雪花菜は、厄介者である
厄介者と言う言葉を聞くと

「そりゃ〜入道だろう」と思う人が大半である
だって「雪のように肌が白くて…花のように華やかで…菜のように存在感が有って…」
と言う人が多い。
間違いである。雪花菜は「おから」と呼ぶのだ。

雪花菜とか「きらず」とか「おから」とか、なんだか空虚な文字がならぶ
これは豆腐を作る時の副産物である。
大豆を粉砕して水で煮て、豆乳を絞ると出てくる搾りかすである。
やっかいものである
街に豆腐屋があったころ
おからは貴重な惣菜であり。豆腐と一緒のタンパク源であった。
いつの頃から厄介者になったのであろう

たぶん豆腐が安くなった頃だろう
町の豆腐屋が豆腐を作っていた頃
出来た豆腐を鍋を持って買いに行くのが手伝いだった
そういえは「プ〜フ〜」という豆腐屋のラッパも聞こえた
自転車で後ろの荷台に大きな箱を積んで、売りに来ていたのである

そんな街の豆腐屋がどんどん消えて、新しいスーパーにパック入りの安い豆腐が並ぶようになった
豆腐屋が見えなくなって、おからも消えた
やすい豆腐は、豆腐屋もおからも消してしまった。
消えたのではない。

おからは足が速い。カールルイスのようだ。とよく言う(古いか?)
ようするに、腐るのが早いのである。
有機物は、ある程度の温度と水分で発酵する。
おからは適量の水分と温度をその中に持っている
つまり、おのずから発酵するのである。
みずから発酵すると言っても良い
(おのずからと、みずからの違いは?)
そして発酵が過ぎると過熟して腐敗が進行するのである

街の豆腐屋さんが製造する少量だったら、発酵する前に調理ができた
ところが今の豆腐製造業のばあいは、出てきたおからが大量に積み上げた段階で発酵するのである
有る豆腐製造業者は、工場の中からベルトコンベアーでおからを出荷していた。
そのコンベアーの下にダンプが入ってきて、コンベアから落ちたおからを何処かへ持って行った。
発酵して腐敗すると臭うのである。夏は、時間との勝負である。
都会の真中では豆腐製造業は出来ない
盛岡は、統計によると日本一の豆腐消費量である
街の人は「鍋を持って寄せ豆腐を買いに行く」と言われた
そんな街の豆腐屋も少なくなった。

以前から秘伝豆の豆乳を研究している。
その副産物として「おから」がでてくる
このおからの問題を解決しないと将来に禍根を残す。
核燃料のゴミと一緒だ!
六ケ所や、もんじゅをどうすんだ!
ちいさな野菜畑もどうなるのだ!

ということになったら大変だ。
そこで考えた。熟慮だ。

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クラッカーである
ただのクラッカーではない。
有料だ!

クラッカー製造機も設備投資した。
(5000円の電気オーブンと棒だ)
製造の工程を梅さんにも指導を受けた
(そば打ちと一緒だ)

中に入れるスパイスは…
塩と花椒
塩とチリ
カレーとグラムマサラ

あとは…
表面に
醤次郎を塗り、ごま油を塗り、おしろいを塗った

これでおから問題は解決だ
後は、食べて美味しいという原子炉のような胃袋まで到達するか

さて仕上げは五郎次郎!