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降りつもっていた雪の下から萌えだしてくる、長い忍獣の冬のあとの山菜は、
雪のない国々の山菜どもより、桁違いの、匂いと、味と、やわらかさをもっていて、
やっぱり山菜は雪国のものである

まったく、わらびにしたって、ゼンマイにしたって、山ウドにしたって、タラノメ、ミズ、シドケ、ウコギ等々、
長野、富山。新潟、山形、秋田、青森、岩手、福島の雪の下から萌えだしたものは、桁違いの柔軟さと香気をもっていて、
繰り返すが、やっぱり山菜は雪国のものだ。

そして言う。
雪国以外のものは「口にばさばさして、苦いだけの山菜」と言う

檀一雄の「わが百味真髄」である

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そんな山菜も、もうそろそろ、おしまいである。
雪国の春の食文化、春の喜びを一層、爆発させる味である

新緑を通り越して、真夏になったような岩手であるが…