「田植え順調?」

何時もクロちゃんに集荷を頼んでいたが
今日は、クロちゃんが厨房担当なので久しぶりに集荷にまわり
陸羽132号の農家、渡辺晴久を尋ねた

しゃがんで草刈機に給油してた姿に後ろから声をかけた
「あと家の周りの5枚です。代かきがしていなくて…
大阪からも手伝いに来ないので…時間ばかりかかって…」
いつも定年退職した大阪のおばさん一家が手伝いに来るのだが…

「今年はどうするの…」
「いや〜合鴨は売れないし
おふくろが、合鴨はやめろという」

「なんで?手が掛かり過ぎるから?」
「いや”最後まで見ないなら、やめろ”という。肉も売れないし…」
「そりゃ〜そうだね。無農薬もやめるの?」
「いや今年は手押しで…」
「大変だね」
「でも大した面積じゃないから…」

大変なのは手取り除草である。その次に手押し除草である。
手押しの除草機を押して、ぬかるんだ田んぼを歩きまわる
二回も三回も…

そんな苦労して無農薬でつくっても「岩手の米」という名前では売れないという
 そして慣行栽培米は売れているという
それは「岩手」という冠を外しているからだという

せめて岩手に住む人が、食べてあげなければ…
あたらしい、ほんとうの身土不二である