ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

笛吹き男

ポケモンGOが流行っているという
ふとハーメルンの笛吹き男を思い出した。

0-81
確か、ネズミの疫病で困った町が若い男に依頼した所
若い男は笛を吹いて街中を練り歩き、大量のネズミを集めて川へ引き寄せて溺死させた
しかし、何らかの報酬(?)を約束した街の人は、若者の約束を反故にした。
それに怒った若者が、今度は、笛を吹いて街中を練り歩き。街の子どもたちをすべて連れ去って消えた
そんな童話だった。
母親が読んでくれたのか?
自分で読んだのか?
記憶に無い

スマートフォンを片手に街中を歩いている人たち
その仕掛けを作っている人たち。

しかし、これは今の世相を反映している
と言うか、これが世の中というものだろう

流行に流される人々
裏で流行を作り出す人
その流行で貨幣が動く政策を作る人。
政策という利益でしか動かない人。

その結果は、誰も予測できないが…
ひょっとしてそんなことを予測して、狙っている人がいるのかもしれない

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ミクロフローラ

糠漬けの話だが、糠は米ぬかである(当たり前の話だ)

その米ぬかに微生物がいる
簡単に言うと、微生物が米ぬかを栄養源にして増殖するのを発酵という
微生物は、1グラムの土の中に、1億のさまざまな微生物がいるという
大きく分けると「好気性菌」と「嫌気性菌」である
これは”空気を好む微生物”と”空気を嫌う微生物”という意味である
しかし、どちらの微生物も酸素で生きている。
つまり「好気の条件=空気中」で空気から「酸素」を取り出すことができる微生物
「嫌気の条件=水中」で酸素を取り出すことができる微生物と二種類ある

つまり水分が多いと嫌気性発酵、かき回すと好気性発酵をするのである
代表的なもので乳酸菌は嫌気性菌であり、麹菌は好気性菌である。
それが条件に寄って、休んだり活動したりして発酵を促進するのである。

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つまり、糠漬けはバランスなのである。
好気と嫌気のバランスを、どのように取るのか…

時間の長短で取るのか、温度の高低で取るのか…

それが微妙な違いによって、味に大きな変化になってくる
そこに重要なのは微生物のバランスの良い構成である
そのバランスの良い構成をミクロフローラと言う

そのミクロフローラを作るためにバイムフードを使用している。

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たぶんバランスの良い糠漬けは、味にも影響を与えるだろうと言う推測である。
バイムフード=島本微生物農法の発酵菌

朝の仕事

糠漬けをきちんと調べてみようとした!
とりあえず悩んでいるのは、味と色が一定しないのである

家で漬けるのではなく、店で漬けるのでどうしても、
夕方から朝までは糠の中にいることになる

早くて12時間。遅い時は15時間。忘れると20時間
ものの本によると”胡瓜は7〜8時間でいい”とある

やはり漬け時間が長すぎる
それを解消しようと冷蔵庫に入れる
過ぎないように…冷やして遅らせる

左が冷蔵庫に12時間
右が厨房に12時間

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やはり常温でおいていたほうが色が落ちる。と同時に酸味が勝つ
ところが魔子様は「酸味が勝った」ほうが美味しいという

しかし、この酸味は東北人に好まれるのだろうか…

なんせ魔子様は、ラーメンなどの麺類に、ドボドボと酢を入れる人である。
小生は酢は食べない
小さいころ酢は、”身体を柔らかくしてサーカスに売られる”と言う幻想が植え付けられたからである

酸味と塩味のバランス
これが問題である

 

色は、やはり時間だ
冷蔵庫に入れて時間を調整すれば解決しそうだが
帰る間際に冷蔵庫に入れて、朝一番に取り出せば、鮮やかな緑が出せる
洗えば色の違いは歴然。
左が常温、右が冷蔵庫。

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もしこれが取り出せなくて色が変わったら
フードプロセッサーでみじん切りにする
これをふりかけにして食べる
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このふりかけに、刻みショウガを混ぜたり
みょうがや大葉を刻んだり、すると美味しいかもしれない

問題は朝の忙しい時間に、最初に取り組むことができるか?ということである
毎朝一番に二日がかりの浸水をした玄米を炊く、ときたま朝シャンをする。毎日店のトイレを掃除する。ときおりブログを書く。食卓の片付け。帳面をする。トイレに籠る。ネットサーフィンをする。鍼医の指示の5回の灸をする。厨房の片付けをする。可愛い孫を保育園に送る。昨晩残した酒を舐める。増えない通帳を眺める。電子レンジで朝食を作る。テープレコーダーのような母との義務的会話。10種類の薬を飲む。

朝は、家でも店でも、やるべきことが満載である。

塩気と酸味

糠漬けがうまくいかない

というか…

やはり細かな温度管理と時間管理と、十分な下ごしらえが必要だということがよくわかった
それを、仕事中にさまざまな事を抱えてやるのは至難の業だ

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胡瓜一本漬けるのにも
早く漬かるよりもじっくり漬けたほうが…
そのためには、両端を切り落とさないようにすべきか?
塩をどの程度付けるべきか?
塩を付けないで、糠に塩を強めにしたほうが良いのではないか?
どの程度だ?
温度は低温で、長いほうが良いのかも…
いや早めに引き上げたほうが…
日中だと時間に追われるから、夜の冷蔵庫に入れて…
時間が長すぎるか…
温度が低すぎるか…
色が緑色に綺麗に出るには…
塩か時間か?
浸かり過ぎたら…

しかし、うまく漬けられたとしても
糠漬けの酸味が美味しいという感覚は岩手県人に有るのだろうか…
そもそも「糠」は「米ぬか」である。
玄米から白米にする過程でとれた糠である。
米は収穫後、玄米で集められ江戸へ出荷した。
多くの米問屋が集まる江戸では、白米を精米したために米ぬかが豊富に余った。
(江戸時代「えどわずらい」という病気が有ったという。
白米だけ食べたのでビタミンB1不足の脚気のことをいう)
ところが産地である南部は、玄米出荷なので米ぬかは残らない
そんな中で糠漬けが食文化として根付いていたのだろうか…
酸味は、古漬けの漬物というイメージである
つまり古い!腐っている!という酸味なのである

糠漬けの「塩気と酸味」、そのバランスはもともと南部には根付いていないのかもしれない
そんなことを考えながら、売れるものではなく、食べさせたい食文化をつくるのが仕事だ

と思う今日このごろ!

 

メッケモンゴォー!

テレビは、日本薄謝協会の7時のニュースしかみない
新聞は。取っていない
認知症の母親が読んでいる(眺めている)”あさしひんぶん”を店の新聞ダナに飾るとき、見出しを見る程度だ
つまり国内で起きていることは、殆ど知らない
それでも不自由はしない

携帯は、いまだガラケーだ
それもマナーモードにしているので、ほとんどかかってこない
腕時計を持っていないので時刻確認するのと、用事があればかける架電用だ。

町内会の連絡網のノートだけはとってある
何かあったら隣の老夫婦の安否を確認しなければ…

それでも伝え聞こえてくるのは
メッケモンゴォーだ!

調べたが何の話か、わけがわからん
それでも類推すると…

道路を走っていると、こんな電光掲示板がみえる
こんなものか?

そばにいる人を見ないで
電光掲示板に指示されて右往左往している

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もっと自身で判断することがあるだろう!
と思うのはやっていないものの、僻みだろうか…

いつぶつがはれる

東京の友人から種をもらった
なんのタネだろうと思ったら

「辛い南蛮だ」と言う
南蛮と言うのは、南の野蛮人という意味の言葉である
つまり南の野蛮人が、もってきたものと言う意味

つまり鎖国時代の江戸に阿蘭陀から入ってきた野菜のことである
よく鴨南蛮や、カレー南蛮などというが、その南蛮は「ねぎ」のことを言う
また地域によっては「トウガラシ」のことを「南蛮」と言う

これはネギの種だろうか?
唐辛子のタネだろうか?

唐辛子も葱もタネは細かい
これは結構大きい

唐辛子の苗を買うと、二本立ちに仕立ててあるのが多い
”二本植えないとならない”と思っている人が多いが
あれは単にタネが細かくて多いから、サービスに植えてあるだけである
そのほかにピーマンやししとうと、苗の時は似ているので区別のために二本植えているのである

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しかしこのタネは結構大きい
そして繊毛のような細かい毛が生えている

東京の友人は、
「国防軍の友人が硫黄島でとってきた」
「チョー辛い」
「これを触った後で。小便に言ったら”一物がはれる”」と言う

小生は思った
この国防軍の兵士は、衛生教育を受けていない
だいたいが小便する前に手を洗うのである
なぜなら。大切な一物を触るのに、後から洗うやつがいるか?
最初に丁寧に手を洗うのである。

”いちど腫れ上がった一物を見たいものである”

 

そんなことを考えながら
種を育てる知識がないから「育ててみてくれ」と言う

大体タネは、高校生と女子高生がある
私は女子高生が趣味であるが…
違う

好光性である。

発芽に光を好むものは浅く植える
温度を好むものは深く植える

そして種の三倍の厚みの土と言う
そして南蛮は…
いやトウガラシは南方の植物であるから、高温を好む
それを守って、今種をまけば、ちょうどいい。
しかし、本来北国は、早めにハウスで植えないと量が取れないのだが…
取れ始めた頃に寒さがやってくる

しかし、たぶん辛くないだろう
「辛い」「辛くない」と言うのは品種ではなく、土質と水分によるのだ

だから硫黄島と同じようにはならないと思うのだが…

乞うご期待

つるけいれん

朝、一リットルも血を抜いたせいか身体が軽い
医者に聞かれたから一リットルと答えたが

半径1mmで流量が3CC/mだから大体1リットルだろうという計算だ
(計算式はでたらめである。医者がどれぐらい流れましたか?というので推測だ。)

頭がはっきりしないが、まぁ今日一日生きていく分には問題ない
そのうちに血が作られて補充できるだろう

と思って日中の配達などこなして、少し休んで…と椅子に座っていると

股が痛い。
なんだこれは?
痙攣である
おかしい、こんなところがまたが広げられない
しかし、それも少しの間だけである

なんとか立ち上がったところへ
「配達入っているわよ」と魔子様
まちなかへ配達である

まちなかへ向かっていると
なんだか足が…脚が…足裏が…
痙攣である

運転しながらの痙攣は、時々ある
なんとか足を伸ばして、だましだまし運転してきたが…

今回は変だ。強い
伸ばしても、なかなか治せない
道の脇に寄せて止まろうか…

いや、もう少しだ
しかし、このままでは…
ハンドルの下で足を伸ばして縮めて伸ばして
ようやく店にたどり着いた

店についた途端。下半身のあちこちが痙攣し始めた
えっ?なんだ?これは?
いや腕まで…手まで…右手も…左手も…

立ち上がれない

つかまり立ちだ

脚が進めない

足を伸ばそうと頑張っても伸びない
小生の英語の成績のようだ
そういえば音楽も駄目だった

少し待っていれば…
強く反対方向にのばせば…
この辺でスクワットを…

しかし、しかし、小一時間たっただろうか
脚が、なんとか進める

魔子様に車を近くへ寄せて
中に倒れ込もうとしても、身体が大きすぎて
身体が硬直して…

なんとか車に身体を滑らして…

朝の病院へ…
玄関で車いすを借りて、朝来た救急センターへ…
「ただいま!」と怒鳴ると
事務も警備員も人が変わっていた。

若い医者は言った
「痙攣かと思って慌てて来たのですが、つったんですね」

「つると痙攣と、どう違うのですか?」
「痙攣は、体が震えて…。つるのはつるのです」

夜寝ていると脚がつる。
月に二三回は有るだろうか…
腕もよくつる。
てのひらも…

今回は下半身と腕と手がいっぺんに一生懸命つった。
人生最大級の痙攣!いや「つる」である。
病院に行ったら、診察前に即治った。
処方されたのは漢方であった。芍薬甘草湯であった。

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水不足かもしれないというので、家に戻って缶ビールとハイボールを呑んだ。

明日は鍼灸に行ってこなければ

0-13

お弁当屋さん?

「早く行くよ」の魔子様の指示を聞きながら靴下をはいた。
朝の六時である。今日は弁当が二件もある。
それも大量の注文だ。
早めに出る準備はしているが、いつも魔子様が早い。
なんせ起きたら、顔だけ洗って出る準備完了である

こちとらは朝食の準備と朝食と後片付け、認知症の母親の挨拶とうとう
目覚めてから少なくとも二時間はかかる

着替えて靴下を履き終えて足元を見ると
カーペットの上に「味噌汁」がこぼれている
”おかしい…!味噌汁など、机では飲んでいないのに…”
”まてよ、溶けたチョコレートか?”と思ったが、酔っ払ってチョコレートを食べた記憶もない

足を上げてみると…
靴下がどす黒く赤い。それどころか滴り落ちている。
”なんだこれは?”

”やばい!出血だ!”

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以前も起きた足のくるぶしからの出血である
くるぶしに有るかさぶたが、靴下をはいた瞬間にとれた。
というよりも栓をしていた部分が剥がれて、中の血液混じりの体液が流れてきた
だろうと思った

すぐ風呂場に駆け込み、靴下を脱いだ。
まるで水道の蛇口のよう勢い良く五センチも飛び出す
みるみるうちに風呂場はどす黒く赤く染まり、勢いは止まらない
そういえば夏場所で「いきおい」と言う力士がいた?連勝しているのか?

多分溜まった血液混じりの体液だから、そのうちに止まるだろうと眺めていた
止まらない。
いや!ある程度流れでてくれば…
いきおいは、止まらない

もうちょっとだ…
最初に出てきた血液が、風呂場の隅で徐々に固まってきた
だいぶ立ったが、勢いは止まらない

風呂場の床は、どす黒く覆われた。
やばい、やはり止血しようか…
その間、五分ぐらいだろうか…
魔子様を呼んでガーゼを貼り付け、バンソウコできつく足首からぐるぐる巻きにした

さていつもの病院の救急センターである。
今回は早朝だった。
だれも、診察を待っている人はいない。
警備員も事務も看護婦も「夜勤明け」と言う眠そうな顔をしていた
そしてスローテンポで、面倒くさそうに、状況を聞いてきた
”おい!血が…血が…止まらないのだ!”と思ったが、ぐるぐる巻きにしてあるので血はにじみ出ているぐらいである
前回は、滴り落ちて病院の廊下にくっきりと血塗られた足跡が、点々と…あった。
行った瞬間、大勢の人に囲まれあっという間に、あちこちを抑えられて止血をされた
股間の鼠径部を抑えた指が肉に食い込んで、痛いこと痛いこと
抑えこんだ若い医者が鬼のように見えた

今回は、一人だった
出てきた若い医者は、診察室の椅子に座って、型通りの診察前の問診をしながら
”業務事故ではないか?”
と言う胡散臭い目で見ていた。
”早く止血しろよ”と思ったが、のんびりと病歴を聞いてくる
手術の履歴を聞いて驚きなながら、徐々に病院との関わりを聞いてくると少し驚いた様子だ
なんといっても常連だ(?)

巻いた包帯を解くと、飛び出すかと思った傷口はふさがっていた。
そこへ看護婦が二人。
胸の名札を見ると、どこかで聞いたような名前だ?
「ひょっとして来週弁当を頼んだ人?」
「そうなの!来週の弁当間に合うか心配で見に来たの?」

若い医者は驚いて「お弁当屋さん?」

あすこない

,またAmazonから購入をしてしまった。
しかし、これは仕方がない。
たぶん近くの家電や文房具店で注文してもAmazonにはかなわないだろう

単価ではなく納期である。

今日発注すればあした届く
「明日来る(アスクル)」などというふざけたところもあるくらい
いまの物流は、すごい
30代花のお江戸銀座で仕事していた時
佐川急便の兄ちゃんと親しくなった。
20代前半の彼は、毎日走っていた。
事務所に入ってきても意気を切らしながら駆けずり回った
「そのように会社で教わったから…」と言いながら
「この仕事は続きません。金をためてから将来は別の仕事をします」と言っていた
当時佐川急便のドランバーは給料が高いので有名だった。
そのころから、荷物を出せば明日つくという幻想が出来上がった

それ以前は、荷物はいつ着くかわからなかった。
40年前の20代は、デリバリーの担当もしていた。
要するに商品担当だった。
在庫の確認をして、電話で住所を言い、なに便で出荷するか倉庫やメーカーの直送を指図した・
電話で住所を言うのは至難の業である。今はfaxやメールがあるから良いが、当時は手紙か電話である
急ぐ出荷は、当然電話であるから、笑い話が多々有った。
保々工場」と言う工場があった。
電話で「タモツの保」そして「ヒトビトのひと(人々の)」と説明している同僚がいた。
相手はわかったらしいが、周囲は大笑いに包まれた。
しかし、説明できますか?電話で「々」の字を

なぜか和歌山弁は「ザジズゼゾ」が言えない。「ダジヅデド」になってしまう・
(江戸っ子が「ハヒフヘホ」が「ハシフフェフォ」となるようなものだ・
魔子様は「朝日新聞」を「あさしひんぶん」という。自分でもそう言っているとわからない)
和歌山の人間が倉庫に「在庫全部出せ」と言ったら倉庫の担当者はズボンを脱いだという
大切な荷主の指示だからという
倉庫の担当者は「臀部出せ(でんぶだせ)」と聞いたという

そんな悠長な笑い話も最近のスピード時代は、許されなくなった。
FAXはいつも使っている、と言うか使えないと困ってしまう
コピーもFAXもスキャンもできる複合機なのだ
市場から入荷の案内、明日の仕入れの明細、メーカーへの注文などなど
毎日毎日入ってくる
そのインクが、予告もなく突然切れたのである。
いつも予備を置いてあるのだが、つい失念してしまったらしい
慌ててAmazonに注文をした

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水曜日だった。木曜日には…と思っていた
木曜日にメールが入った。「出荷した」と

「一日遅れか…注文が夕方だったから…」と納得した
金曜日につかない。
土日月と三連休だが、配達はできるはずだ
ところがつかない。
あわててメールで問い合わせた
「土日は配達しない〒」という
月曜日は祝日で火曜日は定休日だ
結局、水曜日に受け取るはめになった。
水曜日に注文して、水曜に受け取った

相手は「ご心配をお掛けして…」とメール
う〜ん発達したシステムに慣らされた落とし穴か…

電話考

電話が嫌いである
と言って電話をマナーモードにしているわけではない
ところがいつも”マナーモード”である
かけている人は、イライラして何回もかけてくる
いつのまにか「何回も電話したのに…」と逆ギレ(?)する

0-30

大学生の頃まで電話は呼び出しであった。
呼び出しとは
「オタクに、電話がかかってきましたよ!」と隣のおばさんが、呼びに来たのである
「すいませんね〜いつも、いつも」と言って隣の家の夕食を囲んでいるところに電話をもらい(そう言っていた?)に行った。
おかずは、煮魚にほうれん草のおひたしだった。

社会人になって初めて机の上に電話があった。
一つの課、6人で3台の電話機だった。
課長専用と、古参の頻繁にかける人と、その他に一台だった。
その他の人が営業に出かけると、事務の女の人と新入社員と二人だけになって、困った
女性の手前、良いカッコをしたいが、受話器が取れないのである
なんせ仕事の電話だから、早口で聞き取れない、それに専門用語の羅列、そして関西弁である。
ヘレン・ケラーの三重苦である
毎日、電話が鳴らないように祈る日々の新入社員時代だった。
ところが会社は、「電話が三回なるまでに受話器を取れ」と指示された
ようやく電話になれた頃、今度は一日電話の応対をするポジションになった。
ラグビーで耳が潰れてちょうどよかった。受話器を押し付けた耳が、ぺちゃんこで痛かった。

そのころ教えられたのは
「相手に電話をさせろ」ということだった
昼休みで誰も居ない時に部長と二人になった。
「後から電話させます」と言ったら
湯気を立てて怒られた
「自分の家から電話してみろ。いくら掛かると思っているのだ」

仕事はそれで慣れたのだが…
女性に電話番号を聞くのは、なかなか出来なかった。
聞き出す技を、いろいろと教わったものだが、どれも成功しない
そのころ公衆電話で長電話して長い行列をする景色がよく見られた
たぶん彼氏に…彼女に…愛の語らいか…別れ話のもつれか…長い電話だったのだろう
どの電話ボックスが先に終わるか、10円玉を一杯抱えた若い男がウロウロしていた。
今、赤い公衆電話はもちろん、緑の電話があるボックスもみない
そういえば…と言うところに時折見かける

0-37

農業の世界に入って畑や田圃で用事を思い出して携帯電話で連絡をする
そうだ
これだ!と20年前に思った。
農家は誰も携帯を持っていなかった
「街の人は公衆電話がいたるところにある、田舎の農家こそ必要」と言いふらしたが…
だれも必要性を感じなかった。
あるとき農家の女性が
「携帯番号を教えてあげる」といわれ驚いた
農家が持っていることではなくて…
女性の電話番号を簡単に聞き出すことが出来たことに対してである

それから急速に携帯が増えてさまざまな事情も変わった。
そんなときに以前教えてもらったことを思い出した

「電話は失礼である。相手が何をしている最中でも呼び出す」
以前は「三回なるまでに出ろ」という言葉も、40年で変わってしまった

今、スマートフォンというらしい
なんでも指先で画面が動くらしい
鉄の塊が空をとぶような感じだ。信じられない。

便利らしいが…不便が、ちょうどだ
生きるのに不自由がなくて、やるべきことがいっぱいある、

0-35

月別アーカイブ : 2016年7月

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