20年前「身土不二いわて」という会を立ち上げ事務局をしていた。
いつの間にか消えた。
と言うよりも事務局長自身(小生)が、入院の回数も重ね、
体力・気力ともに衰えた。と言うか…

「身土不二いわて」は農民と市民の交流団体という位置づけだった。
商品の売買は取り扱わない。
そこから生まれてきたものを大事にしよう、というコンセプトだった。
組織であって、組織ではない。
いつでも入会しても、いつでも退会してもいい、という団体だった。
長く続けるのが良いという固定観念が有る
人を集めて拡大していくのが良いという固定観念が有る
多分、それは拡大経済社会の自縄自縛の固定観念ではないか…

「身土不二」という言葉は身体と土は離れられないという概念である
つまり人は、土にへばりついて生きていくという言葉である
所詮、大きくならない、所詮、離れられない。 所詮、動けない。
ということである。

ところがいつの間にか、多くの人は目標を掲げ、成長して頑張るという生き方が良いという方向に行った。(西洋との開国以後)
当然、人間の集団である組織も社会も、そうなっていった。
 身土不二いわてを解散するときに一人の中心人物が
「目標のない組織なんて続かない」と言い放った。
全くそうなのである。続けることが目標ではない。
目標を持たないことが、目標なのだ。

今の社会、目標を持って頑張るという生き方が息苦しくなってきた。
だんだん、息苦しい人達が増えてきた。
そして多くの人は権力(政治・経済)にすがり、組織に頼ろうとする
現在の資本主義社会の組織は、拡大していかないと、使命を果たせない。
組織の拡大は、人と人を縮小させ、息苦しくさせる。悪循環である。
縮小していく組織は、多くの人に衰退というイメージを与える
衰退は悪いことだというイメージ、衰退でもいいではないか?
イギリスは、植民地から品格有る撤退を成し遂げ、
今でも友好関係を保ちながらリーダーシップをとっている。

従来の「成長」や「発展」という言葉が、おぞましくなる社会。
それが、これからの目指すところではないか?
新しき組織、新しき経済、新しき社会が今求められる。
と思うのは、思いすごしだろうか…