春である。
なんと言ったって、春である。
待ち焦がれていた春である

あっという間に桜は散り、
あっと言う間に水仙もチューリップも花びらがくすんだ。

そして時とともに気温が上がってくる
そして庭の垣根も新緑の若葉をつけはじめた
五加である。
五加と書いて「うこぎ」と読む
垣根の樹だと聞いた。

その若葉を熱湯で湯がいて、刻んだ味噌大根とくるみで和える
「ほろほろ」である

「ほろほろ」と言う”ふりかけ”になるのである。

岩手の春の味である。

ほろほろとは、南部藩の武士が食べようとしたら、箸からほろほろとこぼれ落ち、それをみて「ほろほろ」と呼んだという。

ホロホロ鳥とはちがうのだ。
ホロホロをふりかけた春の弁当である