昼食時で、こびる食堂が一段落した頃
羊飼いを辞めたキムラさんから電話が来た
「羊飼いのキムラです」
「市の広報に載っていたけど、見た?」
「東京電力が補償の説明会を開催すると書いてあって…
 午前中に行ってきた
 私の場合は11万ぐらいでるようだ
 あんたの場合も出ると思うよ。行ってきたら…
 1時からだから、すぐ行かないと…」
と1時15分に電話をもらった

 

慌てて配達を魔子様に頼み
車を飛ばした

 

東電の社員だろうか
ダークスーツに身を包んだ男たちが会場の前に神妙な顔をして並んでいた
しかし、中の会場は閑散としていた
いかにも広報不足という感じだ
これで多くの人に説明をしたと報告するのだろう

社員たちは大仰に頭を下げ、言葉を選びながら慎重に説明をした
たぶんあちこちで、色々なことを指摘されたマニュアルができているのだろう
全体説明会は、ほとんど質問が無いまま、個別相談に入った

小生の相手の名刺は、ふたりとも「課長」という肩書きが付いている
多分、事故後、補償対応の課長ポストを増やしたのだろう
平社員が応対したら怒り出すだろう

こちとらは「測定器の購入費用がでるか?」と言う一点突破である
風評被害に寄る売上減少は、たぶん、そんなに金にならない
しかし、先方は「風評被害の売上減少」に絞ろうとしているようだ
「検査費用や装置の購入費用は、得意先から指示されて買い求めたら検討されるが…」
と口を濁す
「一般客が口頭で要請された信頼回復のための費用は…}
「なにかメールか…文書でも…」と言いながら
請求書の審査は別の部門ですから…とお茶を濁す

う〜ん何とかして、どうにかしないと…
補助金をもらうよりも、難しいのか…