店に酒が届いた


金沢の友人からである。お歳暮は「能登牛」を頂いた
いつも”かぶら寿司”を贈ってくれる友人である。
お歳暮、お中元の時期ではなく、今頃なんでか?という意味であろう
魔子様は「送って来たわよ、なんで?」と言う

よく見ると金沢でなく石川県でもなく福井の酒である。
そういえが友人は、今は金沢に住んでいるが福井出身であることを思い出した。

「福井の鯖江に行く用事があり鯖江の酒『梵』を買い求めた。ついでに…」とメールが有った。
持つべきものは友である。できたらお金持ちの…

石川県金沢は、以前勤めた会社の本社が金沢だった。
しょっちゅう羽田から小松に飛んで会議に出た。
夏はフェーン現象でとてつもなく暑く、冬は湿気が多く、重い雪が降る街だった。
住むには適していないと思ったが、観光では人気がある
そうなのである春と秋は、観光に最適である。

ところが福井と言うと、岩手の人にはあまり馴染みがない。
小生も大学に行って、同じ下宿になった友人が二人福井出身である。
そのおかげで福井のことを知った。
福井が京都の隣だということも…
春休み旅行に行って、東尋坊や永平寺も知った。
路面電車も当時はあったが今もあるのだろうか…
そして裏日本にあるということも…
当時「裏日本」と言う言葉は差別用語だと問題になった時期だった。
「裏日本の福井というと」友人二人は、真剣に怒った。
「岩手は日本のチベット」と言う言葉も、その頃は平気で使われていた
だれも怒らなかったが…
今は「チベットはブータンと並んで素晴らしい国」と言う理解が有るが…

学生時代に帰郷から帰ってきた福井の友人が、下宿の部屋で一生懸命唄っていた
「よこはま〜🎶たそがれ♫〜」
福井で流行っている歌だという。”五木ひろし”と言う福井出身の歌手だという
なんで福井のど田舎なのに「よこまま、たそがれなのだ?」
すぐ消えるだろうと思った。

 

銀座の8階建てのビルで働いたときに新聞で騒がれた本を探した。
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
銀座の大きな本屋からも消えていた。「サラダ記念日」という短歌の本である
短歌の本がこんな売れ行きを見せるのは古今東西無かったことだと新聞は語った。
石川啄木が三行詩の短歌なら、俵万智は口語詩の短歌を始めて書いたと思う
事務所の女の子に”いい詩だね”と言うと、同じ年頃なのか対抗意識の顔を見せた
俵万智も福井である。

 

そんな福井は幸福ナンバーワンだという(法政大学研究)
二位が富山 三位が石川

そして北陸新幹線と…
「裏」と言われて長いと思うが、たった40年で評価はガラッと変わってくる。

とりあえず福井の酒をじっくりと味わう幸福を独り占めしよう