くず米である。どちらがくず米か?Blogの最後に…

「くず米が高騰している」と聞いた
昔は、「青森農協が集めに来た」と語っていた農家がいた
「そんな農協あるの?」と聞くと
「いや青森の方から来るくず米の集荷業者だから、こそっとそんな異名でよんでいるんだ」と言う

なにか秘めやかな仕事に思えるが…

玄米を出荷するときにフルイを通す。
20年前は1.75とか1.8という大きさの網目だったが、最近は1.9だという
これは農協間の競争の中で、できるだけ大粒の米を揃えて品質重視の姿勢をみせようという戦略である
しかし、農家にとっては正粒が少なくなり、フルイから落ちる「くず米」が多くなる
「大問題だ」と言って大騒ぎになったが…
米あまり現象の中で、その声が聞こえなくなった

と思ったら今度はくず米の値段の上昇である
20年前、厄介者のもくず米は10円/kgだったが
今は150円/kgもしているという

そんなくず米をどうしているのか?と言うと
戻っていくのである(?)

つまり、くず米を買って、それをまたちいさな網目のふるいにかけ、
それから落ちた本当のくず米と選別するのである。
落ちなかった大きめのくず米をどうするのか?と言うと
そこが業者のコメ屋のノウハウである
内緒で言うが…混米である

小さな粒と大きな粒がまじるとどうなるのか…
ご飯を炊いた後に表面に「カニ穴」という穴があちこちに空く
あれは蒸気が抜けた穴である
蒸気が抜けるには、均一な粒の間を通って行くことが必要だが
小さな粒と大きな粒が混ざると、穴をふさいでしまい、均一に熱がまわらなのである
だから「不味い」
だから食べればいいという業務用や、やすけりゃいいという廉価販売用に回るのである。

じゃ〜農家から直接買えばきちんとしたものが手に入るのか…と思うが
農家は米はつくるが、白米は作らない。つまり精米機のことを考えていない
やすい精米機や量産の精米機などなどは導入するが…
タンパク質の変性をふせぐ低温精米機まで考えていない
また着色粒や石・草の実を取る色彩選別機まで導入を図るとこは少ない

たんなるお米でも、いろいろと問題があるのである

 

 

くず米の写真の答え
「両方共、くず米である」

青米は未熟粒で、正粒でも入っている
ようするに穂の先っちょと根本で熟度が違うのである
(女性にも幼女と熟女があるように…(?)
その青米の多さでなく、次第に透明の玄米に替わる青米と
完全に死に米になる青米がある
左側のくず米は100円近くで取引されるが
右がわのくず米は、鳥の餌ていどである