ようやく売れてきた。秘伝豆の塩豆である。

以前から列車の社内販売で売れているというのは聞いた。
しかし、それはビールのつまみであり。狭い密閉空間で、それしかない状況での販売である
ようするに購入目的と販売意識がイコールである。

一般に店を持った小売業の場合は、何を求めてきているのか?わからない
夕食の原材料なのか…
一品惣菜なのだ…
いや明日のもてなしの肉なのか…

小売業の売り方は、
多くのお客様が求めているものを提供すると言う手法が一つとしてある。消費者ニーズと言うやつである。
そして、もう一つは店としての提案である。

店としての提案がなければ、多くの客の求め(消費者ニーズ)に従って、いたずらに品数が増えて行く
おおきなショッピングモールが、それである。

ちいさな小売店は、狭い顧客のニーズに応えるか
それとも店独自の提案で、その提案が好きな人が集まる
という風に仕組んでいくか…

いづれにせよ、拡大経済のシステムが基本に有って、外れた販売手法をしていかないと生き残れない
その外れた販売手法が曲者で、それによっては先行き怪しくなるのである。
当店は提案型の小売業である

当初は安心の地産地消を提案し、地産地消が蔓延したなか食と農の一体化を提案し、そして今、農業と福祉で共生の地域を提案している。
その根底にあるのは、先人が食べ続けてきた食文化である。

「豆と雑穀」の南部の国と言われる
豆は、米が不作のときは飢餓を救い、根っこは田んぼのあぜ道をささえ、枝葉は牛馬の餌となり、たんに食べるだけでなく、発酵させて、さまざまに利用してきた。
そして豆と小魚で、日本人はカルシュウムを補ってきたのである。

秘伝の塩豆は、大量の熱湯に泳がせ、塩と煮干しを粉にして、ふりかけた古来の食べ方の原点である。

若い背広を着た青年が買っていったら、先輩から「もっと買ってこい」と言われた
主人にビールのつまみと買ったら”大好評”だった
子どものそばに置いたら、いつの間にか「空」になっていた

意識して食べるものではなく、置いてあるとポリポリ食べるものです。
そばに、一つだけ置いてください。