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朝から白菜を煮た。
四分の一のカットの白菜が野菜箱に残っていたからだ。
土鍋に入れて、残っていたベーコンとともに…
それに、冷蔵庫に隅のトレイにへばりついた豚バラを…
スープは、パイタンスープにした

くつくつ…くつくつ…と土鍋が音をたてるのを聞きながら、晴れた今日の日を思う
取材が二件、弁当の配達が二件、支払いと…発注と…

そして一人の人間が影も形も亡くなる火葬が一件
立体的な…視覚的な…触感的な…人の体が消えてなくなり
平板な記録と、想い出という記憶だけになってしまう。

その記憶もあやふやなものだ
家内と白菜スープをすすりながら
「たしか、一週間まえ、そばを食べて残したはずだが…」
「あの時は黒いシャツを着ていて…食べなかった」と家内は言う

なんとなく腑に落ちないが…
なんとなく諒解している
いや諒解しようとしている。