母の朝食を毎日作っている。
最初は1時間かかったが、最近は30分ぐらいでできるようになった。
以前から言っているが…
「売るのは難しい…作るのは楽しい」のである

店から余り物のご飯を冷凍しておく。
前の晩に冷凍庫から自然解凍しておき、蒸し器で蒸す。
前夜の湯豆腐の昆布出汁が効いた湯に、煮干しをいれておき、油揚げとわかめと豆腐を入れて味噌汁を作る
魚を焼いて、生野菜を切るか…炒めるか…蒸すか…そしてドレッシングだ。
それに目玉焼きである。
また、ちょっとした惣菜をつける。それは前夜の残り物であったり、店の惣菜であったり。
魚の代わりにウィンナーだったり、ハムやベーコンのときもあるし
卵はゆで卵だったり、だし巻きだったりする。
道具と材料さえあれば、慣れてくれば30分である。
なにをつくるか…どのようにつくるか…作業手順を考えるのも楽しい。

しかし、これからが大変である。
持っていった母は、大げさに感謝する

「いつもいつも、ありがとうございます。こんなにご馳走を…」

どうやら自分の弟と間違えているようである。
「息子が、こんなに齢を取っているはずがない!」と

そんな具合だから、介護は大変である。
テープレコーダー(これは死語か?)のように何回も何回も繰り返す。
そして、こちらも同じ返事を何回も、何回もする。

そのうちに苛ついてくる。
ついぞんざいな口調になる

これは身内だから、また厳しい口調に生る
介護の仕事をしている人は、「きにならない」と言う
そうだろうか…

そんな生産性のない、感謝の気持ちがない、言葉をいくらかけられても…
介護施設での事件が、後を絶たないのもよくわかる

こんな老後をおくるのなら、いっそ脳卒中かなんかで…
と思っても中途半端で半身不随となっても…

とりあえず元気に働ける間は、元気に働こうと思う
介護の日々である