眠れないわけではない。
眼が醒めて…時間がもったいないから起きているだけである
そのかわりに、日中強烈に眠くなる。
そんなときは、無理をしないで寝る。

家で…
車の中で…
机によりかかったまま…

だから勤め人のように、無理して寝ることはしない
時間で管理されているようで、いやなのだ

起きていると、ネットを始めるとあっというまに時間が経ってしまう
だから…というわけではないが大根をゆでる

IMG_0605

 

皮をむき、面取りをして隠し包丁をいれておく
ストーブに火が入っているので余熱の利用だ。

こうしておけば、あとでさまざまな味噌を乗っけて一杯やれる

IMG_0599
(田子の「にんにく」味噌シリーズである)

そんなこと考えながら本を読んでいると、窓ガラスがコツコツと音がする
3時を過ぎた頃だろうか…母である

雪が降っている夜明け前、母屋から杖をついて歩いてきたようだ
「部屋が荒らされている。誰かが入ってきた」と言う
「寒いから中にはいれ…」と声をかけたが
「荒らされた部屋を見に来てくれ」と言う

仕方がない。行った。部屋は綺麗だった。
「年賀状を書こうと思っていたのに、葉書も住所録も無くなって…
こんなところでご飯を食べていったようだ。
空のどんぶりが…」と言って昨晩作った夕食のうどんの丼を指さした

「こんなむかしの書を、引きづりだして散らかしている。
一体誰がこんなことをするのだ!」と白髪頭を振り乱しながら怒っている
部屋の中は乱れていない
たぶん母の性格からすれば乱れているのだろうが…
いつもあるべきところにきちんと仕舞っている母である
小生が整理整頓した部屋よりも格段に綺麗である(泣)

母は認知症である
気分がいい時は、それほどでもないが…
不安に駆られると「妄想」がどんどん湧いてくるようだ
ここ年末からようやく”年賀状を書かないといけない”という焦る気持ちからようやく逃れたと思ったら、また思い出したようだ
何か不安があるのだろう
「老いては子に従え」というが、それが気に入らないのだろう
子どもに指図されるのが…

老化は順番である。
母方の祖母も認知症だった。歩き回れるだけ大変で、近所に嫁の悪口を言いふらしていた
母の場合は股関節が悪いので歩き回れない
それだけ、もんもんとするのだろうが…
近所に迷惑をかけないだけ、ましであるが…

認知症も寿命が伸びたおかげで顕在化した病気なのだろうが
長寿と引き換えに、認知症や癌が増えてきたのだろうか…

人間五十年、下天のうちを比ぶれば、夢幻の如くなり。
ひとたび生を得て滅せぬもののあるべきか

寿命が50年だったら…違った社会になっていただろう