンは
「ホテルグランツ! ダウンステア! ターンライト!」と言う
ようするに
「階段を降りて、右へ曲がったところに、ホテルグランツがあるから…」
ホテルグランツと言う旅館の隅にでも車がおいてあるのか?と思ったら
そこへ行くと「Garage」があった。
そのホテルマンは、ドイツ系アメリカ人で「Garage」をドイツ訛りで発音したのである
そのときに、きっぱりと英会話を習熟することを決別した。
現地に来なければ、会話に慣れないと…(泣)

だからそれ以降、常に英語とは関わらない、ちがう世界に生きてきた。
それなのに、若い女性から、「この新聞を読んで!」と貰った。
ジャパンタイムスである。
社会人になったときに、同僚の非繊維部門のやつらが、
みんな小脇に抱えて電車の中で、これ見よがしに読んでいた新聞である。
その日刊英字新聞ジャパンタイムスという全国紙に、田野畑山地酪農研究会が、大きく取り上げられていた。

見出しは Grassfed cows making slow but steady progress, delicious milk

「ゆっくりとした着実な進歩を遂げている草刈り牛、おいしいミルク」
グーグルの自動翻訳サービス。無料だからこんな程度なのか?

 

草を喰む牛は、ゆっくりと着実な歩みで美味しいミルクを作り出す。

記事の内容は、不明である
だれか?翻訳希望!

せいじ

”せいじ”が来た。
数年前、よく来ていた。
おふくろも連れてきた。
無口だが、必要なことは野太い声で語る。
顔を見れば、眼鏡の奥から知的な眼が見える。
普通の人だ。

普通でないのは、その食欲だ。
当店の定食のご飯は、食べ放題である。
羽釜炊きの今摺り米である。
”せいじ”は、こびる食堂を開いてから最高記録の7杯を食べた。
「昔、家で羽釜で炊いていた。懐かしい。美味しい」と言って…
それ以降、お替わりはするが7杯までは行かない。
というのも魔子様が、大量に食べる人には、丼でご飯を盛るようにしているからである
魔子様の目にかなった3人の常連客が、丼飯を食べる。

そんな”せいじ”が、久しぶりに顔を見せた。
初日は、昼前に入ってきて定食をたべ、お替わりせずに出ていった。
翌日は、朝7時半にやってきた。
魔子様が「8時からです」と言うと、食堂の受付の前で「たまご定食」と言って座った。
8時近くになって、魔子様が生卵の定食を差し出すときに「ごはん、お替わりできますよ」と声をかけた
”知っているはずなのに…“と思ったが
魔子様は“なんだか、知らないような素振りだ”と言う
”せいじ”は、丼で3杯お替わりをした。
どうやら生卵で1杯、つけもので1杯、味噌汁で1杯のようだ。
定食についている朝のコーヒーは、テラスで飲んだ。
それでも2時間ぐらいは、いただろうか…
そのうちに見えなくなった。何処かへ行ったのだろう
と思ったら、店の前のベンチに居ると言う
昼前に、また入ってきた。
店内をウロウロしてジュースを買い、テラスの日陰で飲んでいた。
昼に近くなると、こびる食堂の受付に来て

「たまご定食」と言う
慌てて魔子様が、ご飯を炊く。
”たぶん3杯食べるだろう。それには今のままで間に合うが、
後から来る客用に炊いて置かなければ…”
という読みだ

やはり丼で、3杯食べた、
生卵で1杯、つけもので1杯、味噌汁で1杯である。

一日に二回くる客は、いない。
しかし、その後は日陰のテラスでまた1時間、
店の玄関脇の日陰のベンチで2時間
夕方みたら、姿は見えなかった。

朝7時半頃から午後の3時過ぎまで、どうやら店のまわりにいたようである。
格好はジャージー姿だが、その上に着たチョッキのポケットが異常に膨らんでいる。
なんだか身の回りのものを詰め込んだような格好である。
年格好は、たぶん小生と一緒ぐらいだろう。
以前は知的な目も髭面にかこまれて、トローンとしていた。

近くの人が、
「この前も家の近くの塀に座っていたわよ」と言う

 

認知症が増えている。若年性認知症も増えている。
団塊の世代も、ほとんどリタイヤしている。
親の介護で離職した人たちが、職にあぶれている。
結婚してない単身世帯も増加していると言う
貧困率は16%と言うが、本当は20%を超えていると言う人もいる
”せいじ”のような人たちが、どんどん増えてくるのだろう

このはげ!

「なんかクサイわよ」魔子様が言う
魔子様は匂いに敏感である。
ちなみに隔週月曜日は、”瓶缶”の日である。(盛岡市山岸地区!関係ないが…!)

魔子様は、腐っているかどうか?は匂いを嗅ぐ
それでもわからないのは、嘗めてみる

小生の場合は、食べてから腹の調子で判断する。
別に何を食べても変化がないので、あまりあてにならない。
多分、学生時代の貧乏生活(なんでも口に入れて身体の肥やしにした)の精神の習慣である(?)

その敏感な魔子様が、クサイというのだから

クサイのだろう?
どんなクサさ?
「馬鹿くさい」「アホくさい」「焦げくさい」と三択の問題です

最近(?)燻製醤油というのが出始めた。
冷奴に垂らすと、香ばしいような…焦げたような…
液体を燻製して、香りがつくのかどうか疑問だが…
なんとなく芳しい薫りがして、愛飲している。
コレはコレで値段がまちまちで、”高ければ良い”というものでもない。
安くて美味しいのは…
話が飛んだ

 

その「焦げクサイ」匂いが、朝の厨房に漂ったと言う
周りを見渡した。
そう言えば…圧力釜が変だ?
確か、シュルシュルと錘が回ってから20分弱火にしたはずなのに…
なんだか1時間ぐらい弱火にして…
おまけに圧力ピンが下がっている?
この状態が理解不能だ。

圧力ピンが下がっているということは、蓋を開けてもいいということだから

開けてみた

今日の玄米ご飯用の釜である
一日に圧力釜で二釜炊く。
玄米ご飯用と、玄米おにぎり用である。
その玄米ご飯用が焦げた

焦げは時々できるが、今回の焦げは水分がなくなって全体に焦げた状態である

被害がひどい。これは修復できない。

「全くこのハゲ!」

(特定の人の外観を中傷するものではありません)
と秘書を怒鳴りつけたい。

 

間違い

「全くこの焦げ!」

とオカマを怒鳴りつけたい。

玄米ご飯は48時間低温で浸漬してから、沸騰まで14分、弱火で22分、蒸らしで33分。
合計49.48時間(計算ができない)の労作である。
そうたやすく修復できない。

と言っておにぎり用の玄米は最初から塩が混入されている。
代替品にならない

困った。

しかし、冷静に考えて何故この現象が起きたのか?
その反省がないと、また同じことを繰り返す。

といってその時のことを思い出しても…
不可思議な状況である
弱火の状態で圧力ピンが下がっている
これは長時間の弱火で、できるような状態ではない。

う〜んわからん!

後ろから秘書を蹴り倒したい気分だ!

塩むすび

こんなチラシを見た

しかし、こんな表もある。

年齢調整受療率

 

つまり脳卒中の死亡率は全国一位だが…
脳卒中の原因とおもわれる高血圧で治療している人の値は全国11番目だ。ということと理解する

脳疾患は、倒れたときに病院にすぐ駆け込めば血圧を下げるだけで後遺症も残らず、治療できるという。
つまり倒れたときに

過疎化の一人暮らしで周りに人いないので気づかなかった。
何が何だかわからないので、少し様子を見ていた
救急車がではらって、なかなかこない
田舎なので病院まで時間がかかった。
医者が少なくて他の患者にかかりきりだった。

大病院は救急患者が多くて、対応ができなかった
そんな諸々で死亡率が高くなるのである。

摂取する塩分が、すべての原因では無いのではないか?
岩手は広大な面積のわりあいに病院が遠いのである。

塩は、身体に必要なものだから美味しいのである。
玄米も日常では良いが…

漬物は岩手の大事な食文化だ!
死ぬ前に食べたい!
いや!いつも食べたい!

塩辛い胡瓜の古漬けと、ホカホカの白米塩むすびを…

 

追伸!

塩を持った枡でモッキリをやっつけたい(願望)

さんさの弁当?

弁当の注文を一日一件にしぼっている。
どうしても朝定食とランチの準備の間に、弁当の製造は大量にはできない。

何軒も、弁当の注文を取っているところが不思議だ。
なぜなら昼食用の弁当は、時間が限られているからである。
早めに配達に行っても、まさか9時〜10時に昼食用弁当配達でもあるまい
こんな暑いときに、クーラーの聞いた部屋においてくれればいいが
無造作に、その辺に置かれ日には目も当てられない

そうなると、早くても11時前後
遅くなっても、1時半までぐらいだろう
二時間半の間に、どれだけ配達して回れるか…
都会なら良い
盛岡の場合は、南北20kmぐらいの距離がある。
大阪でいえば、梅田から阪神高速で芦屋へ行くような距離である。
東京でいえば、東京から横浜を首都高で配達して回るのである。

だから一日一件と、基本を決めている
しかし、どうしても注文を受けないといけない場合がある
それは、お得意さんである。
しょっちゅう注文をくれるところから電話があると断りづらい
それを契機に、他に流れる可能性がある
また個数が少なくて、まだ製造余力がある場合は、やはり売上は欲しい
そういうときは、配達場所が同じ方向なら(希望時間帯に配達できるなら…)受ける

しかし、今回は違った。
盛岡の北と南である。距離はそれこそ20kmはあった。
最初に注文をもらったのは12時15分の盛岡の南だった。
そのあと、急に飛び込んできたおなじみさんからの注文が11時半に盛岡の北だった。
45分の間に移動するのは難しい距離である。
しかし、真夏に車内で弁当を温めて走るのも問題だ。
やはり別々に配送しなければ…

そこで店に弁当を冷ましておいて

配達時間を少しずらして、なんとか対応したが
何かトラブルがあればすべてが狂う。
一日二軒は、受けるものではない。

しかし、盛岡はさんさ踊り真っ最中。
「さんさのランチは、客が入らない」と得意先のシェフが言う
店に客が入らなければ…弁当で稼ぐしか無い(泣)

 

 

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