「今日は十五夜ですね」とラジオから流れた

そうかぁ〜満月か〜
見上げた空には、おぼろ月が…

子供の頃「十五夜」は特別な日だった
枯れすすきを採ってきて牛乳瓶に活け
梨や林檎や栗を皿に盛り、サツマイモを蒸かした

子供心に、十五夜というのは美味しいものを食べられる特別な日だった

しかし後から、親元を離れてからだろうか…
十五夜には、ダンゴが必需品だと知った
それも、その月見ダンゴは球形だった。

子供の頃、ダンゴというのは、餅屋で搗いてもらうものだった
搗いてもらってニョロニョロでてきた蛇のような餅をボールに入れてもらい
自宅で一センチぐらいの厚さの円柱状に切って棒にさし
あんこや胡麻を塗りたくって食べたような気がする
切ったり棒にさしたりする手間がもったいなくて、そのままかじりついたこともある
餅は、ごちそうだったのである

ところがそんな十五夜の時にダンゴを食べたような記憶が無い
果物とサツマイモだけである
しかも「中秋の名月は芋名月」と言う。
その芋は、サツマイモではなく里芋であるという

う〜ん、なんだか今はボケた母親も、いい加減手を抜いていたのだろうか
しかし、まだ飾るだけいい。


そんな日に、ペペロンチーノを喰っている奴がいる
それが問題だ