先日、ある果実の注文をもらった
果実は季節性のものだから、すぐ売らないといけない
しかし、その農家は売り切れなかったのだろう
昨年のものを冷凍して持っていた

「いくらだ?」と聞いたら今年と一緒で「1000円だ」と言う
昨年のものと今年のものが一緒なのか?安くしろ!

と言うと「じゃぁ〜100円ダウンで…」と言う
いくら冷凍してあるとはいえ、その年月は風味・食感・栄養価ともに相当ダウンしているはずである
本来なら処分と言って廃棄しないといけないかもしれない
保管しておくと電気代がかかるからこの際処分するような安い値段でだしたら…
「やすかったら自分の家でジャムにしてたべるからいい」と言う
おまけに
「生産者の手間がかかっているから、消費者に教えてあげてほしい。安く売るのは、消費者を甘やかすのだ」
と抜かす

農家の納屋にはだいたい大きな冷凍庫がある
農作業が忙しいから買い物に行く隙がないという理由と
大量に買えは安いという理由である
しかし、その大型冷凍庫の下には何年も前の鮭やイカ、牛肉など
何時買ったのかもわからないものがギュウギュウに詰め込まれている
「冷凍しておけば長持ちする」という感覚である
しかし、それは一挙に急速冷凍して−30℃で保存した場合である
まず一挙の冷凍は普通の家庭用のいや業務用でも急速冷凍はできない
また最低−18℃で保管といいながらも開け閉めを頻繁にしていれば、その温度は保てない
冷凍しておけば長持ちするというのは、生に比較してと言うことであるから、
一年というスパンでは、風味栄養価食感すべて劣化しているのが当たり前である
それを十分に勉強もしないで、消費者に押し付け自分を正当化する
 

本当はこのような腹の中の農家が多い
「消費者のため」とかラジオやテレビの前で平気で言うが、実際の腹の中は「金儲けのため」である
どんよりとした眼の中にギラギラとした欲望が渦巻いているのである
そして頭を下げながら舌を出している

今の産直は、顔しかみえない関係である