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”仏壇に飾って拝んでいた”と言う
母は、もう誰が誰かわからないようになった。
写真を見ても、誰の写真かがわからない
自分の実弟も、父親と勘違いしている。
世話になった人も、違う名前で呼んでいた。

しかし、この写真、いつ撮ったのだろうか?
襟章がひとつということは、大学の時だろうか?
高校の時なら、学校章と学年とふたつ、付けているはずである。

髪も長い。
高校の時は髪は短くしていた
大学も短かったが、就職試験の時は長めにしていたような気がする

裏を見た
「大学三年 昭和47年11月」と書いてあった。
一緒に名刺も入っていた。
「東京繊維部婦人児服編物課」と言う部署の名刺だ

そうか、就職試験や最初に配属された名刺を実家に送っていたのか…
しかし、最初に配属されたときは驚いた

「編物課」というから、てっきり編み棒を抱えて、編むのか?と思ったものだが…
この編物と言うのは、丸編ジャージーの呼称である

丸編ジャージーも当時は、「アクリル100%」や「アクリル毛混」「T/C」や長繊維と言われる「ポリエステル」など、様々な素材があった。それの婦人カジュアル、子どもカジュアル用の素材の課に最初は配属されたのである

しかし、セピア色した古びた写真だ。
写っている若者は。いったい誰だ?