「天ぷらが美味しい」と聞いたことがある
天麩羅好きのおっさんからである。
もう30年前になるだろうか…

盛岡の町外れにあるその店は、古いのだが…
30年前のうわさを頼りに初めてでかけた。
まだ営業をしているところを見ると”旨い”のだろう?と
定休日という名の出勤日に小腹を空かせて行った。
野菜天ぷら定食やかき揚げを造っている魔子様の参考になるだろうと思ったからだ…

小生はあまり食べられないのでミニ野菜天丼とざるそばを頼んだ。

IMGP3154 魔子様は天ぷら定食である
IMGP3156

驚いた、びっくりした。

テーブルに置かれた瞬間、食欲がなくなった。
量が多すぎる。
これは食べきれない。
みただけで胸が一杯になった。

食道を切除してから量が入らないのである
手術の接合部分まで、一旦口からその部分まで入ったら(ご飯茶碗一杯分か?)
もう胸がいっぱいで、入っていかない。
昔は腹がくちくなっても、むりやり詰め込んだものだが…
”目が食べたい”という言葉が昔はよくわかった
食べた満腹感を超えて目が食べたいのである。
いまは見ただけで「胸がいっぱい」で食べられないのである。

とりあえず店の人に悪いからある程度形を付けないと…
(ミニと言う名前がついていたから少量だと思ったのだが…)
必死になって口に放り込んだが、天ぷらを食べ、そばを半分、魔子様の定食を味見して

ギブアップ

タレがかかったご飯をまるまる残し、
魔子様も「もう晩ご飯が入らない」と言う。

なんだか量で勝負しているような店である。
そういえば、客は若い人や営業マンなどが多く見かけられる。
そして味噌汁は、一口すすっただけで化学調味料の味がビンビンとする
天麩羅の衣は、さくさくしているが、粉になにか入っているのだろう
エビやイカなど魚介類が大きくてボリュウムになっているが…

立地条件は街道沿いの車で移動する人たちの食堂という感じだ
当店と同じようなものだが、当店はまだこだわりがある
う〜ん、そんなにこだわりを持たなくても良いということか?

しかし、こだわりが無かったら、何をもって続けるのだろう