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小豆が好きである。
昔(酒を呑み始める以前=若い学生の頃(?)は、小豆というか「あんこ」が大好きだった
というか、以前は甘いモノといえば「あんこ」しかなかったような気がする
しかし、ごま塩を振った赤飯も大好きである
赤飯好きは、餅米が好きだったせいかもしれない

いずれにせよ小豆は、大好物である。
今、店では赤飯の俵型のお握り造っている。
小生の役目だ。
豆を、一晩うるかしておかなくても良い
小豆と水を入れて、圧力を掛ける。圧力が下がったら、餅米を入れる
簡単に素早く、赤飯ができる

 

直売所をやり始めた頃、小豆をはじめ、なんで、”さまざまな豆を岩手では作っていないのだ”と思った。
豆は、いつも食べるものだ、大豆にしろ、隠元にしろ、小豆でも…
まして岩手は、豆と雑穀の文化であるといわれていた。
それが豆類が、殆ど作られていない。売られているものは、中国か?または北海道産である。

転作が始まっても農林省主導の転作だから、大豆である。
あの豊富な在来種の豆が、ほとんど作られない地域農業は

これでいいのか?

と思ったものだが
よく調べてみると、あまりにも価格が安いのである
結局、外国から入ってくる豆が安いために、大量に作らないと価格を下げることができない
だから北海道が豆の産地となり、機械化で量産しているのである
本当に高く売れる在来種や、根付いた食文化のものだけが農家がほそぼそと自家用に作っている

もともと日本人はカルシュウムを肉や乳製品ではなく、小魚や野菜から摂取していた
野菜の中で主に豆類なのである。
だから、相当豆を栽培していたと思われるのだが、以前は、あまり豆の産地というのは聞かない

聞くのは、「田んぼのあぜに植えた」と言う大豆(あぜまめ)である。
”田んぼのあぜに植えた大豆は、しっかりと根を張り、あぜが崩れるのを防ぎ、
豆は枝豆として…大豆として食べ、また茎葉は飼料になった。”
と言う話だ。つまり主食ではないが重要な作物であるから。土地の有効活用に利用した”野菜”ということだろう(推測)
だから地域根ざした豆が多いのだろう
五穀豊穣と言う五穀は「米」「麦」「稗」「粟」「大豆」を言う
それだけ古い歴史があるのだ…

 

初冬に農家に行くと、見えない奥さんを聞く

「奥さんは?」
「豆拾いだ」

ふ〜ん?ミレーの落穂ひろいのように、畑で豆を拾っているのか…と思ったら
納屋で、収穫した豆を広げて
商品として売れるものと、自家用と…豆を拾い分けているのである。
大変細かな、根気のいる作業である。
選別しないで、その分安く売ればいいのに…と思っていたら

ある農協の幹部は
「農家に支払っているのは、野菜の代金ではなく、選別の手間賃だ」
と言う