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そろそろ年末。
餅の準備を、しなければ…

ご幼少のみぎり、お餅はごちそうだった。
腹いっぱい食べた。今の餅の大きさだったら、20個はゆうに食べただろう
仙台育ちだから餅文化である。両親とも仙台の育ちで仙台弁がペラペラ(?)だから仙台の食文化である
雑煮は具沢山だが、なぜか最後の食べ物だった
最初は、餅を焼き上げてあんことゴマに、雑煮の汁につけて柔らかくした餅に納豆をかけた納豆餅、
もう食いきれないというところに雑煮が出てくる
その雑煮は、まだ食べられるときは餅を入れたが、たいていはギブアップで餅のない具沢山の雑煮だった

その影響があるのか、餅は大好きである
しかし、最近は食べられない。餅がつかえるからである。食道を取ってから飲み込む力が衰えた。
これが餅を詰まらせて呼吸困難になるのか?という目には会っていないが、なんとなく恐ろしい目にはあった

そんな餅を商品として、そろそろ並べないと…
以前は賞味期限など無かったのだ、最近はうるさい
のし餅の賞味期限は三日だと書いてある
ということは元日に食べるのなら29日から売り出さないと…
しかし、29日は「苦もち」になるといって、29日の餅の注文はすくない

と言っても30日31日の大量仕入れは、すぐ賞味期限キレになって不良在庫になる
と言って売り切れたら、わざわざ来てくれたお客に申し訳ない
といろいろと思い悩み、年明けは大量の処分品をかかえることになる。

そんなことを考えながら車を走らせ、サンファームへ向かった
サンファームは、大農家だが切りごぼうなどの農産加工を色々とやっており
正月は餅加工である
もう20年近いつきあいだろうか…

出てきた若主人に「今年はまだ始まらないの?」
「いえいえもう22日から始まってます」
「えっ?そんなに早く?」
「某S石食品が、採算に合わないからと言って”お供え餅”をやめたのですよ」と言う
「その注文が、イッパイ来て…」と困った顔をして
大手は、人件費を抱えて採算が合わないとすぐ止める
しかし、正月前に「お供え」の無い売り場は考えられない
そこで、量販店は中小の加工業者に無理強いするのである
中小の加工業者は、普通ののし餅とお供えが一緒になって、正月の商品を造っている
それがお供えだけだと、人件費がかかって採算バランスが崩れてくる

と言って止める訳にはいかない。連綿と続いてきた「文化」なのだ
大手(組織)は経済合理性で物事を決めていくが、中小は目の前の人との関係性の中で判断していく

それがグローバルとローカルの違いなのだろうが…