ある雑誌が取材に来た
ググットとか…ビビットとか…心に突き刺さるような雑誌の名前だ

お米の特集をやるという

そうか、そんな季節だ
秋になると雑誌からテレビから、新米特集をやる


当店の売りは…米である
何時もそう言っているので、そんな時は何時も、どこかが取材に来る

自分の「米が旨い」というのは農家は誰も言う
しかし農家は、他の農家の米を食べたことはない
コメ屋は、「美味しいコメです」と言う
しかし、ご飯を炊きあげて提供しているわけではない

美味しいコメを美味しい炊き方で提供するのが産地の食堂なのだが…
残念ながら、産地の米はそこそこ美味しいから、そんなに気を配らない
いきおい、採算にあう米を導入する
そこで観光地(’産地)の食堂は、美味しくないという
また料理長は惣菜にばかり気を使って、自己主張しないご飯は、ほったらかしにする

そこで当店は、「米とご飯」を売り物にしている
「炊く」という調理は、「煮る」と「焼く」と「蒸す」が合わさった調理のことを言うと聞いた
美味しいコメでも、美味しい炊き方でないと美味しくならない
その前段として、保管方法、精米方法がある
美味しい保管方法、美味しい精米方法、美味しい選別方法などなど
さまざまな段階で様々な工夫が必要である

そして、「ご飯だけでも十分に美味しいね」という言葉を引き出すように日夜研鑽を重ねている

米の美味しさは土である
ほとんどのところが、地方名で売っている(例 魚沼産)
ところが田んぼ一枚一枚土質が違う
一番味の違いは、土質である

ほとんどのところが、品種で売っている(例 コシヒカリ)
北関東など昼夜の温度差がないところは美味しくない
北関東の米どころなど、聞いたことがありますか?

まして食堂など、本当の米の炊きかたを知っているところはすくない
だいたいが起きたら炊けてる炊飯器だ

そして家庭用炊飯器メーカーが、こぞって「羽釜炊きの美味しさ」と言っているが
羽釜にまさる炊き方は無い、ということだろう
その羽釜の炊き方を知っている人は、ほとんどいない

つまり、ほんとうに美味しいコメを、ほんとうに美味しい炊き方で作っているところは
「無い」ということである

ここで謙虚に宣伝したい

美味しい米とご飯は、当店で…

 

ちなみに当店の食堂で利用している米は、
当店販売の主力品種「今すり米」である
江釣子の和賀川沿いの沖積土で作られたヒトメボレである。
あの花巻東の監督の実家の父親が作っている米である

その米を低温保管で、タンパク質が変性しないように低温で精米し、炊飯の均一化のために小米を選別し
火力の強いガス火を使用しながら、熱が均一に回る羽釜で炊きあげている
至高の米の選別と炊飯方法である