久しぶりに定休日だ。
と言っても気分的には何も変わらない。
ようするに着替えないでパジャマに羽織っただけで一日を過ごした。
出会ったのは、認知症の母のヘルパーと…
その母が壊した便器の修理に来た設備屋さんだけだ。

早朝から机にかじりついて仕事をしていた。
魔子様は、いつもギリギリまで寝ている。
定休日の朝は、認知症の母がデイサービスに行く日だ。
ヘルパーが来る前に準備をしておかないと…
魔子様がギリギリに母屋に行くとすぐ
机の上においたガラケーが鳴った。
「部屋中水浸しだ。トイレから漏れている」と言う
ガウンを羽織って、慌てて母屋に行く。
なんとトイレから漏れた水が溢れて玄関まで漏れている

どこだ!漏れているのは…
元栓は…

母屋の水道管の元栓まで熟知していない。
慌てて探す。
元栓を締めると水は停まったが…
水浸しの床には古いシーツとかタオルが山のように敷かれた

その間に母は、ディサービスに持参する着替えをひっくり返して
そこへ迎えの車が…
ヘルパーが水浸しの玄関マットを…
魔子様は母の着替えを…
定休日は、てんやわんやの朝で始まった。

よく洋風便座をみると、簡単に外せるようになっている。
止めた水をまた出してみると、ウォッシュレットに水を供給している部分から漏れているようだ
どうやら凍って配水の部分が壊れたようだ。
いつも、主語を抜いて言う魔子さまは
「全部、抜いてあった」
ふとみると電気配線のコンセントが抜かれていた。
昭和一桁生まれの母は、節約が大好きというか…身にしみている
部屋の暖房も、すべてコンセントは抜いて寝るのである。
ところが便座の暖房は、便座だけでなく配管の凍結防止も兼ねていたようだ。
それがこの寒さで凍って便座を破壊したようである。

知人に電話して
「知っている設備屋さんを紹介してくれ」
「了解しました」「後で電話をさせますから…」
という会話を、ディサービスに出かけた直後にしたが…
昼を食べても、午後のお茶を飲んでも…

こない
「今日は来ないのですかね?」と電話をすると…
「別のところを、当たりますから…」
やってきた別の設備屋の社長さんは
「いやぁ〜定期検査で病院に行っていたところを呼び出されて…」

紹介してくれた知人に言う
「忙しいところ申し訳ない。この寒さであちこちから依頼があって、大変ですね」
知人
「まったく、”水が出ない””湯が出ない”と、てんやわんやで、どうしようもないのです」
「それは、それは…金を稼げるときに、こんな仕事を頼んで…」
「いや〜金にはならない!忙しいだけで…」

この洋風便座は几帳面な母のファイルを見ると15年前に購入したものである。
まぁ寿命か…と思いながら、
寒波の影響は、あちこちに出ている。
しかし、ほんの20年前の冬には、真冬日が一ヶ月も続いたときもある
暖冬で油断していたと言うが、
快適さに慣れた人間というものは、忘れやすいものだ。