魔子様は、朝定食と弁当の担当だ。
小生は、その他の担当だ。

だから守備範囲がひろい。まるで五郎丸だ。
そのかわり攻撃は、先鋭的である(?)

便所掃除はもちろん、客席の整理整頓、ウッドデッキの掃除と駐車場のゴミ拾い
BGMの選定に商品の補充、在庫管理の冷蔵庫整理整頓
朝の1分1秒も無駄にできない

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そんななか、毎日、毎朝、つけものとさらだを作っている
売るほどある新鮮野菜を、すこしでも長持ちさせる…
そして新しい料理と、豊かな朝の食事の提案である。

これが楽しい。
前日の夕方、明日出すsaladとつけものを考える
毎日、毎日同じものだったら客も嫌がるだろう

なんといっても無料とはいえ、箸を出したくなるものを作らないと…

そんなことを考えながら
明日の分として、古漬けの胡瓜を樽から出して切り刻んで塩抜きのため水に浸す

 

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これに生姜を切り刻んで…
いや赤い南蛮をちらして…
黄色い菊を混ぜても面白い…

だんだん想像と妄想が膨らんで、裸体が眼にチラチラしてくる

そんなところへ朝定食の客が
「あら!これ美味しいわね!売ってないの?」と言う

青トマトと玉葱のカレーピクルスである。

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青トマトは、産直を始めてから、初めてみた
売り場の商品棚に並んでいるのを!

大体がトマトは、先端が10円玉のような赤さになったら収穫する。
それが流通過程で、真っ赤に熟すのが過去のやり方である
だから農協に出荷する時は、青トマトと言って良い
赤い熟したトマトは「過熟」と言って返品させられた
八百屋に行くまでに、熟れ過ぎて割れてしまうのである。

それが昭和の末期「桃太郎の時代」になって、樹上完熟という言葉で最初から赤いトマトが流通するようになったのである。
ところが樹上完熟とはいえ、まだまだ農家は若干赤くなったという段階で収穫する。
しかし、そろそろシーズンも末期で寒さに向かう頃になると、赤く色づかない
いくら収穫しても青いトマトは売れない
だから農家は漬物用に「青トマト」を最後に収穫するのである
以前は農家が自家用だったが、どんどん漬物用として出てくるようになった
とはいえ、通常のルートではない、やはり産直である。
と言って青トマトを、わざわざ買ってまで
食べたいと思っている消費者
いや料理に探究心を持っている調理人はいない

だから売れない

そんな青トマトを玉葱と一緒にカレーピクルスにしてみた
酢を500cc
砂糖を200g
カレー粉を大さじ一杯
塩を小さじ1
ローレルを3枚
唐辛子を1本

煮立てて輪切りの青トマトと玉葱に掛けた。

「美味しい。いくらでも良いから分けてちょうだい」と朝定食の客は言う