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報恩講である。
報恩講というのは文字の通り。恩を報いて講ずるのである(意味不明)

要するにキリスト教ではいえばクリスマスである
浄土真宗では、宗祖親鸞の誕生日である
浄土真宗の一大イベントであり、全国の真宗大谷派のお寺でさまざまなイベントが繰り広げられる
浄土真宗大谷派騎雲山専立寺では、哲学者内山節が記念講演という形で、毎年呼んでいる
もう15〜6年になるという

そういえば小生が内山さんと知り合ったのは平成6年だからもう21年前か…
44歳の時だ
最初は、八戸の某会館だった。
最初は、チンプンカンプンで、よくわからなかった
言っていることが使用価値と交換価値のようなことだったことだけ、覚えている
比喩として「ダイヤモンドと水」の関係だけ覚えている
ダイヤモンドは砂漠では価値が無いが都会では価値がある
水は都会では価値が無いが、砂漠では大変な価値がある
そんな話だった

まぁわからないなりに、聞いていればなにかわかるさ…と思って数年聞いていたが
あるとき、内山さんの発する言葉が、すぅ〜っと体に染み渡るように入ってきたのである
感動した。身体が震えた。
それからである
話を聞くたびに、具体的な問題を抱えて行くとそれに応えるような話をされた
どんどん深みにはまっていった。

中学生の頃だっただろうか、
自分の意見を言えとか、自分の考えを主張しろとか、個性を持てとか、さんざん言われた
新入社員の研修でも似たようなことを言われた
あるときに「個性は顔だ」とある人が言っているのを聞いた
一人ひとり顔が違う、それで良いのだという
そして一人ひとり生まれが…育ちが…場所が違う。それで違いが出てくる。
それが個性だ。そんなことを聞いていると楽になった。
そんな時に内山さんと出会った。
内山さんとの出会いから、様々な問題を通して見えてくる物が違ってきた
なんだか薄皮を剥ぐような感じだ

多くの人は難しいことを難しく言う
内山さんは、難しいことを易しく言う
易しく言うことは、奥が深いということである。
内山さんの周りには多くの人がいる
しかし、内山さんほど易しく語る人はいない。

そんなことを改めて思った報恩講であった。