3.11の予定日が三日ずれた。内孫の長男である。

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今、内孫という言い方はするのだろうか…
「家」という関係性が崩壊した現代。
内孫・外孫は無きに等しい。
というよりも、それ以前の「家の嫁」という存在を考えなおさないと…

初産は遅れるという
どうやら、「その法則に基づいたらしい」と言うと
魔子様は
「わたしは3月31日の予定日が27日になったわよ!」
そそっかしい長女の誕生である

そのときはのんびりしていた。
いやまだ予定日は、先だと思っていたので
同じ課の連中と呑みに行っていた。
上司や事務の女の子と、みんな仲が良かったのである。
罵り合いの喧嘩をしながら、いつも夜はビルの地下の呑み屋で一緒に呑んだ。

だから長女が生まれる時も”予定日は、まだ先だ!”と呑んでいたのである。
呑んで帰って自宅へ帰ると、電話がかかってきた。嫁の母親からである
「夜に産気づいて生まれた。帝王切開の判断を求められて、探したが見つからなかったので、こちらで判断をした。」
大阪勤務の時で、東京の実家の近くの産院からだった。

当時は携帯電話などない
まして各家庭にFAXなどない。
緊急の連絡は、電報しか無いのである。
電報の配達人も、呑み屋までは調べられない
そして翌日の朝、会社に報告をして、休みを取り新幹線で東京へ向かい対面したのが週末だった。

たった40年で、あっという間に連絡がつく世の中になった
産気づいたと朝連絡があり、午後には促進剤を投与され、分べん室に夕方入り、と実況中継さながらにメールが来て
5時過ぎに生まれて7時には、新幹線で戻ってきた長男と全員が揃って祝った。
途中で嫁の母親から魔子様にメールが来た「頑張って頑張って、もうすぐだから…」
魔子様は、不審な気がしながら「これ以上がんばれません」と返信したという
どうやら、嫁の母親は娘にメールを流したようだが、宛先を間違えたらしい

陣痛は促進しても成長は促進できない
家畜は成長促進剤をもちいて合理的な成長を遂げる
だから人間のために作られた家畜は余すこと無く食べるという考え方の人もいる
家畜の福祉を考える人は、人間のために合理的成長を促すことが良いのか?と問う

人間は、消化・吸収・排泄を繰り返しながら成長を遂げる
そして人間の体は70%は水分で、他の多くはタンパク質だという
消化・吸収・排泄しながらタンパク質で細胞を増やして大きく成長する
そのタンパク質は、人間など動物の体で作り出すことは出来ない
すべて植物蛋白として…
そして植物蛋白を食べて変化した動物蛋白として人間の体に取り入れられる
植物は、人間と自然のかかわり合いである循環の根源である。

健やかな身体の成長を育む自然循環が続くことを願って、命の誕生を祝う。