ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

カテゴリーアーカイブ: 生産者と共に

定期便

定期便の岩手町・西根・玉山行き

田中清憲さんは、夫婦で倉庫の中で、ごそごそ
「なにしてんだ?」
「ふたりで隠れんぼ(笑)!」
太い土から堀立の大根を、出してきた

               

[他から何が出てくるの?」と聞くので
「何も出てこないから。油を売っている(?)」

遠藤栄さんは、調子が悪そうで、人参を出して「嫁に行った姉と、お袋が洗った」
「長いもが、品薄で…」と言うと
「土着きだけど、持って行くかい?」

 

岩崎善隆さんは、「漬け物がどっさりだ」と発砲スチロールの箱を持って
「爺さんが植えた家の回りの樹を、ぜんぶ切るんだ。風が吹くといつ倒れるか不安だし、杉の葉が掃除が大変だ。
切っても金にならない。伐採賃と相殺だ。一ヶ月はかかるだろう」と言う

「いや中国需要が多くて、ロシアの北方材は中国へ行き、国産材が高騰している話だが…それに7〜80年ものを、もったいない。
息子が家を建て替える頃には、使える木になると思うが…」というが、後の祭りである

                                                     

                           

遠藤栄

そういえば昨日、遠藤栄が姉夫婦と昼食をしていた 中央病院の帰りだという 
「肺に水がたまって明日、水を抜く」
どうりで今週。「体調が悪いから」と言って商品が出てこなかった。

彼は、昨年秋に掘り出した人参・長芋を洗って出荷している
以前から胸に痛みが、でていたらしい
「どうなの?まさか手術とか入院とか、そんなに長引くの?」
「明日の採取した水を検査してからだ。今困っているのはトルコの 種まきだ」
彼はお盆に、盆花で小菊とトルコを出荷している。

「今、種まきしないと盆に間に合わないし…と言って人を頼んで播 いてもらっても、入院なんかになると手がかけられない」
お姉さんが「土が用意できているなら播いてあげるよ」と言っているが…

彼は2町歩の畑に、人参・長芋・ごぼうを主力にしている
ハウスでは、トルコキキョウや花鉢苗などを作っている
あちこちと3軒の産直に出荷をし、農協に出しているより1.8倍 の売上になったという
農協なら箱詰めして、週に2〜3日出荷をすればいいが、産直だか ら小袋につめて、毎日配達に飛び回っている
年間35000km走るという。「まるで営業者だ」とお姉さんは 言うが…
お母さんと二人で通常の仕事はこなし、忙しいときにはお姉さんや 近隣の人に助けてもらう
「結婚すれば良かったのに…」とお姉さんは言うが
「今なら相手もいるかもしれないが、適齢期の時は農業なんか誰も 見向きもしない」と自嘲気味に笑った52才である

遠藤栄も困っているが、こちらも困った。
生産者が多い大型直売所なら、個人の事情など関係が無いが、こち らは厳選している生産者なので、すぐ替わりが見つからない
遠藤栄には野菜苗を主力で依頼している。誰か他に頼むべきか?
掘り出した人参や長芋は、暖かくなると腐ってくる。早めに洗わないと…
「躰が一番だから、これからの仕事を考える良いきっかけかも知れない。とりあえず結果を連絡ちょうだい」と言っておいたが…

だれか手伝う人はいないか? なんとか若い奴を探さないと…

熟成白菜

                                                          20100218174904.JPG

 

新鮮な野菜と言われますが…
 

白菜は、秋に収穫し新聞紙に包んで熟成させると甘みが増します
そんな熟成白菜が田中清憲君からでております

河内山 耕 君

江刺の河内山から、便りが届いた

「里山生活学校をやっと立ち上げた」という通信である
河内山耕は、元埼玉「自由の森学園」の英語の教師だった
18年前に江刺に入植したが、それ以前に両親が三陸町に入植した
(当店に飾ってある絵は、河内山耕くんのお父さん河内山亨さんが「退院祝い」としてくれたものである)

耕くんは、両親に岩手で就農するように言われたが、気が進まず英語教師を続けいたが
自由の森学園での農業実習で、良いところが無くて自分で始める決意をしたと言う
ついでに、教え子を拉致して妻にしたという(うらやましい?)

山下惣一さんを連れて最初にあったときは豚小屋を改造して住んでいた。
畑はわずか、自然養鶏で生計を立てていたが、徐々に開墾し

今では、様々なものを作り出す「うたがき優命園」として立体農業を目指している
(立体農業=果樹の下に鶏や羊、豚を飼う)

自宅は新規就農資金で基礎と柱と屋根を大工に建ててもらい、その後は長い年月をかけて自分で建てたと言う2階建てである
明るい奥さんは、お菓子をつくり、一菓卵爛(?)と言う菓子工房を作った

そんな河内山君が、今まで行ってきた学習会や観察会。見学会を一連の流れとして「里山生活学校」を立ち上げたのである
部数が5部しかないので早い者勝ちであるが、希望者におわけします。連絡ください

 

 

おひさま米

                       

いつもお米を買っていただけるお客様が、無農薬米の玄米7種類全部を500gづつ買い求めたという
そして家に着いたと思う頃電話で

「おひさま米を5kg欲しい」と連絡があった

「すごいわね、あの人全部炊いて試してみたのかしら…」と店のスタッフが話をしていた
全部炊いて試食するには、時間がなさ過ぎる
たぶん「籾が入っている」とクレームがあったから「籾の入っていないものを選んだのだろう」

玄米にはどうしても、しっかりと籾すりしても籾が残る。白米に精米すれば問題が無いのであるが…
おひさま米の渡辺哲哉は「無農薬米は、玄米で食べることが多いので籾すりには神経を使う。二度籾すりをしている」と言う
それが評価されたのだろう

 

わしの尾酒造

「わしの尾」は文政年間に創業されたと言う古い蔵である。
岩手山が”別名”巌鷲山”と呼ばれるために。”わしの尾っぽの処にあるところ”であると聞いた

http://www.washinoo.co.jp/

 

東京で名前を売れていると言う話が、聞いてみると

「八幡平に学習院の寮がある。そこではわしの尾がよく飲まれた。
それで東京の皇族関係から高い評価をえているのではないか?」

という話だった

陸羽132号

あちこちの酒蔵に、何度か行った。ただの見学である。
おけが一杯ならんでいて、全部試飲させてくれ、帰る頃にはふらふらになる、と言うような見学なのかと思ったら
やはり単なる見学である。まんじゅうを前に置いて、お預けさせられる子供のようなものである。
そして帰りには、いっぱい酒を買わされて帰るという羽目におちいる。くやしい!

そんなことを思い出しながら、今朝はわしの酒造の陸羽132号の仕込みに立ち会った

http://www.ken-ohashi.jp/contents/2b/dagakki3/08series/132.html
店のお客であるカメラマンが、「手作業の部分は今日だけだから…」と言って勧めてくれたのである。

今日は一番最初の仕込みで「添(そえ)」と言う。三段仕込みの最初(一段目?)である。
二段目は「中添え」最後は「留」という

一番最初に水麹をつくりそれを四日間で徐々に酵母を増やす
最初に空のタンクに、水を入れそれに酒母という麹を入れ、麹米をいれ、かけ米をいれる、
この作業の一連を見学してきた

朝6時半、松尾神社に参拝する
八幡平市松尾か?と思ったら違った
京都の酒造りの神さんらしい 

http://www.matsunoo.or.jp/index-1/index.html

それが終わると杜氏たちは、めまぐるしく動く

岩手山の伏流水の中に、麹を発酵させた米を入れ込むのである
発酵させた陸羽をさまして担いでいれるのである。

        

それから酒母という麹菌と米をじっくりと発酵させたものを入れる

                         kk

それを攪拌して温度が一定になったところで熱いかけ米を、温度を下げてからいれ、12.5度まで上げるのである

                                    

                                                                                           

                                                                                                                        

そのタンクを保温している          稲の生産者渡辺晴久君がインタビューされている

今年は陸羽132号が育種開発されてから八八年目の米寿を迎える
その記念の仕込みである

しかし、寒かった、熱燗の陸羽132を一杯やってから見学すべきだったか?
 

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