ちいさな野菜畑

ちいさな野菜畑ブログ

はなずおう

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花蘇芳である
庭と道路の間にひっそりと植えてあったが、春になると主張する
枝からすぐ、華が咲くのだ

通常は、歯が出て、目が出て、鼻が咲くのだが…

この花は、葉が後から出てくるのである
これは、いつ?どこで?光合成をしているのだ
不思議な花である(花ではない!木か?)

この木で首をつったと言う。キリストの弟子「ユダ」が…
「ユダツリー」と西洋種は言うらしい
だから「不信仰」だとか「裏切り」だとか、そんな花言葉が有るという

そういえば、ある会合で「宗教心を持たねば…」と言ったら「信仰心」と直された
ふと調べてみたら特定の宗教に対する信仰を「信仰心」というとあった。
なるほど、やはり「宗教心」でいいのだ…

そんな花蘇芳の花言葉には、ほかに「高貴」とか「質素」とか「豊かな生涯」とかがある
また春早く咲くゆえからか「めざめ」という花言葉も有るという。

ようやく春のめざめを実感している岩手になった

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サクラ・櫻・桜

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桜が咲いた。
咲いた櫻が…

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今年のサクラは長い
なかなか散らない

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朝が寒いせいである
夕方も冷える

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しかし、そろそろ終いだ
米内の浄水場も赤く色づいてきた

盛岡の最後は米内の枝垂れ桜である

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アスパラ

そろそろアスパラの季節である
ある農家は春先、「土から出てきたアスパラが春を感じて一番うまい」
と言う

当然、そんなものは市場にならばない。
量が足りないから、販売単位のケースにならないのです。
それを食べるのは農家の特権であるが、それを感じる農家は少ない。

以前、ホワイトアスパラを作るプロジェクトがあった。
ホワイトアスパラと言うのはグリーンのアスパラを土の中で育てるのである
ようするに遮光して光合成をおこさないようにする栽培なのである
つまり、上から見えない。
それを遮光膜を張って、暗くてもやや見えるようにして栽培しようというプロジェクトである
99%の遮光のフィルムをつかって3年やっただろうか?その後のことは聞いていない

アスパラは、最初に食べたのはホワイトアスパラだった。
缶詰である。もう多分半世紀も前かもしれない

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「美味しい」という記憶はない
「食べた」という記憶だけである

だから「アスパラ」という名前もなんだかアチャラ風で馴染めなかった
ところが10年ぐらい前から、グリーンアスパラの促成栽培を県北部で始めた
ハウスの中で土を盛り上げ、秋に掘ったアスパラの根を植えて、暖房するのである
そうすると最需要期のクリスマスや正月商戦に高値で売れるというのである

高値で売れるというと、旬も経費もなにも考えないで突っ込むのが今の農業である
後は「補助金を貰えばいい」という発想でも無いだろうが…

そろそろ北上の八重樫真純のグリーンアズパラが並び始める
そのまえ…ホワイトにたっぷりマヨネーズをたらして…

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江戸時代

最近火事が多い。
自宅のそばの丘で、二件も起きた

一件は民家が密集していた場所で行きつけの床屋が
「火元の家のすぐ裏だったのですが、うちは燃えなかったのですが、金を包んで謝りにきました。
金はもらわなかったけど…。火事の後かたづけして、どこかへ越していったのでしょうね。」

一件は、テレビで見ていると離れているような…
テレビの画面にでっかく名前と顔が出てきて
「ご迷惑をお掛けして申し訳ない」と言っていた。
こんな画面で紹介されていいのか?と思ったが…

そして、桜山のクロスロードである

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二階のcrossroadだけが、跡形も無く消えていた。
地主(盛岡市)と土地の大家と建物の大家と複雑な関係になっていると聞いたが
一瞬の判断で棺桶ハウスのような二階から降りて九死に一生を得た死神博士は、再起に向けてやる気まんまんである
「5周年記念をどこでやるか?」と今、燃えているという
「もらい火は保証されない」と嘆きながら…

年に一度の更新に火災保険屋がきた
「火事の時の延焼した隣家などに保証しなくていいの?」
「ええ、昔の法律でそうなっているのです。江戸時代からの…」
「え?」
「江戸時代は紙と木で住まいが建てられていたので、火を出せば延焼ひどく損害賠償など大きな金額になるので、そうなっているのです。そろそろ変えないとね」と笑いながら言った

そういえば渡辺京二の「逝きし世の面影」という外国人が見た江戸時代の本に書いてあった。
「火事が起きてもみんな明るく、まだ延焼中に、たちまちのうちに新しく立て直し、また風向きが変わって、また延焼して…」
と江戸の火事を見物した外国人が手紙に書いてあったという

漫画のような話だ!

ブログが書けない

自宅の庭があっという間に春になった。
しかし、春が長続きする。
朝晩が、寒いのだ。ひどい時には氷点下になる。

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なんといっても、まだまだ土鍋が必要である
店から帰って、とりあえず土鍋に湯をわかし、冷たい白のワインを呑みながら
野菜を放り込んでから、スープの味を決める
シーフードだったら塩味系に…
白菜が主力だったら、白湯系
豆腐だったら麻婆系に…
玉菜だったら味噌味系に…

玉菜は、昔勤めていた産業廃棄物のときに兼業農家のベテラン運転手が何時も言っていた

「たまなが、うまい。たまながあまい。」と

なんだろうと思っていたら「きゃべつ」の事だった。
言い得て妙である。
しかし、昔は「かんらん」と言っていたようだ
白菜と玉菜は、明治になってから導入されたとある。
案外新しい野菜なのだ。というよりも、そもそも日本原産の野菜は少ない
茗荷とか芹。三つ葉・山葵とか…脇系(?)の野菜だけである

「岩手は南部甘藍の産地だ」と言う言葉を聞いたことが有る
大きなキャベツだったらしい。日本一の産地だったらしい。
しかし、長年の連作で一時廃れ、今復活して「春みどり」と言うキャベツの産地として売りだした
「春みどり」は品種名ではない。
岩手の岩手町のキャベツという「ブランド名」である
だから「春みどり」と言う種の品種はない
種子は「YR青春」とか「夏さやか」とか…温度にあわせて色々である
だから「春みどり」を花巻や遠野の直売所では売っていない。

話がそれた
そんな鍋を作って食べるほどまだまだ寒いのである
そして朝、その鍋のスープがたっぷり残っていれば、うどんを入れ
スープが少しだったら伸ばして、冷ご飯を入れて雑炊にする

鍋をストーブにかけ、本を読んでいると外から賑やかに
「ホーホケキョ」
と言う声があちこちで聞こえる
魔子様は「寝られない」と言って起きてきた

そして髪の毛をボサボサさせたまま言う「さぁ〜行くわよ」
今日もBlogが書けない(大泣)

たけのこ

 

筍は「竹の旬」と書いてあある
旬というのは、暦で言うと「10日」のことを言うらしい
たけのこは、10日たつと「竹」になってしまい「たけのこ」としてたべることが出来ないと言う
それだけ成長が早いということなのだろう

岩手は実務家が多く「妄想だけ」はできない。「孟宗竹」とも書く(?)
だから6月の中すぎの「ひめたけ」の季節まで待たないといけないが…
そんな待てない人のために「たけのこ」を取り寄せた。
愛媛宇和島の「美沼姫」の筍である。
(宇和島で美しい沼があったという地域の伝説をブランドにしたらしい)

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そんな旬の筍ごはんを弁当にした

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お〜い、撮ったのどこだ?

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手紙と昆布と石灰を、北海道から送ってきた
「放射能を測ってくれ」と書いてあった
石灰は牧草地のPH調整に…
昆布は多分飼料にしているのだろう

「きて二週間、三人で頑張っている」とも…
”三人?”ふと、後一人は、だれだ?と思ったら
そういえば生まれたばかりだ

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田野畑の山地酪農の次男坊の恭次が北海道にわたって、まだ二週間である
生まれたての赤ん坊と一緒に北海道に渡った。
いろいろとあったようだが、新天地で心機一転

北海道のマイペース酪農という本を書いた牧場の後継者に指名されて岩手を離れた
いきものを扱う職業だから、多分そんなに家を空ける訳にはいかない
次に帰ってくるのは…
頑固親父の死に目か…
慈愛に満ちた母との別れのときか…

しかし、今はそんな時代ではないのか?
酪農ヘルパーはいるし、飛行機や道路も整備されて交通機関は発達しているし…

送ってきた昆布と石灰は、ほとんど福島の放射能の可能性はなかった
やはり北海道までは…と思ったら
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「どこの昆布か?石灰か?」書いていない

「お〜い!採ったのは、どこだ?」

 

*赤ん坊の写真は、文章とは関係がありません
初孫と疑う人が多いですが…
単なるかわいい赤ん坊の写真です。

青首と白首

江戸時代
武家の庭は、菜っ葉で覆われていたという
作男が世話をして新鮮な青物を毎日、食卓に提供していたという
その小松菜は、江戸の初期に小松川のそばで生まれた野菜である
今では大きな葉っぱを湯がいて食べているが、
江戸では、鎌で刈って若採りして汁物に散らしたという
野菜も日持ちのするものは遠くに(川越=甘藷)
重いものは近くに(練馬・亀戸・三浦=大根)栽培していた。
昔から有るような大きな顔をしている白菜は、
明治に入ってから日本に入ってきた新しい野菜だという。

江戸時代の参勤交代は、単に国と江戸を行き来するだけではなく、
武士が江戸から種を持ち帰って、その地域の野菜となって、様々な品種改良がなされた
だから地域に様々な大根が有ったが、むかしの大根は白首大根だった。
戦後、ある種苗メーカーが「耐病総太り(病気に強い大きな大根)」を育種した。
青首大根である
徐々に広がっていったが、台風で白首大根の産地が全滅をしたのをきっかけに、青首一色になってしまった。

国の試験場のある研究官が言っていた
「様々な種類を排除して青首一色にしたのは、我々の責任だ」
試験場や国の政策が食糧を満たすために
作りやすい。病気に強い。量が取れる。それが単一化を産んだのだろう
地域色豊かな様々な大根が、地域の多様な食文化を作っていったが、それが消えつつ有る

青首大根を、ストーブの上で土鍋で煮る
ついでに人参も…

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放っておいても煮える
それに色々な味噌(?)を掛けて食べる
それが酒のあてである
しかし、煮汁がものすごく甘い
なぜだろう?大根のせいか…

今日は、赤ワインに京土産の「ゆずみそ」と洋野町の「紅ソース」

「ゆずみそ」は、わかるが…
「紅ソース」は、トマトとキムチらしい

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直耕の人

もとむさんが、なくなった。

最初、名前がわからなかった。
みんな「組合長」という名前で読んでいた。
長い年月、組合長としてその存在が県内にも国内にも響いていた。
しかし、それは豪腕とか凄腕とか、そんなことではなく、人柄だったような…

いつもにこにこ笑っていた。
朝行くと、畑から帰ってきたのだろうか飯を食っていた。
缶ビールを呑みながら…
「これうめぇぞ!」と言いながら雪ノ下から掘り出してきたヒロッコや
ミズの根をすったミズトロロを差し出して…
そして、軽トラに乗って農協に出かけていった。

豪雪の沢内農協の組合長だった。
彼に教えられた
「条件不利益地帯はない」ということを…
沢内は、豪雪の村だった。
そのなかで雪を活用して様々なものを産みだした
そんな組合長らしく、4月も中頃になろうというのに、寺にはまだまだ残雪が多かった

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その土地で、そこに根ざして生きていくことが彼の生き方だった

「しょいっこ」と言う行商をやっていたと言う
その話は、面白おかしく教えてくれた。
首席で農業高専を卒業して一流企業に就職が決まっていたのに、
それを蹴ってという前提は、かたらなかった

しかし、彼は何を目指して生きてきたのだろうか
それとも淡々と生きてきただけではないのだろうか?
その生き方のさきに光は見えたのだろうか

農業というのは、目的とか…目標とか…そんなことを考えるものでなない
というようなことを教えてくれたような気がする
安藤昌益に学んだ人である

佐々木覓 享年86歳 合掌

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地震雷火事親父

若い友人から電話があった。
報道ステーションを見ていたので取るのが遅れた

切れた!
何か忘れたか?

デモの後、みかんやでぬる燗のモッキリを三つやっつけた。
バッケ味噌とウルイの春のアテとともに…

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その時の店で別れた友人からの電話だ。
まぁ忘れ物だったら、持ってくるだろうと風呂に入った

朝の5時前にに眼が醒めて机の上をみたら携帯がピカピカ言っている。
留守電とCメールが入っていた。
Cメールは「クロスロード全焼。マスター無事」とあり
そして留守電は、興奮して語った。
「クロスロードのあたりが燃えている。桜山がものすごい火災です」

とりあえず、返事をした。「これから行ってみる」

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そういえば隣の隣でデモの前にホットウィスキーを一杯引っ掛けた「米山」である
ほんの数時間後にこのようなことになっていようとは…
しかし、戦後の木造2階建ての密集地でこれだけしか燃えなかったことに感動した。

なぜだ?

原因は、漏電か…という噂だが…

しかし、二階は何回か呑みに行ったが、袋小路だ。
狭い階段を上がった先は、密室で窓は全て目隠しがしてあった。
「ここで火事にあったら、逃げられない」と覚悟したライブバーである
ここにいたマスターは、高価なギターを何台も飾ってあったが、
持ちだしたのは、ツルハシと消火器だったと言う

 

しかし、これでまた利権に絡む再開発の話がすすむのだろうか?

最近、よく人が亡くなる。
亡くなるのは当たり前なのだ。人間だもの…
死は怖い、恐ろしい。いやだ。と言って新興宗教がはやる。

火事は、あたりまえなのだ。燃えるもので作っているから
物を失い、焼死者がでる。だから難燃材で…安全な建物を…

そんな短絡な話でいいのか?

今回の火事で、高齢者をみんなで助けたと言う話が流れた
消防署の近くとはいえ、多くの人の努力で木造密集地なのに三軒の全焼で済んだ。

津波と一緒だ。来たら逃げられるようにしたらいいのだ
歴史と文化の蓄積は、積み重ねることに寄って価値を生むのだ

三陸も…桜山も…
火事は恐れることではない。火事は共存だ?

地震・雷・火事・親父

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月別アーカイブ : 2014年4月

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