母が転んだ。
外科医が「二級障害を取ってあげる」と言ったが
結果は三級障害者の認定だった。
股関節が悪く、歩くときに両手の杖をつかないと歩けない
でこぼこの道を歩くのは至難の業だった
それなのに庭に降りて、「花を見に来た」と言っていた。
母屋に独りで住んでいる母親は
ひょっとして何かを伝えたかったのかもしれない
ベッドに横たわり、しきりと布団の下で足をもんでいる
「もめば治るから」と医者嫌いの母親は言う

そんな母親に冷凍食品のベルギー産の野菜と、北海道の南瓜だと言うレトルトと
田野畑山地酪農の牛乳を入れてポタージュを作った。

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偽物と本物を混ぜあわせ、わからないようにしてしまった。

そいういえば医者嫌いのこうさんは、薄い珈琲を飲みながら
「あいつは偽物だ!」と厳しい顔で言った。
しかし「あれはパクリだ」と主張する人に
「あれは、影響を受けているが創造だ」と言う

偽物と本物がわかる、恐ろしい人だった。