2月14日はバレンタインデーである。
いつ頃から、流行ったのだろか?

お菓子屋の戦略だ!と言う話も聞いたことがあるが…
昼休みに、なんでも持ってくる保険屋のおばちゃんも持ってきたことはなかった。
新入社員当時、というか女性社員に偉大な関心を持っていた若い自分のときは、そんなものは無かった。
だからホワイトデーの心配もする必要も無かった。

結婚してから、もらうチョコにいちいち
「本気か?」
「本気にしてもいいか?」と顔をじっと眺めると、困惑した眼をしていた
冗談に決まっている
そんなからかいを、いつもしていた。

一度「チョコレートが折れた」と泣いている女性がいた。
持っていた手作りチョコを落としたらしい
「別に折れてもいいじゃない!」
「誰にあげるの?」
と聞いたら、恨めしそうに、じっと顔を見上げられた
そんなこともあった。

IMG_1247

そんな2月14日の朝、トイレに「江戸味わい帖」という文庫本を持ってこもった。
江戸料理研究会が江戸料理人の短編を編纂した文庫本だ。

山本周五郎の”こんち午の日”が載っていた。
ふと周五郎編の最初のページを繰ると略歴が載っていた。
”小学校を卒業後、山本周五郎商店に勤めた”とある
そこから来たのだ!山本周五郎という名前は…
そして最後に、1967年2月14日没とあった。

「今日が命日だったのか?」

奇遇に、なんとなくうれしくなった。

向田邦子が亡くなった時は、ラジオかテレビで流た。
確か向田邦子が青山に住んでいたころ、近くのビルに勤めていたので「この近くだな?」と思った記憶があるが…
周五郎が亡くなった時は、高校一年である。
多分、二月の中頃というと校舎の階段や廊下を、走らされていた頃だろう
ラグビーの体力強化の練習で…

だれもチョコレートなど、配っていなかったし、もらったこともない。
わびしい高校時代だった