60歳をすぎたオバサンだろうか?
「忘れ物の帽子!」と言って小生の前に置いた
”んっ?”
オバサンは自動販売機からジュースを取ると、さっさと通路を歩いて行く

中央病院の自動販売機の前である
長い待ち時間三分診療が終わり、飯も食えない、うるさい所で珈琲でもない
自動販売機の一分近くかかる紙コップの珈琲を淹れて、ほっとして飲んでいる出来事である

オバサンは、自分が買うジュースのところにある邪魔なものを小生の前に移してきた
”おい!拾ったのなら、守衛室に届けろよ!”と思ったが
オバサンは
”あんた、届けておいて!”みたいな感覚である

もう歳のいったオバサンは、何があっても大丈夫である
見栄も外聞も気にすることはない

しかし、よりによって
禿頭の大男の前に置くとは…

わしの帽子だと思ったのだろうか?