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昔、と言ってもそんなに昔ではない。
女性はすべて、美しい天使である、と思っていた頃である。
今は、違う
どう違うのか、口に出しては言えない。文章もに表せない。
南部せんべいをくれたら、教えてあげる(内緒だ)

 

その昔、いつも母は、人にあげるお土産は「南部せんべい」だった。
それ以前、仙台に住んでいた頃は、白松の「三色モナカ」か、お湯で溶かす「九重」だった。
それが岩手に引っ越してきてから、南部せんべいに変わった。
いつもお土産を決めているのは何故か?聞いたら

「あの土産を持ってきたおばちゃん」と特定されるからと言った
なぜ特定されることが良いのか?意味がわからなかったが…
南部せんべいが置いてあれば、あの人が来たのか?と思われるという
でも、今にして思えば”お土産を選ぶのが面倒くさかった”のだろう
魔子様と結婚した当時。魔子様の実家にいつも南部せんべいがあった
魔子様の実家は、東京の下町である。どちらかと言えば「おかき」の文化である
近くには「よこやませんべい」という小さなせんべい屋が有ったという
今では、予約しないと手に入らない大きなせんべい屋になったと言う

おかきは米の粉である。
南部せんべいは、小麦粉である

だから送られてきた南部せんべいは、誰も食べずに山積みにされていたと言う
魔子様の母親は「南部せんべいは、もういいからね!」と言っていたという

小生も、どちらかと言えばおかきのほうが好きである。
いや好きであった。いや今でも好きであるが…

今は、香ばしい胡麻の南部せんべいが懐かしくて美味しい
酒にも合う。お茶にもあう。
小腹を満たすのにも、甘からず、塩っぱからず、ちょうどいいのだ。
好みは、歳とともに変化するのだ…

美しい天使も…なにもかも(?)