ヒマである。花がらをつみをしている
もう、20年前に店をオープンした直後、7月がなぜか、売上が上がらなかった
農家から、3月4月に種を巻いたり、定植したりしたものが、採れ始めるのが6月末からである
絹さやに始まり、レタス、春キャベツ、そして胡瓜・茄子・トマトなどの果菜類
豊富に品揃えがされている。
しかし、客が来ない(少ない)
数年経って、わかった。
4月5月に家庭菜園用に、種や苗を売った。
それが収穫時期に、成ってきているのである。
こちとらは営業マンの癖で、毎月の売上を考えるが一年単位の農業暦では、
農家が力を入れて最初に採れ始めるの6月
家庭菜園も、最初の7月ころの収穫は一緒である(もっとも家庭菜園は続かないが…)
自分の家で採れるのを、わざわざ買う必要もない
だから7月はヒマである。
これがわかるのに3年もかかってしまった。
5月の苗のピークのつぎは、8月の盆需要までヒマである
そしてりんごの時期9月以降に早生・中手・晩生と続くので11月までは売上が上がる
要するに年に数ヶ月の売上で一年を暮らしているようなものである
そんなヒマなので、最終処分のための苗の管理を始めた
おもいっきり「切り戻し」をするのである
作業をしていると、中年の女性がやってきた。
「切り戻し」難しいのよね〜、いつも失敗する。
隣の家は、こんもりと盛り上がって見事なものなのだけど…」
「切り戻しは、思いっきりやらないといけませんよ!旦那を叩くように!
植物は上に伸びようとするのを切ると、次に横に伸びようとしますから、
こんもりと仕上がります。思いっきりが大切です。おもいっきりが…」
「じゃ〜家に帰ってやってみよう。おもいっきり旦那の頭を…!」
おもいっきり に対するコメント
入道様
売上を上げるという事と、利益を出すという事は同じではない。以前、利益を着実に上げている企業は、どこが違うのか、調べたことがある。
普通は、売上も利益も不安定なものであり、月によってバラつきが大きいものだ。
しかし、中には、着実に利益を上げている企業がある。
売上が未達でも、そこそこ利益が上がる。
なぜなのか?
そういう企業は、例外なく利益が上がる”仕組み”を持っている。即ち、”仕組み”で、売上・利益を生み出していた。
そして、利益が上がるルールを作り、このルールを頑強に社員に守らせていた。
こういう事は、一般に欧米の企業は得意である。
日本の企業の方が融通を利かせて、いつの間にか、利益が上がるルールを自ら壊していることが多いのである。
トラ子の同居人様
全くそのとおりですね。
企業の中間管理職の思考としては一流です
しかし、深みがありません
歴史的考察からいうと
欧米の論理的合理主義の経営と日本の情緒(?)あふれる経営と…
その違いは、和辻哲郎の「風土」に有ると思います
乾燥地帯の年間安定した気候の欧米は、年間安定した経営を目指し、
モンスーン地帯にある日本は、激しく変わる気象に助けあって生きる経営(組織運営)を目指した。
欧米風の経済が導入されてたかだか100年。
欧米の会計原則や企業ルールは、これからも続くのでしょうか?
そろそろ欧米の資本主義も、突き当たっているような気がしますが…
新しい経済はなにか?考える時期ではないかと…
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