「品番」と言うものが、ある。
つまり管理するために番号を、つける。
品物の番号である。
(「人番」と言うのものある。人を管理するためにつける番号である。
マイナンバーとも言う。余計なお世話だ。
大人数を管理する都合のある人が、必要なだけである。)

 

以前、繊維業界の商社にいたときに生産管理をしていた。
得意先から注文を受けたものを、メーカーに発注して、
生産したものを仕入して
メーカーにおいて配送するか…
倉庫に入れて配送するか…

そのデリバリーをするのに「品番」は大切である
たいてい綿紡績(東洋紡やユニチカ…日東紡など綿を主体とする紡績)や
合繊メーカー(旭化成や帝人などの合成繊維を生産しているメーカー)がつけるメーカーの品番が普通だった。
その中で独自のオリジナル商品は、担当する商社が着けていた。
大体が機械の機種で着けていたようである。
三七インチ二六ゲージの編み機で編むニットは「3726」とか…
そうすると基本の素材は良いが、ちょっと機械の調子を変えたり、編む糸を変えたものは…
同じ3726では混同する。そうすると、ちょっとだけ番号を変える。
だから3726というと大体生地の雰囲気(幅、組織、等)が頭に浮かぶ

その他に「色番」がある。
担当していた商品は先染めニットであるから、糸染めである。
カラー番号があった。今でも覚えている。
「13番は白」「113番は赤」「2番はロイヤルブルー」「27番は黄色」と…
そのなかでも黒は「16番」なのだが、通常は”黒は、24色有る”という。
そういえばスミクロや、漆黒や薄墨とか…
そういえばテレフォンブラックというのも有ったが、ちょっと鈍い黒である。
今電話自体が固定電話の黒は無い。だからテレフォンブラックというカラーは通じないのか…

そんな品番や色番を、色々と覚えないといけなかったが
頭の悪いやつは、いつも混同していた。

その中で、今でも覚えているのは「3336」である
なんとか思い出そうとするのだが”33インチの36ゲージ”なのだろうか…
そんな細いゲージに通るのは六双(60番手の双糸)の高級番手だが…
ついていた生地は、トレーナーの袖用の横網である。
横編機の機種番号だろうか
以前、中国や韓国で縫製すると身頃と袖や首周りの色違いのクレームが数多くついた
だから、クレームがないように丸編の身頃に合わせたカラーの横編みの袖を着けたのだが…
いつも少しづつ残った在庫が膨大になって。悩んだことを思い出す

今日は、3月6日である。
そうだ!思い出した。
アシスタントの女の子に、主力商品でないので「番号をつけてくれ」とお願いしたことが有った。
彼女は「3336」と着けてきたのだ

「なんだ?その番号は?」と聞くと
「私の誕生日です。昭和33年の3月6日」だという

そうかぁ〜!あの子も、もう還暦一歩手前だ!