カレーを作った。
毎日、仕事で魔子様は料理を作る
退院してから厨房に立つのが億劫になった。
長く立っていられないのである。
だから夕食も魔子様が作っていた。
昼は仕事として料理をして、夕食も家事として…
そろそろ作り始めないと角が生えるか…
とリトルフォレストをみて思った

というか…冷蔵庫の整理もしなくてはいけない
さまざまなものが細かく残っている

一気に片付けるのはカレーか…
と思って、大量の玉葱のスライスを菜種油で炒め始めた
そこへ、思い出した
煎り酒を作った残りのホタテが残っていのを…一緒に炒めた
煎り酒とは、梅干しに酒を入れて煮詰める調味料である
和田はつ子の「料理人季蔵捕物控」に主人公が使っている調味料である
醤油の代わりになるという話や…
さっぱりして美味しいという話から一度作ってみようと作ったのだが
思うようなものが作れなくて、イライラしながらホタテの貝柱の乾燥を酒に入れてみた
その酒を鍋の出汁に利用したのだが、残ったホタテが瓶の底に沈んでいた。

だから正式に言えば煎酒の残りのホタテではない
煎り酒を作りそこねた酒浸しのホタテである
それを玉葱と一緒に炒めていたら、
思い出した
ニンニクを入れるのを…
若い時もカレーを作っていた、毎週土曜は…カレーの日だったような気がする
そして日曜日は、鍋の日である。スーパーでアラを買ってきて鍋を作るのである
その土曜日のカレーは、大量のニンニクを入れていた。
ニンニクの臭いを充満させて満員電車に乗る訳にはいかない
だから土曜はカレーだったような気がする
ニンニクをスライスして炒めて、玉葱を入れ飴色に色づくほど炒め、
ざく切りにした馬鈴薯・人参を入れて…
思い出した
生鮭を入れるのを…
どうせホタテを入れたなら、鮭をいれてシーフードカレーに…
慌てて冷凍庫の奥に小分けしてあった鮭を、レンジでチンしてラップを取り
一口大に切り分けて、少し炙ってから煮込み汁にいれた。

大体が、いつもこんな感じだ
カレーをつくろうとして、もやし汁になったり
野菜炒めをつくろうとして、オムライスになったり
二人前つくろうとして、三日分つくってしまったり、
いい加減だが、いつも「美味しい」と言って魔子様は食べてくれる

人に作ってもらう料理が美味しいのだろう
とはいえ、最後のルーの調整は魔子様に頼んだ
二種類のルーの組み合わせの味に自信が持てないのである(泣)

カレー