ディサービスへ体験入所した。
ワシではない。母親である。
あまり人付き合いの良くない母親は
「なんだか、いやだね〜」と言っていた。
魔子様は
「リバビリとかするところだから…」と、さとして送り出した。

なんとなく
子どもを幼稚園や学校に、最初に送り出すときの気分に似ている
不安と、期待と、無事を祈る思いとが、錯綜しながら
足の悪い母親が、車高の高い車にのるのを見送った。

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夕方、近くに住んでいる孫が遊びに来た。
孫と一緒に、帰りを待った。

予定時間を大分過ぎてから車に乗って帰ってきた母親は、
「いっぱい人がいる」「儲かっているのだね」
「つぎからつぎへと患者さんが…」
魔子様の”治療をする所だ”という説明を信じていた。
そして自分で書いた土偶の絵みせ、楽しそうであった。

その夜、母親に食事を届けて母屋から帰ってきた魔子様は
「”さっき家にいたあの人、誰?”言っていた」
「自分の息子でしょう」と言ったら
”なんだか若くても頼りない息子はいたが…あんなにフケていない”