朝、携帯がなった。
見慣れぬ電話番号であった
「〇〇ファームの高橋ともうしますが…」
”〇〇ファーム”は、ときどき聞く名前である
どんな農場なのか?とは思っていたが…

「そばと納豆作っているが、販売して欲しい」と言う

”そばと納豆?”

なんだか当店の扱っている商品を知らないで電話をかけてきたのだろうか?
そばと納豆が、うちのメイン商品である

とりあえず、話を聞くことにした。
「突然電話を差し上げて、会って下さり有り難うございます。夕方に行きますので…」
と丁重に電話は切れた

以前なら「そばと納豆は、うちの得意商品じゃ!そんなバッテングするような商品は無理!むり!」
と話を聞かないのであったが…
ふと〇〇ファームというのが気になった。

 

夕方独りでやってきた初老の男性は、「あと3人が来ますので、ちょっと待ち合わせを…」
と言って、大盛りのざるそばを頼んだ

それからぽつりぽつりと、4人が揃った。
平成7年から20年近く無農薬無肥料で2町5反の稲作と7町歩の畑を、4人でやっているという

”あっこれは宗教か?”

名前はちらほら聞くが、商品は見たことがない
「どこで売っているの?」と聞くと
「全国の会員あてに、発送しております」と言う
どうやら生産が安定した来たので一般販売をしたいということなのだろうか?
それとも会員減少で商品が余ってきたのだろうか?

農業と宗教は、どうしても結びつく
以前の宗教は、地域の行事や慣習と色濃く結びついた。
戦後の有機農業は、新興宗教と結びついた。
それは、個人の意志ではどうしようもない自然は、あきらめと祈りしか無いからである

ただ最近の若い人たちの付加価値農業としての有機農業は底が浅い
単なる単価を上げるための無農薬で有機質肥料を投入しているだけである
そこには何の考え方もない。都会に高く得るための農業であるが、別にそれでも良い
そこから次に何が生まれてくるかが、楽しみである

それにくらべ新興とはいえ宗教と結びついた土作りは、やはり違うものが有る
なんといっても蓄積が土に有る

20年間動物性資材をいれずに無農薬で耕した土でつくった秘伝は
大きな粒だった。
普通は自家採種は、どんど豆が小さくなっていくというのに…

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