三連休の翌日が、休日と言う理想的なパターンになってきた。
しっかりと土・日・月の三連休は、働いて火曜日の定休につなぐという黄金の自営パターンである(?)
サラリーマンの時は、三連休をごみごみと過ごして、終わった途端満員電車の出勤日と言う地獄のパターンである。

今年の勤労感謝の日がらみは、まさに黄金のパターンである。
それを、どのように過ごすか…月曜日の夜から楽しみが始まっている。それが過ぎたのか…

午後9時に寝たら1時に起きてしまった。1時は午後1時ではない。それだけ寝られる体力はもうない。
午前1時である。
睡眠時無呼吸症候群の医者からは「4時間寝れば合格」と言われている
何の合格かしらないが、まぁ”しっかりと寝た”ということだろう
しかし、4時間では足りないと思う。ときおり強烈な眠気が襲ってくる。
店でパソコンを開いている時、車に乗って交差点で止まっている時、トイレでしゃがんでいる時
時と場所を選ばないで襲ってくる。北朝鮮の工作員のようである。

だから4時間寝たが、もう一度寝直そうと真摯に反省する
しかし、その前に眠くなるように本でも開いて…と思うが
睡眠時無呼吸症候群だからCカップを付けて寝る
Cカップというのは女性の胸の大きさを表す単位ではない
睡眠時無呼吸症候群用のマスクである。これはすぐれものである。(Cパップという人もいる)
この毒ガスマスクのようなものは、コンプレッサーで空気を喉に押しこむのである
できれば一緒にアルコールやまんじゅうを押し込んでほしいと思うだが…
そこまでは開発されていない
このマスクをつけるとパブロフの犬である。(パブロフは、ロシアの工作員ではない)
付けた途端に、寝てしまうのである。いやはやすごいものである
だから午後1時起きても慌てずにCカップをつければいいのだが、それでは夜が短くなる
長い秋の夜を楽しむためには、この辺りで一冊本を手に取らないと…
しかし、寒い。今日は…
ストーブを付けるにはもったいない。一人だけの暖房は…
と言ってシャツを重ね着してパンツと下ズボンとタイツを着ると、トイレにいく時になかなか出てこなくて往生する
そのうちに漏らしてしまう
やはりここらは、内なる暖房を…と熱燗を一本呑むことにした
公務員は10時過ぎたら呑むなということらしい
まだ午前一時だから、10時までは、まだまだ時間が有る(?)
それに明日は定休日だ。みんな満員電車に乗って働いているのに、こちとらは定休日だ。
誰が決めたのか知らないが…火曜日は定休日なのだ。

一本呑んでパラパラと本をめくり、その後Cカップを付けてすぐ横たわれば…
と思って「哀愁の町に霧がふるのだ」の読みかけを開いた。
椎名誠は、30年来の付き合いである。(読者としてだが…)
当時、アウトドア好きの若い女性から「椎名誠は面白い」と言われていろいろと読んだ
(当時女性には、からきし弱かった。言われたことはすぐ実行した。)
そのころだろうか、2階建て新幹線にのったら、椎名誠が一人座席で原稿を書いていたのに遭遇した
あの体格を狭い座席に押し込み、もじゃもじゃの髪の毛をかきむしっていた
ひょっとして、週刊文春の「新宿赤マント」に小生が出てくるのかと思って一生懸命読んだが、ついに出てこなかった。
新幹線で出会った「恐怖の社会の窓、開け放し巨大たこ入道」として…

働くとは…会社に勤めるとは…その意味とは…そんな問に、
ある文章に、椎名誠の「哀愁の街に霧が降るのだ」と村上春樹の「ダンス・ダンス・ダンス」を読めと書いてあった
昔、読んだと思うが、そんな内容ではなかったような気がするが…
もう一度本棚を探したら、無い。多分、誰かにくれてやったか…
とりあえず古本でいいから探そうと思ったら、もう絶版だという
仕方がないのでアマゾンで中古を、さがしたらでてきた。
こういう時はアマゾンである。
絶版の中古本は「1円」からあるが、やはり「1円」だと指に唾を付けてめくった人が居たり
トイレに持って行ってお釣りをつけてきたり、赤ん坊のよだれが落ちていたり、そんなものが送られてくるかもしれない
と思って147円にした。運賃入れてほぼ600円になるだろうか…
送られてきたのは、絶版になった新潮文庫ではなく、2014年8月10日発行された小学館文庫である
「なんだ!これは!」
以前は、上中下巻の三冊で出版されたのが上下巻になって小学館が再発行しているのである
「絶版になったといったやんけ」とおもいっきりケリを入れたくなった
仕方ないので送られてきた上巻を、下にたたきつけた。布団の上だが…
下巻は、さわや書店で680円(税抜)で買い求めた。最初からさわや書店だった(泣)

その「哀愁の街に霧が降るのだ」をぱらぱらとめくりながら、
熱燗をちびりちびりとやり、大根を薄く切って昆布につけ、醤油を絡めたものをツマミにかじっていた。
おでんや煮物に使う大根の切れっ端を、薄くスライスしてそれに「昆布と日本人」を書いた福井の「奥井海生堂」の納豆昆布をはさみ、青大豆の秘伝豆を使用した丸大豆醤油の醤次郎を垂らして漬け込んだものである
最近、Kデパートの壱番館で「奥井海生堂」の商品がずらぁ〜と並んでいる
そのうちにモーとんファミリーのソーセージも並ぶかもしれない、(ハンバーグが、隅っこに並んでいた)
ちびりちびりとやりながら、アホ馬鹿小説を読んでいるとだんだん興奮してくる
一本のチョウシの底が抜けていたのか、すぐ空になった。
こんどからしっかりと底を見てから、酒を入れようと固く八百万の神に誓った
そこで今回は、もう一本チャレンジしようと固く、思った。
どうせ10時までに呑み終わればいいのだ…と思いながら
結局、まっくらな朝になってしまった。
外のガラスが、コツコツとなった。
どうやら寝てしまったようである
外の暗闇から銀髪の母が、母屋から歩いてきた杖でガラス戸を叩いていた
「だれかに部屋を荒らされた」と言って

こうして定休日の朝が明けた。

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