ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

カテゴリーアーカイブ: お弁当と仕出し

こみんか

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南昌荘に配達に行った
南昌荘は、明治に建てられた民間の家である
ようするに古民家というべきか?
しかし、違うのは大きな素晴らしい庭園がその奥に広がっているのである
古民家というが、豪商の昔の家である。

 

南昌荘には、何回か入ったことがある。
様々な部屋があって、さまざまな会合が開かれているようだ。
古い家だから禁煙である。燃えたら大変だ。
そういういわけかも知れないが、煙草を60本吸っていた当時は、あまり行きたくなかった。
禁断症状で手が震えるのである

数年前に食道癌で煙草をやめて、今度は行こうと思っても行く機会がない。
久しぶりの南昌荘への配達である。
受付の女性は、「どこの注文ですか…」
「はい〇〇さんの弁当の配達なのですが…」
「ちょっとお待ち下さい」と言いながら奥へ消えていった
とたんに〇〇さんが顔を出した。

弁当を渡して玄関口へ降りると
「弁当みる?」という〇〇さんの声がして
受付の女性は
「みるみる」といいながら…

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数日たって、注文があった。
南昌荘からである。

 

 

はよいこ

いつもは余裕を持って作る魔子様が、今日は慌てている

「ちゃんと確認したのに…」とブツブツ言っている。
どうやら弁当の具材の数量を間違えたのである
前日から、すべて手づくりでつくるので、数量を間違えるのは致命傷である
今回は、30個つくらないといけない”里芋コロッケ”を29個しか作らなかったらしい

慌てている
「あんなに勘定したのに…」と言いながら
「あれだけ数えたのに…」と嘆きながら

こういう時は近寄らないほうがいい。何が飛んで来るかわからない。
梅さんも。そーっと離れた。
しかし、その手際の良さは人並みではない
鬼神もかくあるべしと言う、その神業で、あっという間に作り上げ。なんとかぎりぎり間に合った。

ギリギリと言っても魔子様はギリギリだが
小生は、二件の配達なのだが、余裕だ

駅裏ビルの一軒と郊外の学校、両方共、店から片道15分だ
しかし、そのビルと学校を結ぶ道は、20分ぐらいかかる
途中で田楽茶屋で集荷をして…
などと考えて、十分な余裕を持ってスタートした

配達時間は11時と11時半である。
一軒目は郊外の学校である
担当の人がにこやかに対応してくれた

晴れた良き日である

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さて次は田楽茶屋で集荷をして…
そこでもう一度確認をした。
配達先と時間を…

「11:00配達」とある
今、11・00ちょうどである

あれぇ〜
時間を取り違えた

どうやら11時に駅裏のビル
11時半に郊外の学校だったのを
先に学校に行ってしまった。
取り違えたのである

慌てて伝票を見た
そこにはビルで待っている担当者の携帯の電話番号は載っていない
「しまった。連絡のしようがない」
とりあえず店に電話をして魔子様に指図
「担当者の携帯の電話番号をさがせ!」

そして向かった道は、渋滞である
いつも5分で通り抜ける道が、なんと20分もかかってしまった
魔子様から電話
「”少し遅れます”と連絡しておいた」
すこし、安心。
しかし道は、まだまだ渋滞が続く
ようやく流れがスムーズになってきたところで
Nboxのアクセルを踏み込む

しかし、駅裏ビル到着は11時40分
ビルのフロアーに、弁当を待っている人は見当たらない
魔子様に電話
「携帯番号は、聞いたか?」
「〇〇◯-〇〇〇〇-〇〇〇〇」

 

階上から降りてきた担当者はにこやかに
「ご苦労様でした」と言いながら
違う場所の階下で待っていた人は
「はよ!いこ!」と一顧だにしない。
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べんとう

 

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松茸が豊作だ。
なんといっても当店にまで出回るし、多くの生産者が「余ったら食べて」と言う(願望)
産地である岩泉は、業者が買い求めに行くので地元で売り切れてしまうが、その他はやはり地元ではなかなか売り切れない。と言うか、高すぎて売れないのと

”そのうちに拾うから…”
”そのうちに貰うから…”
と言って、買うまでにはいたらない。
「ひろう」という感覚は、都会ではない。
ちょっと車を止めて山に入れば、さまざまなキノコが採れるのである。
まさに”拾う”という感覚である
あまり興味ない人でも、今年は「松茸を、ひろった」と言う
そんな人々に大学では農業経済を教える
資本主義の拡大貨幣経済を教えていいのか(立腹)

貨幣経済を教えて稼げないことを嘆くよりも、
拾うという感覚で自然の恵みを享受するほうが豊かだと思うのだが…(主張)

 

心配している人がいる

「3.11の大震災の前年も大豊作だった。」と言う

人間は忘れる動物だというが、それ以前の豊作の時はすっかり忘れている
それ以前の豊作の時は、息子が中学生だった。
多分、まだテントハウスで営業していた時だったかもしれない
魔子様が、弁当をもたせた
松茸ご飯の弁当だ。
シャイな息子は、恥ずかしくて弁当を隠して食べたという

 

魔子様の弁当作りの原点は、子どもたちへの弁当作りに有った。
三人の子どもたちに弁当を作り続け、ようやく終わったと思ったら店の弁当作りだ
まるで、弁当のために生きているような人生だ(?)
そのまた原点は、子供の頃、共稼ぎの母親が造った弁当を新聞紙で隠して食べたという
「茶色の弁当だった」と魔子様は語る。

当時は当たり前であった。
弁当といえば日の丸弁当、ドカベン、などあまりイメージがよくない

「土方弁当」の画像検索結果
日の丸弁当は、”軍服姿の右翼の人が持っていく弁当だ”と
戦争法案に反対した若い人は思っているだろう
日の丸弁当とは、白飯に真ん中に梅干しが一個乗っかっているだけである。

じっと見て、酸っぱい唾が湧いてくるのをまち、それでご飯をかき込み、
その内に梅干しの肉で大量のご飯を、かき込み、
最後に梅干しの種をなめなめしねがら、かき込み、
そして最後の最後に、お茶で弁当箱を洗い、張り付いたごはん粒を種で落としながらすする、

と言う正式な裏千家の流儀があるほどだ(嘘)
白飯だけでも美味しかった。
昭和30年代の田舎は、大根や芋を混ぜたカテ飯だったという

 

「ドカベン」は漫画だと思っているだろうが、
漫画を知らない世代に、漫画を見たことのない小生が、あまねく多くの人に偉そうに教える
土方弁当を食べるズングリムックリした体型の野球少年の山田太郎が登場する漫画である
山田太郎というと「新聞少年」を思い出す人は、団塊の世代である
新聞配達の少年のことを言う唄だ。
「朝刊太郎と、いうんだぜ〜♫」というフレーズが耳から離れない
当時、中学生や小学生のアルバイトに新聞配達が流行った。
たぶんY新聞のワタナベの差金でなかっただろうか…
野球少年の山田太郎は、その後だ。昭和40年代だろうか?
なんだか、内容が外れた

 

土方弁当箱とは、底が深い、ご飯がたらふく入る弁当箱である
多分二合は、入っただろう。早弁ように多めに入れてあった。
おかずよりも米の飯、それも量が問題なのである
だから「深夜食堂(漫画)」のタコウィンナーなどは、まだまだ出ても来ない
小生も当時、流行りの薄い弁当箱が欲しかった。
しかし、造ってくれたのは深い弁当箱に煮物が入って煮汁がご飯に染み渡り、漏れて包んだ新聞紙まで汚れ、嫌いな音楽の教科書まで染み通っていた。
引っ越してきた岩手で驚いたのは、その弁当箱を集めて教室のストーブに載せるのである。
(そのような「弁当ストーブのせ網型容器」が有った)
そうするとストーブが盛んに燃え始めた三時間目の教室には、匂いが充満した
「だれだ、凍み大根の煮付けをおかずにした奴は?」
と言って怒られながら温まった弁当を食べたものである

 

人間は忘れる動物である
貧しいながら楽しい弁当だった。
美味しい弁当だった。
愛情のこもった弁当だった。
そんな弁当屋は、当店しかいない(?)

IMG_0011 松茸弁当
IMG_0005  黒米栗ごはん弁当

坊僧対決

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仕出しを造った。魔子様が…
何でも「寺子屋ライブ」の仕出しだという

寺子屋ライブは、もう11回を数える
数年前、お寺でクリスマスコンサートをやろうというときに

「一緒にやろう」誘われたバンド好きの中学校の先生が…
「教え子と一緒にやるわけに行かない」と言って断り、
そのかわり
「年寄りが集まってライブをやりたい」といったのが始まりらしい

その教え子とは、芸大出身のプロの声楽家である。
先生も教え子が偉くなると困ったものだ。

芸術の街「盛岡」の素人バンドは、あちこちにライブハウスがあるが、年寄り向けはあまりないらしい
そこで年寄り連中が集まってライブをやろうという話だ

 

終わってから「ご苦労さん会」をする。
その仕出しである。
金額は決まっていない
コンサートに出た連中と、聞いた連中が集まって
缶ビールとか、持ち寄った日本酒とか…寺で飲み残しの焼酎とか…
和尚が隠し持っているウィスキーを、黙って頂き、
なんぼか賽銭箱に入れた金を、洗いざらい持ってくるのが条件である

つまり金額が決まっていない、食べる人数も決まっていない
決まっているのは「魔子様がつくる」「入道が配達をする」「賽銭箱を洗いざらいすくってくる」という
資本主義経済から外れた温かな経済なのである

こんな商売も、これからの落ち目の社会ではありかな…

今回も前座の対談は、和尚と入道の坊僧対決で、話は当然のことながら暴走した。

支給弁当

弁当を頼まれた。
いつものことであるが…

今回は違う
食材支給の弁当なのだ
と言っても、すべての材料ではない

白菜と米と…
なんと短角牛のブロック肉である

国の某農業試験場からの依頼である
まぁ毎年のことでもあるが

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白菜は、新品種で名前はまだない。やわらかなサラダ用だという
白菜の生で食べる新品種というのは珍しい

 

米は直播用の品種萌えみのりだという
わざわざ直播き(じかまき)用の品種を作っているのだ!

直播き=(苗を作らずに、田んぼに種籾を直接播いて芽を出させる方法
労力の軽減、経費の節約、など様々なメリットが有る。
田んぼをならす作業が間違えるとデメリットとして雑草に負ける)

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そして短角牛だという
しかし、その料理法は「ローストビーフ」だと指定されている
ローストビールなら、いつも飲み慣れているが…(?)
魔子様は、自信がなさそうにつぶやいた。
「できるかしら…」
高価な部位だけに失敗したら後戻りができない
まして芯まで火が通っていないと、この夏場は心配である
そこでオタスケマンの登場である
短角考房北風土主宰の佐々木先達に教えを請うた
佐々木先輩は、手取り足取り揚げ足取りで懇切丁寧に教えてくれた

しかし、「このぷるぷるがまだなのよね」と摩訶不思議なことをのたまう魔子様
どうやらフライパンでブロック肉の6面を焼くのだが、その肉塊をつっついて
揺れるようでは、まだ火が通っていないと判断するようだ

その揺れ方が
プルプルと乳房のように、ゆらゆら揺れるのか?
ブルブルとお尻のように、たわわに揺れるのか?
で、だいぶ違うだろう!と思うのは小生だけだろうか?

とりあえず切って見て判断をしよう!と魔子様に持ちかけた
当然切れハシは、小生の役目である毒味と、高タンパク高脂肪の対策に

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旨い!美味い!
やはり短角だ。しっかりと焼かなくても火が通るだけで美味しい
わきの黒毛よりも絶対に美味しい!と評判だ!

それに佐々木先輩は「ジュレのタレを!」と難問をいう
ジュレとは何だ?樹齢千年の林檎の木か?

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次から次の難問を、クリヤしながら魔子様は突き進む

どうだ!この弁当は!
食材支給でもなんでも、持ってきやがれ!

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配達は、困難を極めた。

なんといっても、小生が走るのである
凸凹道や、がたごと道を、飛ばして飛ばして、ついた時には…

再稼働反対

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弁当を配達に行った

なんだか講習会用の弁当である

最初、「配達先」を書いていなかった
当日になって魔子様が確認をとった。
予定していたところと、別のところだった

「よかった!確認して…」
「間違っていたら大変よ!」
と安堵の胸をおろした

しかし、その名前をナビにインプットすると愛知県稲沢市の施設や鹿児島市の施設が並んでくる
一番近い盛岡の施設は出てこない

おかしい?
再度、電話で聞き直した

「すいません。勤労とか福祉とか、快感とか、同じような名前が色いろあるのですが…
どこの快感ですか?」
「〇〇ガスの向いです」
「〇〇ガス?」
「そんな建物ありました?」
「………」
「ひょっとして再稼働をしようと進めている女川で原発を推進している〇〇電力の向かいですか。
再稼働は反対ですが…」
「そうそう!その女川原発再稼働反対の〇〇電力の向かいです」

ようやく分かった
持っていく注文票には魔子様が
「4F大ホール」と書いてあった
到着したビルの入り口で男性から声をかけられた
「5階ですか?」
「いや4階です」
「そうか控室があるからね〜」
4階に行った
エレベーターの前に受付が有った
「弁当を配達に…」
{私は頼んでいません」
「頼んだ人は?」
「いえ!だれも…」
あっ!そうか奥の部屋か?
その受付はなにやら健康診断の受付のようであった
通り過ぎると確かに控室があったが、誰もいない

ふと「大ホール」と言葉に気がついた
それとすれ違った男性の「5階ですか?」
そうか5階の大ホールだ

 

帰ってから魔子様に言った
「〇〇ガスの向かいのビルの4階の大ホールは無かった」
「女川原発再稼働を目論んでいる〇〇電力の向かいのビルは反対だった(?)」

たまには

弁当の配達に行った
予算がないのか、一番安い弁当であるが、魔子様の手にかかれば豪華弁当に変身する

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なんでも家庭科の先生たちの集まりのようであるが、
家庭科の先生だから、自分たちで弁当を作るとは限らない
特養のホームの介護員が、自分の親をデイケアに行かせているようなものか…
保育園の先生が、自分の子供を保育園にあずけているようなものだ
先生の子どもは、自分で教えないで、よその学校に子どもを預ける。
それなのに寺の坊主は、よそで自分の葬儀はあげない。
きちんと、お布施が家庭内循環することを計算している(理不尽だ!)

 

その配達した歴史ある学校の玄関先に100周年記念讃歌というのが掲げてあった。

IMG_0006  「  たまには…(?)」
岩手の学校らしいけど、
まだまだ多くの学校には、隠れている…いや隠していることが…ありそうな気がするのだが…

 

おのぼりさん

ふと思い立って、ひさしぶりに都会に行った
それも新幹線でだ!
普通の人は、つり革にぶら下がって深夜の大型乗り合い乗用車で行くという
それが「一番安い」と言う
こちとらは金を、たんまり持っているから弁当付きの新幹線だ

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「岩手の弁当」という名の弁当を買った。どこが岩手の弁当なのだ?
冷えたご飯、青梅干し・ネギ入り玉子焼き・鰊甘露煮・鮭とば味噌和え・舞茸の天麩羅・
鶏肉の照焼・岩手昔豆腐の田楽・甘い煮物・ホタテの時雨煮・一口昆布巻き・ウドの味噌煮・香の物
とりあえず海の幸・山の幸を、まとめてのっけた!という感じだが、色が悪い、味が甘い。見かけが悪い。
これでは岩手のイメージを損なうだろう
ちいさな野菜畑の弁当を是非、駅弁に入れてほしいものだ
(下記は上記と同じ値段の弁当です)

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都会は、肉布団に包まれていた
分厚く上からかぶさってくる、厚い・熱い・暑い肉布団である

盛岡は35度だという。都会も一緒だ。
しかし、日陰が違う。身体を覆い包む空気が違う。
大きな大きな暑い肉布団が、体中を包むような感じだ

盛岡は、時折吹き抜ける風が違う
強い日差しが抜ける感覚がある
都会は本当に覆い包まれて逃げようもない
日差しも刺す感覚である

通りかかった神社は、冷房をしていた
霧を吹きかけて…
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階段を歩く
人混みの中をぶつからないように歩く
ぶつかると跳ね飛ばされそうな勢いで歩く人々
かき分けて、ぶち当たり、よけそこねてふらついた。
地下鉄に乗る
切符の買い方、
改札口の通り方
外への出口
電車の乗り方
すべて考えてから一歩を踏み出した。
まるでお上りさんだ。全くそのとおりだが…

もう都会にはいけない
行こうとは思わない

夏の厚い肉布団
冬の乾ききった風景に耐えられない

酒飲みのすすめ

なんだか「〇〇さんからの注文」と書いてあるが
そばに「ちばからの電話」とも、メモしてある

 

〇〇さんが、ちばさんに電話をしてもらって注文をくれたのだろうか?

とりあえず某岩大の学生センターへ持参した
学生センターには入り口にこんな立て看板が…

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なるほど…
千葉からの注文だったのか?

 

しかし、待ち合わせ場所の学生センターには
こんなテキストが…

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今の学生は、なんでもテキスト通りでないと酒も飲めないのか?

いっぷく

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初夏というか、梅雨の晴れ間というが…
岩手では珍しいぐらいの暑い日差しが照りつける日

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蓮の花が咲き…
紫陽花が見頃で…
鯉がさわやかに泳いでいる
そうなんです
南部藩の別邸と呼ばれる盛岡市中央公民館が配達場所である。
配達先は、嬉しい事に庭を一周できる。
「園庭の一番奥の愛宕亭」とある
”愛宕亭は俳人山口青邨の幼いころに暮らしていた家”を移築した
庭は南部藩のお殿様の散策路だったというが、建物はあちこちの旧家を移築してあるようだ

ここは紅葉の名所である。
秋の一時期、ライトアップした紅葉は、すばらしい。
まるで赤いサングラスを掛けたような息を呑む光景である

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こんな庭をのんびりと散策できるような身分になりたい!と思いながら

働くことの喜びと、悩みと、苦しみを感じている日々である

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