冷凍庫のような低温が続く
低温注意報が出ているという
そんなときに、わざわざ買い物に出てこない
家の中でジッとしている
冷蔵庫の中の残り物を漁って食べる
どうしても出ないといけない時は、
トイレットペーパーや洗剤も買えるような一回で買い物が済むところへ行く
だから、売上は不調だ
放射能検査に来る人もいない
そこで放射能ボランティアの平佐先生と長話をする
平佐先生は、高分子の専門家で、岩大を定年退官した教育学部の家庭科の先生である
「家庭科に男の教授がやってきた」と言って話題になったという
もともと高分子の繊維の試験所にいた
だから被服の担当なのだが、なにをどう教えていたかは知らない
ただ長話のなかで「家庭科というのは横割りなのだよね」といった
そういえば稲作の先生も教育大学の技術家庭科の栽培の担当だった。
食文化研究会の会長は、家庭科で栄養学を教えている。
なるほど、英語や数学、理科と違って家庭科は、生活に役立つ総合学問かもしれない。
これは英語の先生を辞めて家庭科の先生になった人の本である
ふと気がついた
行政だけでなく、今の時代は我々の生き方も、すべて縦割りなのである
多分、専門として(?)動いたほうが今の経済社会は効率的なのである
大学も農学部は農業だけ
教育学部は教育分野で…
建築や土木は、その業界へ
小生は高校の中途で幅広い職業の選択ができるだろうと経済学部へ変更したが、
所詮、会計のシステムから抜けられない業種ばかりであった
しかし、そのシステムからこぼれた人が横割りの糸を形成しているのではないか?
システムからこぼれた小生は「農業の通訳」を自称している
これは縦割りの中で農業の大切さを、横割りの多くの人に伝える役割である
しかし、農家自身がよくわかっていない
縦割りの中で単なる一生産を担っているという位置づけだから
たぶんそれは産業として効率化のためにある政策だからであろう
しかし、それは地域としては、どういう意味をもっているのだろう
単なる地域分断でしかない
いま我々は地域として自分の職業や家庭、近隣との関係をかんがえなければ
単なる隣の人が何をしているのかわからない都市のマンションと一緒になってしまう
これからは、共生とか…共助とか…言うが、関係性のないところには生まれない
その関係性を、だれが?どうして作るのか?
まさか縦割りの行政の役目ではあるまい!