そろそろ苗の販売も、お終いだ。
パンジー・ビオラに始まり、マリーゴールド。インパチェンスときて夏の花の植え替え時期である
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これは出遅れた遠藤幸悦のマリーゴールドだ。もう花壇もイッパイだ。
植え遅れた人のために三鉢100円だ!

 

店を始めたころは、花壇苗、野菜苗が結構売れた。
もう20年になるが、当時は花苗や、野菜苗は、八百屋で売っていいた。
つまり、苗農家が苗を作れない稲作農家から依頼され、余分を市場に出していた。だから八百屋の商品だった。
八百屋は専門知識がないから「トマト」「キュウリ」「なす」などとしか表示していなかった。
それを、ちいさな野菜畑では品種を明記した。
「桃太郎」「桃太郎8」「麗夏」「夏すずみ」「南極2号」「千両」などなど

 

また当時は種苗メーカーが、桃太郎を売りだした時期だったので、一気にトマトは桃太郎が美味しいと思われ、
品種を指定して買い求める客が増えた。
マスコミの力はすごい。
「甘い桃太郎トマトください」「これ甘いですね」という客に、いちいち答えた
「栽培方法で、甘くなります。水ストレスと言って水やりを制限することで甘くなります。品種ではありません」
と何回繰り返しただろう
それでも客は、これ甘いですか?甘いトマトください。と今でも言う。
今、桃太郎は品種が10種類近くなって、そろそろ新しい品種が生まれてきそうである。

 

品種を書いて販売したことが客の興味を引き、客が集まるようになってきた。
つぎには他がやっていない品種を、店の独自のリスクで作り販売するようにした。
それは種を買って、農家に委託するのである。(黄色いトマト・白い茄子・げきから唐辛子。海外の種等々)
他で販売していない品種なので、また客が集まった。
しかし、その頃から苗の専門店ができてきた。
苗の専門店は、そばに栽培ハウスをもち、ハウスから売り場のハウスに苗を移した
苗の販売は、管理が大変である。
また植える時期があるので、売り場が、すぐ変わらないといけない
売れていた時は、回転がよく、次から次へと持ってきても、すぐ売れ、毎日のように補充した。
ところが苗専門店ができ、またDIYの店が大々的に苗を扱うようになると、売れ行きが鈍くなってきた
当然である、野菜などの食糧は、人の胃袋に入る量しかうれない。
苗も、花壇の面積や菜園の面積ぶんしか売れないのである。
プランターに、いくら植えても知れている。

そうなると競争である。
安売り競争が始まり、今度は早売り競争が生まれた。早く売り場に並べて販売するのである。
それが西から余り苗をもってきてうる。また海外から輸入して売る。
(土の輸入は禁止なので、ロックウールという化学繊維に播種して芽出しをして輸入し、日本で土を入れたポットに植え替えるのである)
そうなると地元の業者はお手上げである。
今や、苗の生産は、種苗メーカーや、化粧品メーカー、洋酒メーカーなどが全国的に各地の農家に委託生産し販売している

20年の間に、これだけ変わった。
変わらないのは、管理である。
苗売り場に置いてある苗は、水やりがかかせないし、
咲き終わった花や、黄化した葉っぱをとらないと、見栄えが悪くますます売れない。

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そして新入社員を痛めつけるように、どんどん花を摘まないと、「なりグセ」がつかないのである。
(”新入社員は叩いて許育をしないと、伸びない”という考え方。ゆとり教育世代には通用しないが…)
子どもの教育と、植物を育てるのは、よく似ている(?)