前日は、あの長くて厳しい寒さのトンネルを、ポッと抜けたような暖かいと言うか、すこし汗ばむような陽気だった。
お母さんは、店の仕事が終わり家に帰ってから「すこしお腹が痛い」と言っていた

IMG_0302翌朝、朝の仕事を終わって、お母さんをいつもの病院に連れて行った。
どころが店に戻った後から、電話がかかってきて「”中央病院に行け”と言われた」と言う
何があったのか?分からない
いつもの病院に電話を入れたら”血圧が高いので検査を…そのまま入院かもしれない”と言う
お母さんは、何時も何か一言足りないのだ。

その日は、中央病院から弁当の注文があった日だ。それも4階だ。
おばあちゃんは、手慣れた調子で弁当を作り、看護婦さんたちに果物の差し入れをした
「お世話になるから…」と
IMG_0307

行った病棟は、小児科だった。間違えた!
ところが、お母さんは、まだ入院の手続き中だという
「病棟から外来へ行く間にすれ違うかもしれないから、食堂の待合室で待てば…」と言われたが…
勝手知ったる中央病院
すべての科を受診したと豪語している小生は、外来へ向かった。
ふと見慣れた袋を持った看護婦がすれちがった
「あれ?あの袋は…」
そばで車いすに乗ってエレベーターを上がろうとしているのは、お母さんだった
その姿を見て
「まぁ大丈夫だろう」と判断をして店に戻った

以前の売店は病院の組合が経営していたが、ローソンに変わった

IMG_0313

そこで今日の日付の新聞を買った。

岩手日報・盛岡タイムス・日刊スポーツ
読売新聞

 
日差しも強いが風の強い日だった。岩手山もかすんでいた

IMG_0319

エレベーター前ですれ違ったのが11時頃だったが、夕方になっても連絡がない
お父さんの先輩の奥さんが付き添いで…と言っていたが、それも連絡がない
何回かお父さんに連絡を入れたが、それでもはっきりした返事がない

「何か有ったのだろうか?」
店を閉めて病院に行こうと片付けを始めた頃、お母さんから直接、おばあちゃんに電話があった

「今、生まれた!痛かった」と…

午後6時10分2900グラム、母子ともに健康だという

IMG_0332
まだ名前はない
ななしの権兵衛(男)である。

君が生まれた日の一日の出来事だ!