「料理本にはこういうことが多いのよね」と魔子さまは言う

大根の皮を向き、長さを半分、縦割りに4分の一にカットして、
鍋に並べて醬油を1リットル、味醂と酢を300CCいれて煮立てて人肌まで冷めたら
大根が隠れるくらいに冷めた醬油をかけるとある
大根は全部で5kgだという

大根の醤油漬けである

 

大根が大量に出てきた
市場に出しても値段がつかないのだろう
と言って当店でも手に余る
しかし、岩手の秋大根の旬はもうそろそろおしまいである
なんせ雪が降ったら掘り出せない
その前に土が凍る
早めに掘って早めに出稼ぎに出たい
と言ってもトラクターで踏み潰すのも忍びない
いくらかでも金に変えれれば…
と想いながら作業をしているのだろう
なんとか金に変えてあげたいと思っても
大根1本を家族4人が食べ切るには一生懸命に食べても一週間はかかる
大根ばかり食べているわけには、いかない(いかも、たべたい?)
しかし、もうすぐおしまいである
掘り出せなかった大根は、土の中で凍り、春には溶けて凍ってを繰り返して土に帰る
そして年末になると、千葉や、神奈川から新鮮な大根が溢れ出てくる

新鮮さでは負けるが、地元の食文化に根ざした農産加工という漬物を…
ようするに、タイミングをずらして販売するという東洋の魔女の時間差攻撃である(古い!)
それで古漬け、浅漬けと様々な漬物加工に取り組んでいるのだが…

料理本のとおりに実践すると
5kgの大根に1リットルの醬油をかぶるくらいにかけるのは至難の業である
でこぼこの大根の山に、裾野に醬油がかぶっているぐらいの量である
深い鍋だったらかぶるのだろうか…
大根の並べ方だろうか…
縦に並べれば…
様々に実践して研究して、アキラメかかって

おい!どうしたら良いのだ!

と魔子さに問うと
「料理本にはこういうことが多いのよね」と一言

全く不可解である
世の中の女性は、こんな理不尽な不正を是認しているのであろうか?
でてこい責任者!(怒り心頭)

少し頭を冷まして…
翌朝、鍋の蓋を取った
大根から水がでて、全てにかぶっていた

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それだったら、翌日は大根から水が出ますから、その時にかぶるように…
とか、なんとか書け!