ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

カテゴリーアーカイブ: お弁当と仕出し

たんじょうび

「誕生日おめでとう」
玄関にボール持って出てきた男の子に声をかけた
「いくつ?」と聞くと
指を四本出して突き出してきた。
「もうすぐ幼稚園?」と言うと、嬉しそうに顔をほころばせた

誕生日会の弁当をである
親せきが集まるのか…
仲良し友達が集まるのか

一つだけ子供用で、後は大人だと言う

 

なかなか違いが出せない
そこでメニューを…

しかし、ひらがな読めるかな?

新春の夢

年末に弁当の注文の問い合わせがあった。
年明け早々に40食だという。

当店は、消費者ニーズに懐疑的である
しかし、お客様のワガママには、できるだけ対応している(?)
魔子様は「40食は多いね…」と言って無言である。
こういうときは、あとでなんと言われようと押し切る
「注文!受けたよ!!」と言って…
「なんだかんだと言って…受けるのね」と言いながらブツブツ言う魔子様に注文書を渡す。

昨年から最低単価を上げた。
500円から700円である。
最低500円だと「配達付きのほか弁」と勘違いして注文をくれる。
注文はありがたいのだが、「配達」がメインになって弁当の評価があまりされない。
ようするに弁当担当が「焼肉弁当を選んだのか?」「焼き魚弁当なのか?」「幕の内なのか?「のり弁なのか?」
「まぜあわせで注文をしたのか…」それで頭を悩ます。

当店は「800円の弁当」と言うとそれなりに作る。
そして魔子様は、それなり以上に作ってしまう。
「原価が合わないよ!」ときつく叱っても
「手は抜けない!」と言い張る

 

若かりし頃、会社で電話がかかってくると
「三回ベルが鳴る前に電話を取れ!」と言われた。そして
「”こちらから掛けます”などと言うな!どこから電話だ!
遠方は電話賃がいくら掛かると思うのだ!すぐ出ろ!」と怒られた。
しかし「来客中は出るな!」と教わった。
わざわざ尋ねてきた人と向き合っているのに、割り込んできた電話に出るのは、来ている人に失礼だ。と言うのである。

それと一緒で、「朝定食」や「ランチ」で、わざわざ来店している客をそっちのけで、配達弁当を作っているのは申し訳ない。
だから弁当を、どんどん広げると、来店している人に申し訳ない
じゃ〜別会社で弁当事業を大きくして、人を雇って…、
規模拡大で… 原価を安く上げて…
と言うのが資本主義経済の拡大思考の発想である。
そうすると、資金が必要となり…、人件費がかかって…、経費が増えて…、競争が激化して…それに立ち向かうためにコンサルに相談して…
金融機関の餌食になり…と言う悪循環に陥る。

こちとらが狙っているのは、縮小経済の循環型の仕組みである。
その発想方法の原点が農業である。いや「農」か…
ようするに暮らしとしての…
営みとしての農である。
そして三ちゃん農業である。

もう若い人は知らないだろうが
昔の兼業農家は、オヤジが金を稼ぎに行って、残された爺ちゃん婆ちゃん、かぁちゃんで農業をやるという仕組みである。
ようするに、家で食べるもの、使うものは、すべて家族で作り、ほんの少しの現金収入でも一家が元気で仲良く暮らせると言う仕組みである。
そこには「原価計算」という仕組みがないのである。
働けば働くだけ、自然がお返しをしてくれると言う仕組みである。

そんな仕組みが、今の家族という単位で出来ないか?
という馬鹿みたいな、夢のような試みである。
新春に、ふさわしい試みである(?)

そんな試みは、新春に形として現れた。

配達をした某国立大学の芸術系の集まりの担当者がメールをくれた

「本日はありがとうございました。
参会者の皆から好評をいただきました。
毎年この時期に研究会を行なっていますが、弁当で感謝をされたのは初めてです。
私も嬉しくなりました。
お品書きなども添えられていて、真心が伝わるお弁当でした。
大変ありがとうございました」

お金ではない、感謝の気持ちが嬉しい。

がんばって

弁当の注文である
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なんだかいつも注文が来る
これで三回目だろうか…
名前が「タカダドウジョウ」と言う

道場だから、剣道か…柔道か…空手の…
いや「ミチバ」と読むのであろうか…
ひょっとして道場六三郎と関係があるのだろうか…
調理道とか…和食道とか…
なんだろうか…

そんなことを考えながら「待ち合わせ場所を…」ということで
そうなのである
弁当を”待ち合わせて渡す”と言う配達である
いつもというか…ほとんどが配達場所は恒久的な建物が指定される
ときおり、このように待ち合わせ場所に持参すると言う注文が有る

知らない土地で弁当を調達するのは大変だろうと
前もって注文して待ち合わせ場所に持参するのである
遠くから来るから盛岡の弁当事情はわからない
まして、どこが美味しいのか…
と言っても、”ほか弁”などのチェーン店ではせっかく盛岡に来た意味がない。
最初のときに、そんな期待に応えたのだろうか…
毎年、待ち合わせ場所を指定し、時間指定の弁当の注文の問い合わせがある

そういえば待ち合わせ場所と言っても時間も大切である
時間と場所がピッタリと合わないと偉いことになる
以前あったのは

「朝の6時にオニギリでいいから、60人分を河川敷の野球場に…」
というのがあった。朝6時にオニギリを配達するのは至難の業である。
なんせ起きるのが3時では遅い、2時頃起きないと…
その前後の用事を考えると、高い単価でも受けられない
「どうしても受けてほしい」と言う電話だったが…

よくあるのは駐車場での受け渡し
(知らないおばさんに”弁当の注文ですか?”と声をかけた)
ビルの入口での受け渡し
(入り口が二つ有って、お互いに違う入り口で待っていた)
カーナビに出てこない待ち合わせ場所
(カーナビは言う”目的地につきました。このへんです”と言うが見当たらない)

そんな数々の失敗を重ねて、選んだのは路上である。
「交差点を渡った所」

12時33分の新幹線でやってきた子どもたちは
待ち合わせ場所にバスに乗り換え、弁当を抱えてまた出発した

どうやら宮古へ復興支援で行くグルーブらしい
毎年、毎年、弁当の注文をくれる

担当者が「この弁当を楽しみにしているのです」と言う

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2+1

月末の昼前。
保険料と税金の支払いに郵便局に行った。
弁当の配達の途中である。

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配達指定時間は12時。

十分に余裕があるから、郵便局に寄って…
と思ったら駐車場が満杯。それだけではない、郵便局に用事のある車だろうか…何台も停まっている

これでは配達指定時間までに終わらない。
後回しに、しよう

というのが”先を見通した失敗”の大きな原因だ。
配達場所は駅裏の県の大型施設。
そこへ行く道を走らせて、いつものT字路を、右方向から来る車はいつもいないのでスピードを落とし、左折した。

そこへ突然、一人のマリオが棒を振り上げ飛び出してきた

あぶない!このやろう!轢き殺されたいのか?

慌てて急ブレーキを踏む
「アブねぇじゃねぇか〜」と怒鳴りつけようとしたら

先に言われた
よくみたらマリオのような警官だった。

「一時停止の標識が見えませんでしたか?」
「そんなの有るのか?」
「見逃したのですね」
「そもそも。そんなのない!」
「後ろに警官がいるところがありますので、そちらに寄ってください」

振り向くと4〜5人警官が、たむろしている
一人だけと思ったら塊でいやがった。
「弁当の配達が12時なんだ!(哀願調)」
「5分で終わりますから…」

しかたなくUターンして警官のたむろしているところへ向かった
以前ネットで
違反したときに情状酌量で見逃してくれる方法というのが有った

停止させられたら、
”即座に免許証をだし、ドアを開けて警官に向かって歩きはじめる”
と言う態度が、素直でよろしいと書いてあった

これだ!と思って免許証を探し出して、ふとドアの外を見ると
もう警官が立っていた。

早すぎる!

2〜3000円かと思ったら、5分待って7000円の切符を切られた

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帰りは郵便局に寄って

保険料と税金と二つの納金が、反則金が加わり、三つを納める羽目になった。

日銀が物価を2%上げられなかったために、反則金をぼったくったのだろうか?
あの手この手で、金を吸い上げようとするアベノミクス!

人の手

有る町の首長と女性の懇談会用の弁当の注文を頂いた。
魔子様が機嫌がいい。こんな感想をいただいたからである。
きちんと感想をいただけると、素晴らしい弁当が当たります(?)

 

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ちいさな野菜畑様

昨日は遠路配達いただき、ありがとうございました。
考えてみれば「お初にお目にかかります」でした。
我ながら「特攻隊もいいところだな」とつくづく思った次第です。

さて、昨日のお弁当の評判ですが、開けた途端に「きゃ〜!」
(ちなみに昨日は、首長と20代から70代の奥様方の集団でした。)
みんな、おいしいと言って食べていたのはもちろんですが、
・容器が、熱をうまく処理して環境負荷も少ない配慮でびっくり!
・配達中の重ね方も、おいしさを保つための配慮が行き届いてる!
・お品書きサイコー!
(何が入っていてどういうものかがよくわかる!)
(これができるまでにどれだけの人の手がかかっているかよくわかる!)
(これ一枚で高級感が出てる!)
・旬の食材という限られた材料なのに、いろどりも味付けも見事!
・たべちゃった!写真にとればよかった!
・このボリュームで、配達・お茶・消費税込1,000円なんてすごい!
(事務局、どんな無理言ったの?!・・・ハイ、とっても。)
などなど。大絶賛の嵐でした。書ききれませんが伝わりますでしょうか。

特に私が今回お知らせしたかった『どれだけの人の手がかかっているか』に
気付いてくれた方があったのが私自身もうれしいものでした。
この町では、この『伝える努力』をせずに「伝わらない」と嘆くばかりで
他力本願でちっとも前へ進まないので。

更に首長も、材料やお茶が岩泉のものを使っていることで、この町の
支援の状況を話すきっかけにもなり『めずらしく』ほめられました。
いっつも「まんつ、おめはよ!」っていじられてるんですけど、
(いじってる、とも言いますが・・・。)「んめな!」といいながら
いつのまにか、ぺろっと完食しておりました。

お品書きのアドレスを見て感想を送る方もあるかもしれませんが、
とりあえずお礼も込めてご報告まで。
このお弁当に再会できてとてもうれしかったです。
またお会いできることを願っています。

○****************○

これから

入道からの返信

いつもながら、早速の素晴らしい感想ありがとうございます
この感想があるから、やっていけるようなものです

実際は赤字です。と言うか材料費は他と比べれば高めなのですが
人件費が大変です
弁当は魔子様が、二日がかりで作っております。
人を雇って作るようだと、持ち出しになってしまいます
地域で生き残れる飲食小売業を目指す当店としては、人を雇って規模拡大よりも、家内工業で生産から販売までやるというのがコツかと思っております。
ようするに三ちゃん農業のように、爺ちゃん母ちゃん婆ちゃんです。
忙しいときは総出で、暇な時はかわりばんこに休んで…
得意な部分を活かして、入った分だけをみんなで分ける。
”アベノミクスは地方まで回ってこない”とおもわなければ…

弁当の競争も激化して、以前ほど注文が入ってきません。
というのも一日一件と言っているので、断ることが多く、他へ流れているものとおもわれます。
ただ”配達してくれる弁当”と言う捉え方のところもあり、きちんとした評価をしてくれる所が残ってくれれば良いと思っております。
朝定食も最近評価されて徐々に土日は家族連れが多くなってきました。
ランチもランチパスポートに負けずにファンがおります。
また会合があれば必ず仕出しを、注文してくれるところもあり、岩手の食と農の安心安全な拠点として徐々に評価されてきているような気もします。
経営は厳しいですが、皆様の応援をいただきながら、頑張りたいと思います。よろしくご支援のほど

主でなし2

国体の弁当を配達した最終日。
弁当の生ゴミを集荷に行った。
待ちかまえていたのは口論となった駐車場係の職員と、どうやら駐車場の責任者だった。
「問題にするぞ!」と脅したのが功を奏したのか…

駐車場係の職員が開口一番「この前はすいませんでした」という
しかし、三日間長い道を台車をころがし、段差を四苦八苦して登り降りし
一回は転倒してコンテナがころがり、周りの人から好奇な目でみられ
空いている駐車場を横目で見ながら、暇そうに旗を弄び雑談を交わしている係員たちのそばを歩く屈辱は火を噴く言葉としてぶつけられた。
「おまえら言われたことだけを言うのなら高校生のバイトで良いのだ」
「自分の目で見て判断するのが仕事じゃないか?」
「なにがおもてなしだ。」
「こちとら自慢じゃないが障害者だ!(自慢している)
障害者でも追い払えと指示をしているのか?」

そこへ駐車場の責任者がまた頭にくることを…
「各県それぞれに昼食に対応していると大変なことになりますので…」
「ばか!それが仕事だ!。大変になるから制限するならお上の言うとおりにしろということか」
「各県には連絡をしておりますが…」
「一方的な通達で仕事か?それが実行されているのか確認をとったのか?」
各県がどんな昼食の対応をしているのか?聞いたらいいだけのことである

そして責任者は最後に「措置は正しかったと思います」とのたもうた。
典型的な、お役所仕事である。
これが、おもてなし国体である。

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国体の主役は選手である。十分な体調で万全の能力を発揮してもらうのが基本ではないのか?

問題点1
そのための食べ物を十二分に検討すべきであり、他県のものを検証しないといけない
今アスリートの食事は科学的メニューで構成されている
他県で違う弁当を注文するのなら、その弁当の内容を検証することが今後の役に立つのではないか?

問題点2
そして、ちいさな選手団にも、ちいさな選択を与えるのが、本当のおもてなしではないのか?

問題点3
大手の業者は安全性に優れているという認識が有る
大手の業者は、問題があったらお金で責任が取れるということだけである
ちいさな業者は、問題があったらお金が払えないから、安全には十分に気をつける。
そしてロットが小さい分、相手の要望に応えることができる。

問題点4
障害者が配達に来るということを予測していない
障害者の雇用と建前は良いながら、本音はそんな前提を考えるとややこしいことになる

問題点5
運営がスムーズに行けば良いというのがみえみえ
そのためには、制限をするというお上視線
弁当搬入時には、駐車場がガラガラでも臨機応変の対応が取れない

 

4日間、朝5時に起きて昼に喧嘩して、
午後は岩泉への道が通行止めで交通量激減で売上も激減。
もう疲労困憊、怒る気力もない。

 

主でなし

昔、と言ってもそんな昔ではない。
まだ体力に任せてブイブイ言わせていた、20代前後の昔だ。
ラグビーをやっていた。
岩手が、ラグビー王国と言われていたころだ。
小生の高校のラグビー部は、県内で一番下のブロックを右往左往していた。
そこへ全国大会で優勝した先生が赴任してきた。
小生の後輩から、一気に強くなった。高校生と言うのは、監督次第である。
大学は、やはり自主性をを求められるが、やはり応援するOBや後援会の組織がしっかりとしていないと…

そんな当時のスポーツは、精神力で頑張るというスポーツだった。
今のような科学的練習システムでは無かった。
だから当時は、練習が終わった後、コカコーラのホームサイズ(500cc 今は見かけない)を一気飲みして、汗を大放出して腹一杯になったところへ、ラーメンライスと突っ込むというような乱暴な食事をしていた。
今では、高校生でも練習が終わった後、女子マネージャーが握ってくれたおにぎりを食べたり、プロティンを飲んだりするという。
ましてこの前奇跡を起こした日本ラグビーも、一日に5食か6食を食べるという。
身体づくりに食事が重要だと科学的に証明されてきたからであろう。

 

今、岩手国体の夏バージョンが開かれている。
おもてなし国体とか感謝国体とかいろいろと名づけているが…
その国体は、水泳から始まった。
ある県から選手の弁当の注文が入った。
「どうしても、ちいさな野菜畑に受けてほしい」という
5年前の高体連の時に注文をもらった県である。
覚えてくれたのか、それとも、なにか感じるものがあったのか…
img_5674 img_5677(5年前の納品)
4連続で毎日というのは、従来のお得意さんから注文が入ったら申し訳ないし…と思いながら
せっかく遠くからくるので、やはり岩手らしいおもてなしを…
と思って受けた。
ところが注文が細かい。
前回のように青物はいらない。オニギリは大きく、必ず梅を一種類。
そして果物を必ず入れてほしい、それもオレンジと、お腹がすいた人用にバナナ。
スパゲッティや焼きうどんのような麺類もメニューに…
肉は入れてもいいが、揚げ物はだめ等々
アスリートの試合直前の食べ物への神経の細かさが見えるようである
三ヶ月前の注文で、一ヶ月前から指示がいろいろとあり、
当日は朝5時から作って、10時半に、選手の控室である雑魚を洗うような体育館に持参した。

しかし、揉め事は帰りに起こった。
「今日はいいですが、明日は混みますので一般駐車場から配達してください」
「これは他県の選手の食事を依頼されたもので…」
「そうであっても駐車許可証が無いとダメです」
「それなら最初から言え」
「弁当業者は以前から打ち合わせをして許可証も渡しております」
「一般駐車場はどこだ?」
「ちょっと遠いですが…ずーっとあっちです」
「そんな弁当が傷むじゃないか?身体障害者なのだが?」
「これは本部で決めたことで、本部に言ってください」

初日はそれで済んだ。いや済ませた。
翌日、入り口は「弁当の配達です」というとガードマンは車で入れてくれた。
なんだ、通れるじゃないか?
途中の旗振り男は「案内通りに行ってください」「ムッ」
旗を振る男どものとおりに走ると、なんと外へ出てしまうではないか?
最後の男のところで止まって
「弁当の配達だが…」
「外へでて、安全な所で荷物をおろして中へ入れてください」
「安全な所?」
「会場内は許可証がないとダメです」
「先方の指定だ。」「業者は決まっており、駐車許可証を発行しております」
「入り口で弁当の配達で入れてくれたではないか?」
しかたがないので外へ出た道路へ路上駐車して荷物を降ろそうとした
「そこは道路ですよ」という
「ジャーどこへ下ろせば良いのだ」
「裏の方へ回って…」「裏も道路だ」
「安全なところへ…でなければ一般駐車場へ…」
そこは時間がかかる
5分ぐらい市役所職員と言い争いをしただろうか
しかたなく一般駐車場よりはマシだろうと知人の家の道路に駐車して暑い道を10分ほど掛けて配達した。
弁当が傷まないか?と心配しながら…

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駐車場は三日間ともにガラガラに空いていた。

玄関のそばには本部で指定されていた業者だろうか
選手に弁当を渡す長い列ができていた

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弁当の募集要項をみると大量生産業者しか採用されないシステムである。(1回200食)

これはおもてなしではない。
自分たちの運営がスムーズ行けばいい
そして問題さえ発生しなければ…という「主ではなし」

 

 

 

借金漬け

青南蛮を糠漬けにした
辛味が抜けたような気がするが

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やはり少しは辛い。
糠漬けのナンバンをかじりながら酒を呑むのはどうだ!
多分、旨いだろう
岩手の人は、ナンバンを焼きながら酒を呑むという
だからナンバンを買うときに「これは辛いか?どれぐらい辛いか?」と問う。
しかし問われても、「こすっからい」とは言い難い
そこまで辛いもの好きではないが、糠漬けのナンバンはちょうどいい辛味かもしれない

酒がすすむ!と思うのだが名前どおりにいかない。(?)
なんせ空腹に呑むようなものだから、すぐ利く。

 

こちらはグロテスクだが、茄子の糠漬けである。
茄子は茄子でも、白ナスである。
紫の茄子以外は、みんな白ナスというらしい。
本来は緑の茄子である。
これが緑が茶色に変わるのである
高校の時に”みどり”と言う女の子がいた、
卒業して茶髪になったようなものである(?)

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味は茄子だ!(当たり前だ)
これがだんだん色が変わって真っ茶色になってしまう
やはりミョウバンを振りかけないと…
と言って掛けて漬けたが一緒である。
最初は斑でも、いつのまにか真っ茶色になってしまう。
見た目が食べられたものではない。気色が悪い

 

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これはセットにした
胡瓜と大根と人参、そして南瓜である
坊っちゃん南瓜である
坊っちゃん南瓜があるぐらいだから、おやじ南瓜もあるのか(?)
湯がいて糠漬けにしてみた。
これはこれで美味しい
甘味と塩味が微妙なバランスである。
これはいけると思うが、毎日食べたいというほどではない

 

そしてセロリである
セロリは嫌いだが、このセロリは酒の肴としてはいける
セロリ臭さがなんというか…

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馬鹿くさいというか…
アホくさいというか…

 

乾燥大豆も、漬けてみた
切干大根も、漬けてみた
さまざまな物を漬けてみた
二度漬けも、してみた
なかなか商品化できない
本当の糠漬けは、究極の生鮮食品だ。
だんだん借金漬けになってきた。

春の味

今の季節
弁当のご飯は、羽釜炊きのひとめぼれに、”ホロホロ”である

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”ホロホロ”とはなんだ?と言う若い人が多い。
しかし、古い人でも何だ?という人が少なくない。

「うこぎ」と言う隣との境目に植える五枚の葉をつける庭木が有る。
なんでも棘がある低木だから侵入防止の意味もあるらしい。
その若葉を「うこぎ飯」と言ってご飯に混ぜて食べる風習が各地にある。
しかし、盛岡近辺だろうか…
五加を湯がいて、味噌大根のみじん切り混ぜ、胡桃を散らすふりかけを
”ほろほろ”と呼ぶ

うこぎの若葉の季節の食べ物である。
ウコギの苦味と味噌大根の塩味と食感、胡桃の甘みが加わって春の味になる。
そんな弁当を作った。

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場所感覚

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早朝に中年の女性が飛び込んできた。
車を駐車場のと真ん中に置いて…
大体が中年女性に多い。

たぶん場所感覚が、わからないのだろう
全体を見て、どこへ車をおいているか…ということが

飛び込んできた太った女性は。
「すいません、トイレ貸してください」
と前を抑えて向かってきた。
なるほど

 

弁当の注文である
受け渡し先がコンビニの駐車場と言う

それも「合庁のちかくのコンビニで…」と注文書に書いてあった
「合庁は国の合同庁舎、県の合同庁舎と何件もあるが…、
まして合庁の付近は、コンビニだらけだ!どこだ?」

と聞くと慌てず騒がず魔子様が言う
「電話して聞けば…」
朝の中年女性と一緒で、
殆ど場所感覚が無い、というか覚えようとしない魔子様であった

 

注文書には携帯の電話番号が…
昔は局番で、だいたいどの辺の場所の電話番号か、わかったものだが…
今の携帯電話は、ひょっとして九州につながるかもしれない
そんな不安を持ちながら電話をした

つながらない。何度かけても、つながらない
しかたがない時間が来たのででかけた

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たぶんこのコンビニだろうと思う駐車場で再度電話
つながらない、何度かけてもつながらない

ひょっとして、違う合庁だったのか?
ひょっとして違うコンビニだったのか?
不安と焦燥の中で、チヂに乱れる乙女心(?)

そうこうしているうちに時間が3分過ぎた。
そこへ後ろから現れた二人組。
「お弁当が美味しいと聞いたので注文させていただきました」

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