ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

カテゴリーアーカイブ: ある日のちいさな野菜畑

マンネリ

「タベログ」に掲載されている
もう何年になるだろうか?

https://tabelog.com/iwate/A0301/A030101/3004729/

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最初の頃、口コミが気になった。
毎日のようにページを開き、口コミのかき込みが無いか?確認をした。
悪評の口コミがあると、その対策にやきもきした。
しかし、それを改善したからといって、良くなる風には感じない。
いやそれ以上に客が増えているという実感はない。

そのマンネリのせいだろうか、最近
”タベログのページを改良しませんか?”
というセールスや
”タベログの広告の仕方を替えてみませんか?”
とかという電話での呼びかけが多々ある

大体が女性の声である。
女性の声でなびくと思っているのだろうか?
(すこし、なびくが…。映像も見せればもっとかもしれない(?)

しかし、そのあと但し書きが付く
「あとで担当の者から連絡がありますから…」
だいたいが男の声だ

女性はパソコンの前に座り、朝から晩まで片っ端から電話をしているのだろう
そしてアポイントが取れたところへ男の営業を派遣する。
そして営業は「プランを作成しますので、現況を教えて下さい」という
ふとかかってきた電話番号を見ると「0120…」である
たぶん都会から田舎に行くので旅費の削減のために営業マニュアルがあって、それに基づいて喋っているのが一目瞭然である。
こういうときは、はぐらかしてやる。
「現況を教えるほど信頼をしていないが…まして数字の現況だけで出来たプランなどで良いプランができるはずがない」
と言うと、黙ってしまう。
マニュアル化から外れたことは、喋られないのである。

商売の鉄則に「利は元にあり」と言う言葉がある。
これは単純に言えば「仕入先を大事にしろ、仕入先が儲けさせてくれるのだ」ということである
これが昭和50年代から「消費者は神様です」「消費者ニーズを大事に…」ということで180℃転換してしまった。
要するに消費者は、自分のほしいものを言う。それを集めて売れば売上があがる。と言うことだが…
そこに消費者の思惑も入ってくる「〇〇店は、やすかったわよ!」「××店はサービスが良かった」
しかし仕入先は、競合店舗の情報を教えてくれる。
「あちらでは今度、こんなことをやろうとしております」「あの店が売上が伸びたのは〇〇のです」等々
どちらが有益な情報になるか?ということは単純には言えない。
しかし、当店のように「他店にはない。独自路線を貫きたい」と思う店にとっては、仕入先の情報は大切である。
その仕入先が、マニュアル化されたプランで営業に来てもらっても、お互いに時間のロスである。

以前は、支店があって。またその出先の営業所があって、懇意な営業マンがいて…
と言う仕組みではなく、直接本社から飛んでくる。または現場を知らない本社から指示が出て動く営業が増えてきた。
だんだん、人を育てるということよりも効率的に社員を動かすと言う仕組みである。
それは、長い目で見た場合に良い結果をもたらすのだろうか…
単なる目先の効率化による経費合理化でしかないのでは…

王大超

「オトウサン!ナンデ、ソンナニ、ヤセテルノ?」
厨房の外から、声がかかった。
よく見ると大きな男である。

「オウ君!」
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丸坊主だったが、髪が生えて、腹も大きく…
太っていた頃は丸坊主の二人で親子とよく間違えられた。
中国の留学生王大超君である。

 

「いくつになった?」
「猿ドシデス。38デス」という

 

太っていた頃だから、もう10年以上も前だ。(平成15年ごろ)
岩大の先生の誰かに頼まれたのだろうか?
「留学生をアルバイトで使ってほしい」と…
やってきた
初めての学生アルバイトなので心配をした。
それも留学生だ。

しかし、よく通ってきた。
授業がない時間は、毎日自転車で、あの急坂をこいで登ってきた。
雨の日も風の日も…そして雪の日も…

当時は留学生は授業料無料の制度があった。
しかし、彼は仕送りがなかったから、生活費を稼がなければならなかった。
昼のまかないは蕎麦だったが、彼は名前通り超大盛りを、ぬたぬたたべた。
ヌタヌタというのは、丼の中に顔をツッコミ、ぐちゃぐちゃに噛んでいるのである。
「日本のコトワザに”郷に入っては郷に従え”というのが有る
そばは、噛まずに飲み込むのだ!梅さんを見ろ」
と言うと梅さんは「ずるずるずるっ〜」とすすってみせた。
一生懸命にやろうとするが、いつの間にかもとに戻る
小さな頃の習性というのは、なかなか治らないものだ

そして野菜や花の苗に水やりを頼むと
「いやだ」という。
中国では「水やりは、女の仕事だと言ってやらせてもらえなかった」という
「ココは日本だ」と言って無理やりやらせたが
彼の心の葛藤は、イカほどのものだったのだろうか…

しかし、よく言われたことをハイハイと聞いてやったが
当店は大学のセンセイがよく来る
そうすると彼は近寄って、すぐ喋りはじめる
働いているのか、ここでまた勉強しているのか?わからん

中国のこともよく喋ってくれた
「トマトはヘタの有る裏を見ると店の人に怒られる
青いところを赤く塗って売っている」
「パン屋は同じところに、同じパンがずっと置いてある
腐らないカビも生えない、恐ろしくて食べられない」

そして自炊していた彼は、日本のスーパーに行ってニンニクを探す
中国産しか売っていない。
仕方がないので、それを取るが…
入り口に青森産のニンニクが売っていたので即交換した
「中国のものは食べられない」と言って

そして今回、彼は農業研究センターのようなところへ就職し「共同研究で日本にやってきた」という。
今専門は「有機農業」だという

そして最後に「オ父サン!小粒ノ大豆!アリマセンカ?」という
「中国ノ大豆ハ、ホトンド遺伝子組換デ食ベラレマセン。自分デ栽培シマス」という

岩泉の関所

当店は「岩泉の関所である」と言って20年。
最初、というか、若かりし頃、岩泉というのはどこにあるのか知らなかった。

岩泉に行くのに
小本街道を通って…という人や
宮古まわりで…
早坂を登って…とか
久慈から回り道をして…
455をいけば…

などと色々言う
ふと気がつくと
盛岡から岩泉に行く最短通路は、当店の前を通って行くのが一番近い。
それに気がついて20年。
”岩泉の関所”と誰も言ってくれないので独りで”自称”してきた。

日本一広い町「岩泉」には、よく行った、
最初は、魔女に連れられて…
中洞牧場や山地酪農、街中の演奏会や映画会、龍泉洞や安家洞、
短角を守る安家や安家森、
松茸三昧の嘉村旅館の大宴会
最近は、もてぎ夫妻に誘われ
スローフードや食事会、そしてイベント出店や、
岩泉の町のバスが当店に止まるとトイレ休憩である。
多くのばぁちゃんが降りてきた

泥出しができないという
人手が足りないという
復旧に何年もかかるという

なにも出来ないが
当店は岩泉の関所である。
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だまされて…

先日、裁判で野生か?栽培か?という問題提起をした。
原告が「当方のたらの芽は栽培である」と主張したからだ。

imgp4256「手植えをしたから栽培だ」と先方は言うが

「これは自然環境の中で育っているから野生だ!」というのが当方の主張である
要するに”農林省か?””環境省か?”という国レベルのおおげさな問題になりそうである。
県は「国の判断を待たないと…」と口を濁した

 

そんなことを、言いたいわけでない
野生の動物が、よく轢かれて横たわっているのが見つかる
野生動物の屍骸処理は、岩手は日本一だという。当たり前である。77%が森林である。
森で暮らす動物たちが、道路を横切ってハネられる。
小生もヘビ・タヌキ・リスはよく見る。
犬・猫は、当たり前に見る。
そういえば、カラスをハネたことが有る。
何かを食べていたカラスを脅かそうと近くにハンドルを切ったら
車に向かって飛び立ったときにぶつけたようだが…
逃げて行った。

店から帰る途中に猿が轢かれていた。
魔子様は「どこか飼われていた猿かしら…かわいそうに…」と涙を流した。
調べてみたら野生の猿の北限は岩手南部だと言う
ヒョとして野生か?

店に近くにはクマが出る。
そういえばカモシカも見た。
まるで野菜畑は、野生動物園の売店みたいなものだ。

 

集荷から戻ってくると魔子様が言う

「おとうさん、おとうさん、大変ハネられて…」
「今来てるの!大きいのが…」
眞子さまの話は長い。
形容詞や動詞を先に言って、主語が飛ぶのである。
(たぶん、私がわかっているから主語はわかっているだろう!と思っているのだ!)
なんだか?よくわからんが指差す外へ飛び出した。

黄色い服を着た男二人がなにやら袋に入れている、

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袋からは、太いシッポが飛び出していた。

”きつね”だという

 

魔子様「おおきなのが…ほら!そこでハネられて…蹴っ飛ばして…こちらまで」

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内山節の「日本人は、なぜキツネにだまされなくなったのか」という本を思い出した。
だまされているのだろうか…

入魂

夜中の2時から…時間を許す限り…
500ページの文庫本を読んで三日目で、ようやく読了した・

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今までこんな本の買い方をしなかった。
いや、こんな本の選び方もしなかった。

変わった装丁に魅入られたように買い求めた。
これがAmazonでは、買わなかっただろう
これは”さわや書店”だから買ったのだ

さわや入魂の一冊

カバーには

この本をどうしても読んで欲しい
という想いが溢れた言葉が羅列してあり厳重にラップが掛けられてた
昔のビニ本みたいである(買ったことはない。見たことはあるが…)
文庫本で810円である。
”もしお持ちの本であった場合返金いたします”と保険がかけてあった。そういえば、今までに何冊も同じ本を買っただろう…
それに比べれば…と躊躇した。
もし後悔したら…
しかし。さわやだ!と天峰山からパラグライダーで飛び降りたつもりで購入した。
店を出て、すぐにラップを破り手書きのカバーを剥がした。

「なんだ?推理小説か…しまった!」
しかし、カバーには「小説ではありません」と書いてある。
”とりあえず読んでみるか…”と読み始めた

止まらない。
朝、読んだら出勤時間までに50ページまでしか読み進めることが出来ない。
仕方がない。”8時に寝て2時に起きて読もう”と決め三日間
読了をした。

カバーのとおりである
度肝を抜かれる著者の生き様
感動させられる行動と人との関係
そして組織の不条理
知らないでは済まされない

そしてまさに読了のその日
口頭弁論の初日だった。
日本の司法は、正義を守れるのか…

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さわや書店が街にある人は、さわや書店に行ってみて買ってください

さわや書店が街にない人は、メールを下されば書名を教えます。
(街にないことの証明が必要です(笑)

盛岡が誇る「さわや書店」文庫本担当の長江さん
本当にありがとう。貴方の文章がなければ絶対に手に取らなかった本です。これに出会って、さまざまなものの見方が変わりました。
なんでも疑ってしつこく取り組まないと…

 

*追伸

これは「文庫X」と称されて、盛岡さわや書店発で全国展開しているという。それはさわや書店のBlogに書いてある
嘘ではないらしい

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契約違反

裁判を抱えている
今まで訴えたことは、二回ほど有る
今回は、訴えられた方である

放射能の検査を当店で行っている
店とは別に「いわて食と農の情報室」という名前で…
2011年の3月の東日本大震災で福島原発が爆発し、関東地方や東北に多くの放射能が飛散した。
岩手は県南部が、結構濃度が高かった。
岩手の食の安心安全を言う当店としては、これにきちんと向き合わないと…
金はなかった。当初はウクライナ製とか中国製とかややこしいものが出回った。
秋ごろになってようやく日本製の信頼のできるものが完成したという
注文をした。330万である。
きちんとして部屋を作って冷暖房完備で400万かかって翌年の5月に納品になった。
友人たちから、金をかき集めた。
店に出てくる野菜や米を全部測ろうと思った。
生産者は嫌がった。しかし測った。
それでも当店の客は、岩手のものを選ばなかった。
他店で西日本のものを売っているのに、わざわざ岩手のものを買う必要はなかった。
また当時は農協もスクリーニング検査をしていた。
それで事足りた。とした。

放射能検査装置が遊んだ。
そこで多くの人に測定しながら放射能を正しく怖がってもらうことを目指した。
検査機関に頼むと10000円前後費用がかかる。
それを1000円測定とした。そして会員になれば500円でいい。
会員は勉強会の案内や他の人が取ったデーターを見ることができることとした。
チラシを作った。

情報室チラシ

市民を対象にしたチラシだった。
これをみた農家が測定を申し込んできた。
農家と知らずに受けて検査をした。
データーを取りに来た。

困った。
「農家の人は正規の料金を支払ってほしい」とお願いした
彼は
「1000円だせば生データーを受け取れると書いてある。契約違反だ。裁判をする」と言って帰った

そして調停が行われた。
「この1000円測定(会員500円)は、市民の不安を解消しようと呼びかけたもので農家の商用利用は対象にしていない。
たしかに「営業用の検査は不可」と書いていないが、チラシを作った当時農家を対象にしたさまざまな検査機関があって、市民を対象にして気軽にそして確かに検査できる機関がなかった。まして生データーを提出して了解する販売施設があるとは思えないから被害が被るとは考えにくい」と主張した。
先方は「契約違反だ。昨年の売上分の補償をしろ」と言う主張で調停不成立になった。

そして先方は本訴した。損害賠償33000円を…

沈黙は金

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”一物が腫れる”というナンバンの種を播いた。
芽が出ない。

高温作物で25度以上にならないと発芽しないとあるが…
日々25度以上の温度を記録している
確かに夜間は20度を割る日もあるが…
この温度というのは最低気温と最高気温の平均温度を指す。
だから高温作物のナンバンにとっては、発芽は最適のはずである

それが芽が出ない
なんだか小生の人生のようである
ご幼少のみぎりは、隠れた存在だった。
人見知りが激しく、母親の影に隠れて歩いていた。
中高生の頃は、女の子と気軽に話ができなかった。
大学生や社会人では、人前で話すことが苦手だった。
そんな小生だったから大衆という土の中にどっぷりと埋まって目が出なかった。

ようやく開花したのが50ぐらいだろうか、それも短い
あっという間に大病でベッドに縛り付けられた。
そして目も、声も出ない。
これは二回めの開胸手術、胸部大動脈瘤のときの後遺症である。
まだ30代後半の病院の中を肩で風を切って歩いていた心臓外科医の主治医は
「肋骨を切り取って肺を持ち上げて、動脈を引っ張りだして人工心臓とつなぎ、慌てて人工血管と差替えする手術だ」と言い。
「声を使う?」と驚いたことを聞いてきた。
「声は生命線です。このバリトンで女をたらしこみ、客を騙して儲けたおして生きてきたのです。これからも、そのように生きて行きたい!」と懇願をした。
心臓の真裏の大動脈に声帯の神経が乗っているらしい。
それを傷つけないか心配しているらしい。
12時間の大手術後、ICUで眼を覚ましたときは声が出た。
主治医は安堵したような声で
「将来は保険会社から指名されるような医者になりたい」ということをICUのベッドで語った。
国民皆保険がアメリカ型保険社会になるような報道がされていた時だった。
それが、だんだん日が経つに連れて、声がかすれてきた。
「かせい」と言う症状らしい。口偏に夏と書く。「嗄声」である。
(たぶん夏の蝉の声のイメージではないか?と想像する。)
どうやら声帯の片方が、傷ついたらしい。
それが治るのか?治らないのか…
とんとわからないまま10年が過ぎた。結果治らないようだ。
道路を隔てて愛人に声をかけても届かない。
パチンコ屋で話しかけられても返事ができない。
トイレで「入ってます」と言ってもドアを開けられてしまう。
つんぼの魔子さまと会話が成立しない。(もともと会話がない)

というわけでオリンピックがあったら芽が出ない種目の沈黙は金メダルだ(意味不明)

時代

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撒いても撒いても、すぐ乾く。
出しっぱなしにしても、止めるとあっという間に乾く
真夏本番である

熱いのでパンツ一丁で寝た。
おかげで下痢をした。

明け方は肌寒い、盛岡の真夏である。
さんさ踊りの太鼓が聞こえてくる。
そんな時は玉蜀黍のシーズンである。

農業に関心の無い頃
玉蜀黍は、秋が旬だと思っていた。
なんと言ったって石川啄木の
「しんとして幅広き街の秋の夜の玉蜀黍の焼くるにほいよ」
という短歌を覚えていたからである

それが夏の作物だと、農業を知って初めて知った。
しかし、それは作られた夏の作物かもしれない
ほんらい作物は「晩生(晩生)が美味しい。本来の味だ!」と言う
つまり玉蜀黍も秋の作物だったのが、夏祭りに売り出すようになって早生が主体になってきたような気がする
枝豆もそうである。枝豆も本来は、大豆の若いものであるから真夏に食べるものではなかった。
「秘伝」と言う晩生の品種が美味いというのも、本来の作柄(晩生)だからであろう
夏のビールのアテに枝豆という食文化(?)を誰が?何時頃から?考えたのだろう

20年前、店を開けた頃、産直と言ってももう一つ客の入りが悪かった。
そんなとき、玉蜀黍を「コーンフェステバル」と銘打って積み上げて売った。
テレビが放映してニュースになり、売上が安定してきた
そんな思い出があるが、当時というか、その前から
「玉蜀黍は朝取り」と言うイメージが大きく広がっていた。
冷気の朝に収穫して農協から冷蔵車で運搬して市場の冷蔵庫、街の八百屋に…
という長い流通経路ではどうしても糖度が落ちる
当時”収穫して6時間で糖度が半減する”と言っていた。
だから街の八百屋では美味しい玉蜀黍は並ばない。
そんな噂が広がって産直が広がっていった。
産直の隆盛は、玉蜀黍のせいだと言っても過言ではない

また都会の繁華街でテキ屋が売っている玉蜀黍にひどいのが多かった。
「馬歯種」という種類がある。読んで字のごとく馬の歯で食べるぐらい固い玉蜀黍である。
デントコーンとも言い、飼料用の玉蜀黍である。
農家の仲間が都会の祭りに出かけたら食べた焼きとうもろこしが馬歯種だった。と呆れていた
”固い馬歯種の玉蜀黍を湯がいて焼いて醤油で濃く味付け”して売っていたのである
なんと言ったって、一本10円もしないだろう、ひょっとしたら、ひと山10円かも知れない。

そんなことがあって朝取りの玉蜀黍を、お客に勧めた。
これがよく売れた。
朝6時頃農家に集荷に行き、8時に店に並べると行列を作っていた。
そして農家もまた
玉蜀黍は、別名「はたけふさぎ」ともいう
農家は作付しない余った畑に。玉蜀黍を作付するのである。
余った畑の草取りをする手間が大変になる。
そこで玉蜀黍は成長が早く、あっという間に日陰ができ、雑草の抑制につながるからである
出来た玉蜀黍は、食べられなかったら近くの畜産農家に餌として刈り入れしてもらえば良いのである。
それが産直で「カネになる」というので、どんどん面積を広げた

今度は種苗メーカーも他社よりも早く出荷できるものを…と早生の開発に手を染めていった
農業に入りたての頃はピーターコーン一色だったものが
ハニーバンタム・未来・サニーショコラ・ゴールドラッシュ・ゆめのコーン等々
後は中小メーカーの育種は、数え知らない
だんだん品種改良されると、本来の味とはかけ離れていく

たぶん本来の味は忘れられていると思うのだが…
昔、小さな頃食べた黒と白のブチ、かすかな甘味の「もちきび」
あれが懐かしい

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しかし、トウモコロシの6時間で糖度が半減するというマイナスは、
品種改良で今は、ほとんど解消した。

わざわざ産直で買う必要もなくなった。

下ごしらえ

糠漬けは「微生物のバランスである」と言った。

ようするに好気性菌と嫌気性菌のバランスで発酵過程で出てくる発酵生成物が大きな影響を与える
その発行微生物が…バランスが…味に…どのように影響を与えるか…
専門家に聞いてほしい(小生の勉強不足です(汗)

要するに毎日、よくぬか床を見てかき回してほしいということである
これをサボると嫌気性発酵が進んで、白カビがうっすらと生え、セメダイン臭がしてくるのである。
これを日々確実に行っていると、安定したぬか床ができてくる

そこに野菜を入れるのだが

下ごしらえが大切である
「塩」これの塩梅が難しい。これは出来てきたぬか床との兼ね合いなので一概には言えない
野菜の3%の塩を…と言ってもぬか床が塩分が多ければしょっぱくなるし塩分が少なければ塩味が足りなくなる
しかし、これは好みだ!
小生のようにご飯に塩をふりかけて食べるほど塩好きは、多めでよろしい。
(余談:先日一日の塩分摂取量を計測したら17gと出た。それでも血圧は低く、腎臓も問題ない。
いい塩「海の精」を、たらふく摂っているからである。あした「腎臓内科」の診察だが…)
夏は日持ちがするように多めにして…

 

野菜もいろいろあるから
固い牛蒡や、乾燥豆などは、湯がいて…

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こんな野菜はある程度切り分けて、大きさを揃えることが重要である

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こんなになってしまっては、切り分けられない
こんなになる前に…下ごしらえをしなければ…

ミクロフローラ

糠漬けの話だが、糠は米ぬかである(当たり前の話だ)

その米ぬかに微生物がいる
簡単に言うと、微生物が米ぬかを栄養源にして増殖するのを発酵という
微生物は、1グラムの土の中に、1億のさまざまな微生物がいるという
大きく分けると「好気性菌」と「嫌気性菌」である
これは”空気を好む微生物”と”空気を嫌う微生物”という意味である
しかし、どちらの微生物も酸素で生きている。
つまり「好気の条件=空気中」で空気から「酸素」を取り出すことができる微生物
「嫌気の条件=水中」で酸素を取り出すことができる微生物と二種類ある

つまり水分が多いと嫌気性発酵、かき回すと好気性発酵をするのである
代表的なもので乳酸菌は嫌気性菌であり、麹菌は好気性菌である。
それが条件に寄って、休んだり活動したりして発酵を促進するのである。

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つまり、糠漬けはバランスなのである。
好気と嫌気のバランスを、どのように取るのか…

時間の長短で取るのか、温度の高低で取るのか…

それが微妙な違いによって、味に大きな変化になってくる
そこに重要なのは微生物のバランスの良い構成である
そのバランスの良い構成をミクロフローラと言う

そのミクロフローラを作るためにバイムフードを使用している。

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たぶんバランスの良い糠漬けは、味にも影響を与えるだろうと言う推測である。
バイムフード=島本微生物農法の発酵菌

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