梅雨が明けたという。
梅雨らしい梅雨がなかったような気がするが…

鬱陶しいながら、シトシトと雨音が、一日中家の中に響き
もう一枚重ね着しようか?とかんがえる梅雨寒

そんな時にきまって思い出す
池波正太郎の小説の「梅雨の湯豆腐」
小鍋に昆布を敷き、どっぷりと付けた出汁の効いた醬油だれをいれ、
ぬる燗とともに口に運ぶ

フワァっ〜と浮き上がった頃に、せっせと口にほうりこむが
話に夢中になって、過ぎたら単なる、”す”の通った豆腐になってしまう

また、酒を口に運ぶのに忙しくて
このフワッ〜と浮いたのを見過ごすのである
そうなると、煮過ぎた固めの豆腐になってしまう

あの口に入れた途端にファッ〜と溶ける湯豆腐を想いながら
酒を呑むのも忘れ、集中して小鍋をみる。
集中力養成講座である。

しかし、これはためしてガッテンで解決した
小鍋が煮立ったら、豆腐を入れて5分である。
これでフワッ〜とした豆腐が食べられる
キッチンタイマーをジッと注視して5分
しかし、これでは味気がないが…

そういえば今年の梅雨は
湯豆腐を食べたくなるような寒さが、一日あったような気がするが…
その時は、煮奴にしたような…

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