庭のすずめ
ベランダのドアを開けただけで雀は消える

庭のもみじの木に巣箱をくくりつけてある。
母親が自分の机の前の木にくくりつけてあったものである。
母親が施設に入って、だれも餌やりをしなくなったので、必然的に鳥も来なくなった。
鳥と言っても雀だが…
魔子様が家にいるようになって、庭の草取りを始めた。
きれいになった。
巣箱も取り付けた。精米機から選別した小米を入れた。
小米と言っても他の小米とは違う。
一般的には。農家は農協の指導で1.9ミリのふるい目で選別する。
旧食糧事務所が発表する作況指数は1.7ミリだという。
つまり、農家が感じる豊凶は、農林省発表とはだいぶ違う
ところが当店は2.2ミリで選別する。
2.2ミリなど暴挙だ!と農家は言う。
つまり小米の割合が多くなって正粒歩合が低くなるから収入が減る
ということだ。
たしかに何十町分もやっている大きな農家は大変だろうが一般的な農家は、そう影響はない。
それよりも見栄えが良くなって、味は確実に良くなる。
つまり。粒ぞろいの良いコメは均一に熱が通り美味しく炊けるのである。
美味しく炊けた証拠だというカニ穴は、大つぶの揃ったものができやすいのである。

だから当店では2.2ミリのふるい目で通し、美味しい白米を提供している。
必然てきに小米と言われても、大きなものが出てくる。
だからといって良いのか、最近雀だけではなく、
大きめの鳥がバサバサと飛び回っているような気がする。