ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

カテゴリーアーカイブ: お弁当と仕出し

ずがたかい

弁当の配達は楽しい
だいたいが、おなかをすかして待っていてくれる
いや待ち焦がれていてくれる
だから満面の笑みをもって迎えてくれるのである

喜びいっぱいで手を降ってくれる人までいる
たぶんその人は、小生を誰かと間違えているのだろう!

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そんな中でも、いやな思い出の配達が有る
それは冬だ。初雪が降った頃、渋滞の細道に入ってしまった。
近道だと思ったのだ
ところが、びくとも動かない。
しかたなく、携帯電話をかけた。
「渋滞で動きません。後20分ほどかかりそうです」
ようやく辿り着いたら、担当者がひったくるようにして持っていった
たぶん時間指定の昼食の接待用の弁当だったのかもしれない
弁当よりも配達時間が優先だったようだ
そこからは、その後注文が来ない。

また、よくあるのは「弁当箱のゴミは、持ち帰るのですね」と言う言葉だ
なぜか公共機関が言う(言わないところのほうが多いが…)
それは暗黙に「持ち帰れよ」と言う意味だ。
公共機関の建物は、市民の公共サービスとして建てられている
まして運営は、よりよき市民生活の向上を目的としているのではないか?
まして一般廃棄物は行政の仕事である。
それとも食堂事業者の産業廃棄物なのだろうか?(産業廃棄物の処理は民間)
盛岡なら車で運べるが、都市部なら電車でゴミ袋を抱えて乗るのだろうか?
旅館やホテルでは、持ち帰り厳禁である
残り物を食べて食中毒を起こさないように…という配慮である
どうせ持ち帰らないといけないのだからと、弁当の残りを持ち帰って子どもに食べさせたら…
また、食品ゴミであるから、ハエなどの衛生上の問題も有る
できるだけ早めに処分して欲しいのだが、こちとらも引き取りに行く時間も人手もない
ゴミの減量は、市民の勤めだが、右のものを左において、仕事をしているようなアリバイ証明の行政はいらない

 

そして最後に
「どちらから入ってこられました?車はどこに置かれました?
どちらの会社ですか?」と言葉遣いは丁寧だが、苦虫を潰したような顔で言う
”業者は、裏から入って来い。頭が高い。控えろ!”というのが公共機関の決まりらしい

 

真っ黒なロビー

ときどき、高額の弁当の注文が入る。
高額といっても、1000円1500円2000円という弁当である。
たぶん接待だと思うが「領収証」を要求されたり、振込であったりする。

量産型の弁当は、大変だが…
高額の弁当も、もっと大変である。
種類をさまざま作らないといけない。

野菜を主体と言いながら、高額の弁当は短角牛や菜彩鶏、りんごポークが入る。
それを一つ一つ味見をして、つくり上げるのである。(魔子様が独りで…)

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最近、盛岡には、若い人たちがマクロビの店を出し始めた

マクロビは、同居人だったら
「真っ黒なロビーがある店か?」と勘違いするだろう
違う
「マクロビオテヒック」と言う。玄米菜食の食事や料理のスタイルを言う
それは日本人の桜沢如一から始まり、久司道夫が米国へ行って広めて認知されたという
(いろいろと関係した人がいるが端折った)
だから逆輸入である。

さまざまなことを言われているが、小生のスタンスは、「バランス」である
玄米菜食にこだわらず。小魚や卵と肉をバランスよく「旬」を意識して食べる
と言うことが地域小売業の生き様である(?)
あまり主義主張に走ると、地域で商売が成り立たない(泣)

そんな地域にマクロビの店というか「野菜主体のみせ」がどんどん出来て成り立つのだろうか?
できれば共存共栄の住み分けができたらいいが…
資本主義の拡大経済は、それをゆるさない

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そんなことを考えながら配達に走っていると、ラブホテルが眼に入った。
ラブホテルではない、メガネ屋だ。

この特長ある建物を、初めて見たのは。ある山奥であった。
山奥の小さな村に、ちいさな旅館が有り、その窓のカーテンを開けたら、その建物がそびえ立っていた。
なんで…こんなところに…

創業者が、その村の出身だという
だから採算度外視の店ができたのか?
資本主義経済も拡大が終われば…地元への貢献なのか…

 

断固キッパリ

 

6月15日IMG_0002

街は、チャグチャグ馬コの喧騒である。
こちらの人は多分「ちゃぐちゃぐまっこ」と発音しているのだろう
川崎から、二回めに盛岡に来た時は、長女が小学校でチャグチャグ馬コの唄を覚えてきた
”ちゃ〜ぐっ、ちゃ〜ぐっ、まぁ〜この…”と覚えるためだろうか
何回も何回も、唄って、耳の奥にメロディーが張り付いていた記憶がある。

こちらでは「ちゃぐぅちゃぐぅ、うま〜ぁっこ」ではなく
「ちゃぁ〜ぐ…ちゃぁ〜ぐ…まぁ〜っこ」とうたっているのだろう

まぁそんなことは、どうでもいいが…
街の横丁まで歩きまわる観光客をさけて、弁当の配達もあちこちで回り道をしないといけない。

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あちこちに警官がいるので、うっかりビールを呑みながら運転もできない
まして、もっきりなど言語道断だ!と思ったら、
もっきりやのオカミが、買い出しだろうか…
リュックを担いて、転がるように歩いていた。

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そうかぁ〜!今日は店を開ける土曜日だ。

昔は、と言っても最近の昔だから、ほんのちょっと前だ(?)

チャグチャグ馬コは、6月15日だった。
これは決まっていて、その日が金曜日だろうが、月曜日だろうが。
断固、キッパリと6月15日だった。
それが長男が学校に入る頃だろうか…

「週末の開催にしよう」とかボケた政治家か?誰かが言い出した。
その意見を求められたことがある
だいたいが、昔から…そうだなぁ〜
女性がパンティをはきはじめる前だ!
そうそう腰巻きの時代から(男は当然ふんどしだ!)
チャグチャグ馬コは、6月15日と断固、キッパリ、決まっていたのだ
それが経済効果だとか…観光客で一杯に…とか…
子どもたちに見せたいからとか…

それで変わったのだ!

小生は、断固キッパリ!これは岩手の風習だ。精神の習慣だ。
曜日を変えるのではなく、会社や学校を休みにしろ!
週末という概念は、西洋の概念だ。
唯物史観的にゆるせない(?)
等々、反論したのだが

多事争論、天地真理、多勢無勢、負けたのだ
それ以来、チャグチャグ馬コは
見たことがない。

6月15日は、盛岡は「晴れ」の特異日である。

緑の町に舞い降りて -Ode of Morioka

ひと月に一度、弁当の注文をくれるところがある。
職場の女性のグループだろうか…
以前は片手で数えられる数量だったが…
最近は両手でも足りなくて、足の指まで使わないと数えられない
グループの勢力拡大だろうか…
それとも変わった弁当だから、食べる人が増えたのだろうか…
嬉しい事であるが…

当店の弁当が他と変わっていることは、すべて手作りである

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この弁当のなかには、チキンナゲットが入っている
そのチキンナゲットは、二戸市の菜彩鶏(野菜を主体に食べさせた鶏肉)と
田楽茶屋(豆腐専門店)の木綿豆腐との混ぜあわせである
そして、それ用のソースは、なんとケチャップにウースターソースを絡ませているのである。
細やかな魔子様の心遣いである。
胡瓜のぬか漬けは、小生の作品である。
毎日毎日、かき混ぜて天地返しをして、味を確かめカメから選んで取り出しているのだ
偉い!(誰も言わないので、自分で言う)
出汁巻卵は、一つ一つていねいに薄めに焼いて、厚く巻く。
(小生に任せると、出汁巻きが破れたオムレツになるので、絶対に焼かせない)
材料も吟味する。
「小松菜!ちょっと苦いから、菠薐草に変えたよ」と事も無げに直前に魔子様は言う。
(菠薐草「ほうれんそう」=菠薐は、ペルシャという意味である。原産地が中東。
法蓮草や鳳輦草という字もあるが、当て字である。)
こちとらは毎日、お品がきを変えるのに必死である
そして産地が変わる。本当は地産地消で生産者のものだけで行きたいのだが
そういう訳にはいかない。
北東北の冬場と春は、ほとんど農家から出る物は漬物と保存野菜しかないのである
(それは農林省が作った都会向けの産地リレーで、地場野菜が消えた。
全国各地から都会へ、いつでもどこでも、すべての野菜が集まるようなシステム=旬が消えた)

まぁそんな弁当だから、他のチェーン店には無い全国画一の弁当ではない、個性的な弁当である
(大型チェーン店は、全国どこでも「おんなじ味を!」と言うが、それでは地方の存在価値がない!)
そして、当店自慢の弁当の欠点は、量産ができない。せいぜい30人前である。
なんせ魔子様が、独りで造っているのである。
小生は、その周囲で、うろうろと何かできることがないか、探しているだけである。

その小生の出番は「配達」である。
配達は、楽しい。変化がある。
あちこちで事故があったり、信号無視をしたり、パトカーに追いかけられたり、
消防車の邪魔をしたり、自転車を脅したり、クラクションを滅多矢鱈に鳴らしたり、
そして変わった建物を見つける。

なんだか居酒屋に挟まれたこの店
今は使われていないようだが…
以前は喫茶店だったのだろうか…

なんだか、ユーミンの「緑の町に舞い降りて -Ode of Morioka-』を思わせる・
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豆びたし

ようやくできた。
豆漬けである

いや豆漬けと言って、良いのだろうか

「豆びたし」のようは気がする

IMG_0001人参を刻んで、和布粉を入れた

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確かに紫蘇の実は香りがいいが、当店は栄養に気を使う
豆と海藻、日本人がカルシュウムを採ってきた二大産物である
秘伝を5%のお湯で煮て、冷ましながら塩分を煮含ませる
そこで、どのタイミングが良いのか検討中だが

刻んだ人参と和布の粉を振り入れる

食べて、これなら酒の肴だ!
ビールなら3号館を日本
いや、3合缶を二本
いや、三五缶を二本はいけます

 

 

 

 

注文ですよ!

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弁当の配達に行った
朝、ど〜ンド〜ンと鳴った。
花火である
岩手だけの習慣だろうか…
小学校の運動会が決行されるときは、花火が打ち上げられる

眼を覚ました魔子様は
「運動会かしら?」と弁当の注文をもらった小学校の名を揚げた
家から20kmも離れたところの花火が聞こえるはずがないのだが…

運動会の弁当配達は、事務室の指定だった
職員室の前には、天敵の軽のパトカーがいた
ゴールド免許を帳消しにしたやつだ。

おもいっきり車を蹴飛ばしたが、つま先を痛めただけだ

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パトカーにヒトはいない
校舎にはすべて施錠してある
入れない、配達時間が刻々と迫る

職員はグランドに出払っているのだろうか?
誰か!出てこんか?

弁当屋は、いつもこんな羽目に陥る
腹が減れば思い出すが…
目先のことにいっぱいだと、注文したことも忘れる(泣)

もりぶろ

モリブロは、「モリオカ悪徳ブローカー大会」と思っている人が大勢いる
その悪徳ブローカー総元締めの情婦のような長身のKさんが言う。
「お弁当、スタッフの専門学校生に好評です。
彼女らはコンビニの弁当しか食べてないから…」

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もりブロという実行委員会から弁当の依頼があった・

博識多才の梅さんは言う
”梅さん”は、梅沢さんという当店のボランティア従業員(?)である。
店主と間違えるが、声の出ない店主の替わりに、いつも大声で厨房で叫んでいる
その博識多才の梅さんと魔子様が会話していた。

もりぶろってなぁに?」
「古いものでも、売っているじゃないか?」
「じゃーフリーマーケットのようなもの?」
「うん…」

腕の振るいようがない弁当でも一生懸命つくる魔子様であった。

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かいだん

 

弁当の配達に行った
3月4月は学校の行事(入学式・卒業式・謝恩会)等々があり、弁当の注文が多い
まして、先生が転勤して歩くので、あちこちの学校から注文が入る。
嬉しい事である。
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配達とお品書きの作成は、小生の仕事である
品書きは、最終チェックが大事である
魔子様が、
「空いていたから埋めた」とか
「色が悪いから変えた」とか
「物が悪いから、作り替えた」
「顔が悪いから、やめた」とか
「根性が悪いから…」

さまざまな理由をつけて変更に変更を加える
この弁当の変更は空いたスペースに「高価な苺」を入れたのである
経営者としては「苺のを入れて欲しい」と思うのだが…

 

配達は、盛岡の道を熟知している小生の得意である
途中で郵便局によって、〇〇商店で何を買って…
それから行けば、11時半じゃすとだ!
時間指定だから、大変なのだ

ところが途中で渋滞が起きている
渋滞であるから、あちこちが滞る
そういう時に横道・抜け道・そして
みっちゃん、みちみちうんこして…という唄を歌いながら
到着するのである

そして到着したところは

IMG_0017エレベーターが無かった
配達先は階段のうえの事務室である。
事務職員は、事も無げに
「こちらの部屋に置いてください」と言う

頭のなかが走馬灯のように駆け巡った。
すべてで30食、
両手に持てば1回に10食、3往復
手すりに触らないで登ることができるか?
いや無理だ。

手すりだと片手に5食、6往復
段差が15センチある。それが15段近くある
体力が持つか?足がガクガクいうかも

事務員に言った
「すいません身体が悪いもので…、階段を上がれないのですが…」
事務員は、小生の足からてっぺんまで見ながら唖然とした

たぶん身体よりも顔の方を心配したのかもしれない(泣)

感想

朝、パソコンを開くと、こんなメールが来ていた。
何か?クレームだと思ったら、嬉しい感想である。
以前、弁当に髪の毛が入って居たとクレームがメールで届き、ねちねちと書かれたことがある
そういえば弁当を初めた頃「こんな弁当、ほか弁で500円以下よ!」と電話で怒鳴られたことがある
概ね好評だが、嬉しい感想を直に伝えられたということは、あまりない
これも日本人の…東北人の…せいか…
それとも弁当の所為か(?)
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ちいさな野菜畑さま
昨日、貴社のお弁当をいただきました。
大変、美味しかったし、ただ美味しいだけではなく、心のこもったお弁当に感動し
是非、メールで、その気持ちを伝えようと思いました。
①化学調味料が使用されていないこと
②お品書きがあること自体、素晴らしいですが、加えて食材の産地まで書いてあった
③ご飯の下に、経木が敷いてあった。ご飯が硬すぎず、柔らかすぎず、とても美味しかった
④プラスティックではなく、紙製のパックだった
⑤どれも大変美味しかった
⑥バランスが良かった
⑦彩がきれいだった
などなど職員みんなから大好評でした。
私個人的には、ポテトサラダのポテトが長芋だったことが斬新でしたし、ほわほわしていて美味しかったです。

ちゃきん

「これは何だ?」と魔子様に問うと

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「南瓜の茶巾だ」という
最近、弁当には凝ったものが出てくる
そろそろレパートリーが尽きてきたのか…

芋・蛸・南瓜は、関西でいう言葉だ。女性の好きなものみっつだ。

芋は焼き芋で…
蛸はたこ焼きで…
南瓜は、町中を食べながら歩くようなものではないが…

よく南瓜を買うときに「ホクホクしてる?」と聞かれる
ホクホクの他に、どんな表現があるのか?と言うと「べちゃべちゃ」である
”ベチャベチャ”は、日本かぼちゃ。”ホクホク”は西洋かぼちゃである。

小さな頃、南瓜の煮物は、ベチャベチャだった。
今、ほとんどがホクホクの栗系南瓜になってしまっている。嘆かわしい
単一の品種になることによって、多様性が失われ安定した生産ができず、
料理も、その技が消えていく。

だから南瓜の茶巾は、最近の料理だろう

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