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「あわ醤油」を、なんとか完成させたい
あと一歩なのだが…

その一歩が遠い
要するに、小生の考える”あわ醤油”の完成形は「にこごり」なのである

昔、テレビも冷蔵庫も無く、家族団らんはラジオだけだった頃
夜、ちゃぶ台で食べた煮魚が…
いや「にこごり」だから、ちゃぶ台ではなく、炬燵だったかもしれない

朝食のおかずに、透き通った”にこごり”となってプリンプリンに固まっていた
前夜の煮込んだカレイだろうか、魚の煮汁が温かい御飯に乗っける「お供」になっていたのである。
だから前夜が煮魚だと、朝起きるのが楽しみだったが…

ところが、にこごりが出来なかった朝が有る
それは朝の温度が下がらなかった時
そして、夜遅くに帰ってきた父親が、煮汁まで肴にして呑んだ時である
だから煮魚の翌朝は、かならず出来るというものでは無かった
昔は、なんでも天気次第の自然な暮らしだったのである!
そのにこごりを、あつあつのご飯に乗っける
じわっ〜と溶けて、ご飯に、にじみわたる。
そのなんとも言えない魚の出汁と薄まった醬油の味が熱々のご飯と絡まって
口の中いっぱいに広がる
それが冬の朝、唯一の舌の記憶だ。

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熱々のご飯に乗っけると…
その感覚がまだ作れない